続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

国際親善試合 日本1−2イングランド 雑感

 日が経ってしまったので簡単に。
 まず、この日採用したアンカーを置くスタイルの4−1−2−3ですが、これをあくまでもオプションと考えているのか、それともこれをメインで本大会に望むのか、まだそこが見えてきませんが、少なくとも「使える」システムであることが(今更ですが)1つできたのは、素直に収穫と捉えていいのかなと。もちろん、このシステム、そして前から闇雲にプレスに行かずにブロックを下げて「待ち構える」守備に天秤を傾けたのに、やっぱり70分前後で力尽きた感がピッチ内を覆ってしまうことから目を逸らすわけにはいきません。今からスタミナが飛躍的に増すことはありえません(高地の試合で、相対的に優位に立てる可能性は否定しませんが)。であるならば、ある1つのシステムで戦い、心身両面のスタミナのカラータイマーが点滅して以降、仮にリードしていた時、残り20分をどうやり過ごすのか。仮に同点だった時、点を取りに行くのか、点を奪われないようにするのか。仮にリードされている時、どこまでリスクを取るのか。そういった采配を含めた部分について、残り2週間弱でどこまでRPGができて、どれだけ選手にインフォメーションさせられるか。見る側としては、そこで意思統一が図られることに期待するしかないでしょう。
 ここに来ての急激の方針転換を「これまでの3年近くは一体…」と嘆くのは簡単です。でも、今はそっちを考えても仕方ないでしょう。大事なのは、これをさらに使えるものに、戦えるものにすること。検証は終わってからじっくりやりましょうよ。