続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

中山11R フェアリーS

◎ 07.アイスフォーリス
○ 09.パストフォリア
▲ 06.メイブリーズ
△ 08.トーセンベニザクラ
△ 05.マイネエポナ
△ 01.ターフデライト


 重賞になってからの3年を見ると、「近2走に1800m以上で上がり5位以内の脚を使っている馬」の成績が抜群に良く、09年は1着ジェルミナル、3着グッデーコパ、10年は1着コスモネモシン、3着テイラーバートン、11年は2着スピードリッパー、3着アドマイヤセプターと毎年2頭が馬券になっています。そして、毎年グッデーコパ、コスモネモシン、スピードリッパーと穴馬もそれに含まれていて、父はそれぞれマンハッタンカフェゼンノロブロイファルブラヴとスタミナ、パワーが強調される血統となっています。
 そこから本命はアイスフォーリス。父ステイゴールドよろしくデビューから4走とも1800m以上を使われ、そのうち3走で上がり3位以内の脚を使っています。唯一連対を外した前走も、一息入れた後&昇級初戦&牡馬混合戦&不良馬場でそこそこのペースを先行したものなので、よくやったと言ってもいいくらい。昨日の芝1600m戦では1〜3着馬全てが父か母父ミスプロ系というパワー寄りの結果になりましたが、この馬は母父クロフネでそれも該当。2年前にコスモネモシンで激走した石橋脩Jの手綱さばきに期待します。
 対抗パストフォリアは父シンボリクリスエス×母父サンデーサイレンスという血統ですが、昨日の中山芝コースは父か母父ロベルト系の馬の好走が目立っていましたし、昨年のこのレースは母父サンデーが1〜3着独占と構成はバッチリ。前走はトーセンベニザクラの鬼脚にしてやられましたが、スッとゲートを出て先行しながら33秒台の脚を使えたのは収穫。人気馬の中では一番信頼していいでしょう。3番手メイブリーズはアイスフォーリスと同じく前走は休み明けで牡馬混合の2000mを使われ、スタート直後にやや挟まれる格好となってポジションを下げざるを得なくなり、かつスローの流れに泣き9着で終わりましたが、しかし上がり2位タイの脚を使って最後まで伸びてはいました。父クロフネ×母父サンデーサイレンスという血統はアイスフォーリスのそれとひっくり返った格好で、かつ母母父に今の芝で猛威を揮っていると言っていいトニービンがいて、差しの2戦目がハマれば。押さえは中山での勝利があり、パストフォリアを抑えた2走前が好内容だったトーセンベニザクラ、前走1800mで最速の上がりを使って勝利し、血統も父キングカメハメハシンコウラブリイの孫と筋の通ったマイネエポナ、距離延長組からは父アグネスタキオン×母父リアルシャダイで、坂路での最終追いに意欲が見えたターフデライトまで。
 ラシンティランテオメガハートランドの人気タキオン2頭は母父ミスプロ系ということもあって、もっとスパッとした切れ味を求められるレース向きと見て消します。シャンボールフィズはもう1頭押さえるなら…という見立てで最後まで悩みましたが、前走完敗を喫したラシンティランテを消してこちらを買う確たる理由が立てられなかったのでこちらも消します。


 買い目  3連複F 07−06,09−01,05,06,08,09 各100円