続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

ナビスコ2試合をサクッと

 まずは東京1−0新潟から。代表に選出された今野と長友に加え、予備登録メンバーに入ったナオと徳永、さらにU−19に平出が出かけ、サスペンションでヨングンを欠く中、CBに高橋が初スタメン、そして椋原と達也が久々のスタメン、さらにベンチには阿部、草民、幸野、大竹とフレッシュなメンバーが入る総力戦となりました。で、もちろん噛み合わない部分はありましたけど(芝の影響もあったかな?)、相対的に見ればやろうとしていることをやろうとする姿勢はビシビシ伝わってきたかなと。梶山が今ひとつで、かつ相変わらずシュートが枠に飛ばないのだけが玉に瑕(どころの話じゃないか(苦笑))ですが、初スタメンとなった高橋はビルドアップ(攻撃)の面では十分に使える目処が立ったと言える内容で、前半平山に、後半達也に出した柔らかすぎるミドルフィードは、ブルーノを髣髴とさせる代物。守備面では瞬時の判断の遅さから何度かポカってしまった部分がありましたけど、それは試合でしか体感できない部分なので、今後の糧にしてくれれば問題なしでしょう。森重も「助けなければ」という思いが働いたのか、いつに無く頼もしく見えたしね(笑)
 そして、大竹。ようやく見られましたよ、彼らしさが。もちろんハイライトは得点シーン。スローインにすばやく反応するも、小林の巧みな寄せでライン際に追い込まれました。しかし、鋭い切り返しで小林を外し、GKと正対。左利きの大竹にとっては厳しいコースしか残っていない角度のように見えましたが、鋭く振りぬかれた左足から放たれたボールは、どうやらGKの肩口をかすめてゴールに吸い込まれたようで。引き分けを覚悟していた(実際表示されたロスタイム3分はとうに超えていた)駒沢が一瞬にして沸騰し、みんなでワッショイ!して試合終了。貴重な勝ち点3を得ました。その得点シーン以外にも、受けるポジショニングの良さであったり、受け手からのシンプルさであったり、一時期悩みまくって縮こまっていた大竹とは別人のようでした。この1試合で全てを判断することはできませんが、「また次も見たい」と思わせるレベルに戻ってきたのをこの目で見ることが出来たのは、幸せなことでした。


 続いて仙台1−0東京。中3日ではありましたが勢いの出る勝ち方をして、かつナオ、徳永、ヨングンが戻ってくるとあって期待は高かったですが、出鼻をくじかれる開始わずか5分での失点。しかも、「DFからのロングボール→CFのポストプレー→落としをフリーで受けて前を向く→崩される」というシンプルすぎる展開でやられたのはさすがに痛かったですね。
 ただ、失点が早いということは、その分反撃の時間も残されているということ。何も慌てることなく攻めれば…と思っていましたが、崩しにこだわりすぎてシュートに大胆さが足りず、シュートまで行っても枠外8:GK好セーブ2な感じでネットは揺れず。そうこうしているうちにさらに「崩しきりたい」という意識が強くなり、攻撃も中に中に狭くなる一方。その狭いところを無理に突こうとするところでパスミスを連発し、あえなくカウンターを許し続け、主導権を握りきることなく90分が終わりました。…ってのが、この日CSフジテレビNEXTで解説をしていた清水さんの論調。終始これ。ため息あり、ネガティブあり(ってかばかり)、苦笑や鼻での笑いあり、終いにはアナウンサーの言葉に対して「僕はそう思わないんだけど…」ありとやりたい放題。終いには「ほらね、俺の言った通りや!」と言わんばかりの図に乗った口調が増えてきて、さすがにイラッとしましたよ。まあでも、冷静に考えれば、間違ったこと言ってるわけではないんですよね。「今の東京のサッカーをよく知らねぇんだな」ってだけで。…それが問題か(苦笑)
 さて、秀彦の話はここまでにして、東京がダメだったのは事実。特に梶山、ナオ、平山といった主軸からきらめきや「やってくれる」感が見て取れないのが何とも。次は苦手の京都戦。さらに守備に手こずる可能性が高く、果たしてどうやって攻略するのやら。大竹や阿部のスタメン起用が見たいけどなー。