続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

「ここまで」ベストイレブン

 EURO2012も各グループ第2節に突入し、各国明暗が分かれているところですが、俺たちのJリーグもありまっせ!ということで、今週末から再開するJ1のここまで(12〜13試合)を見ての、独断と偏見しかない「ここまで」ベストイレブン+ベンチ7人を発表してみようかなと。もちろん、異論反論は受け付けております。


 まず、各チームから候補を挙げてみたいと思います。とりあえず、「1〜6位まで:5人以上、7位〜12位まで:2名、13位〜18位:1名」を基準に、「グッときた」選手を羅列してみます。

仙台…林、上本、鎌田、富田、太田、ウィルソン、赤嶺
広島…青山、ミキッチ、高萩、石原、佐藤
磐田…チョ・ビョングク、駒野、山田、山本康、前田
清水…村松、イ・キジェ、河井、大前、高木
浦和…阿部、鈴木、平川、梅崎、マルシオ・リシャルデス
東京…権田、森重、梶山、高橋、長谷川
川崎…中村、矢島
鳥栖…赤星、小林、藤田、水沼、豊田
横浜…谷口、小野
鹿島…遠藤、ドゥトラ
C大阪…茂庭、キム・ボギョン
柏…近藤、大谷
名古屋…楢崎
神戸…野沢
大宮…カルリーリョス
G大阪…佐藤
新潟…田中
札幌…前田

 仙台からは林、上本、鎌田の硬固な守備トライアングルに、時折角田以上の存在感を見せた富田、序盤戦大ブレイクした太田、機動力と高さを兼ね備えた赤嶺、ウィルソンの2トップを選出。広島からは度肝を抜くロングシュートあり、地味ながらも適切な捌きありとすっかり中盤の顔となった青山、尽きない運動量と正確なクロスで進化を遂げたミキッチ、アシストキング高萩、スーパーサブ石原、得点王佐藤を選出。磐田からは序盤戦の接戦を勝ちに手繰り寄せる守備を見せたチョ・ビョングク、衰えないどころか冴えを見せ続ける駒野、押しも押されもせぬ磐田の「キング」となった山田、昨年までリーグ4年で3得点だったのが今年はもう5得点の山本康、あらゆる面で「スナイパー」ぶりを発揮している前田を選出。
 清水からはアンカーとして開眼した節もある村松、地味ながら左足の精度はJでも屈指と言えるイ・キジェ、ルーキーながら複数のポジションを及第点以上でこなした河井、攻撃の中心となっている両サイドアタッカーの大前、高木を選出。浦和からはペトロヴィッチサッカーとがっちりハマり、もはやなくてはならない存在となった阿部、序盤は縮こまるところもありましたが、徐々に「橋渡し」としての存在感が際立ってきた鈴木、高い運動量と献身さでペトロヴィッチサッカーを支える右の平川と左の梅崎、雌伏の時を経て本来の姿を取り戻したマルシオ・リシャルデスを選出。東京からはいまや国内屈指のGKに成長したと言える権田、ぼちぼち東京ファン以外からも「代表待望論」が聞こえてきそうな森重、梶山と、一足先に代表に呼ばれた高橋、長谷川を選出。
 川崎からは風間体制後の旗頭となっている中村、矢島。鳥栖からは堅守速攻を支えるセンターラインの赤星、小林、藤田、豊田、そしてサイドで躍動する水沼を選出。鳥栖だけ5人になりましたが、これは許してください。横浜からは勝負強さが際立つ谷口と、(本人は不満かもしれないけど)守備面での貢献度が高く、一時の連勝を支えた小野。鹿島からはいよいよ一皮向けた感のある遠藤と、加入即フィットして攻撃にダイナミズムを与えたドゥトラC大阪からは序盤の堅守を支えた茂庭と、韓国代表でも柱となりつつあるキム・ボギョン。柏からは不在だったときにチームが機能せず、期せずして存在感の重さが分かった近藤、大谷。
 名古屋からはチームを壊滅まではさせなかった楢崎。神戸からはまだ本領発揮とまではいかないものの、攻撃のけん引役となっている野沢。大宮からはスキルフルで一発の怖さは出せているカルリーリョス。G大阪からはJ1初挑戦ながら類まれな身体能力で攻撃の中心となっている佐藤。新潟からは(あくまでも個人的にですが)継続して起用されている今シーズン、プレーの幅が広がり怖さが増した田中。札幌からは「天才」前田。以上がグッときた選手一覧です。
 では、この中から「ここまで」ベストイレブンを選びます!(ドラムロール)…ジャン!

GK 権田
DF 阿部、森重、上本
MF 村松、ミキッチ、駒野、山田、マルシオ・リシャルデス
FW 佐藤、豊田
SUB 林、小林、高橋、太田、キム・ボギョン、高木、前田(磐田)

 以上のとおりとしました。フォーメーションはこんな感じで。

――――佐藤――豊田――――
―――山田――――マルシオ―――
ミキッチ――――村松――――駒野
――森重――阿部――上本――
――――――権田――――――

 ミキッチ、佐藤をどうしても選びたかったのでこの並びにしてみました。最後の最後まで豊田を入れた3−5−2にするか、ボランチに高橋を置いた、佐藤1トップの3−4−3にするか悩みましたが、東京から最多選出となるとやや身贔屓かな?と思いますし、豊田がJ1で通用したことが鳥栖の躍進につながっている面が多分にあるので、前者としました。
 ここに名の挙がった選手が継続してチームを牽引するのか、それとも出遅れたベテランや出場機会を虎視眈々とうかがう若手・中堅から起爆剤となる選手が現れるのか。それも楽しみにしながら、厳しい厳しい夏のJリーグを楽しみたいと思います。