続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

バンクーバー五輪8日目雑感

 そろそろ早起きもしんどくなってきました(苦笑)
 まずはスキージャンプラージヒル決勝1回目の結果はこちら、そして決勝2回目の結果はこちらのとおりです。
 金メダルはシモン・アマン(スイス)。ソルトレークシティ五輪に続くノーマルヒルラージヒルの2冠を達成し、個人で4つの金メダルを獲得するのは史上初だそうで。内容も、決勝の4本いずれもが最長不倒のジャンプで、新記録を達成できたのも納得できるものでした。また、銀メダルがアダム・マリシュポーランド)、銅メダルがグレゴア・シュリーレンツァウアーオーストリア)と、ノーマルヒルと待ったく同じポディウムとなりましたね。日本勢は葛西紀明が8位入賞。1本目は不本意なジャンプでしたが、ゲートが下がった2本目に一気に記録を伸ばせたのは収穫。ノーマルヒルの時もそうでしたが、多少でもK点付近で微弱でもいいので向かい風が来ればきっちりそれを掴んで距離は伸ばせているので、団体戦でも期待したいところです。伊東大貴も1本目は30位タイとギリギリの通過でしたが、2本目でしっかりと挽回できていたので、まずまず。ただ、竹内択栃本翔平が今大会全くいいジャンプが出来ていないのは心配。1発にかけての岡部孝信起用はあるんでしょうか?


 続いてカーリング・イギリス戦。スコア等はこちら解説の小林宏さんが「日本カーリングの歴史に残るような試合」と仰っていましたが、第6エンド以降のお互いの攻防は本当に見応えがありましたね。
 特にすごかったのが第8エンド。結果的にイギリスが1点を奪うことになりましたが、お互い明らかにミスと分かるショットが1つか2つしかなく、どちらも主導権が握れない、握らせない、文字通り一進一退の攻防が続きました。勝負はスキップの2頭に持ち越され、ミュアヘッドが1投目で日本のナンバー1ストーンにきっちりフリーズさせれば、目黒萌絵も2投目でこれ以上ないフリーズショットでナンバー1を奪い返し、かつイギリスが再度ナンバー1をフリーズや直接のテイクアウトで奪い返すのはほぼ困難な状況を作りました。さすがに素人ながら「このエンドはスチールだな。さぁどう来る?」と気を抜いて見ていたら、ガードストーンとしておいていた自分達のストーンに対してヒットアンドレイズを仕掛け、レイズされたストーンが日本のナンバー2(だったと思う)に当たってさらに角度が替わり、そこしかないというポジションについてナンバー1を奪い返すというとんでもないショットを放ってきて、さすがにこれには腰抜けました。聞けば、ミュアヘッドはまだ19歳だそうで。末恐ろしいです。しかし、第9エンドに日本が5点奪って勝負アリ。小林さんのイエスが止まらなかったですしね(笑) これで星を五分に戻しました。依然近江谷が良かったり悪かったりを繰り返していて不安が残りますが、ここから仕切り直していきましょう!


 そのほかは簡単に。スキークロスカントリー・女子複合の石田正子は20位と健闘を見せてくれました。しかも、トップと2分半ぐらいの差ですから、素晴らしいレースをしたと言っていいかと。フィギュアスケートアイスダンスコンパルソリーのキャシー・リードクリス・リード組は18位でした。スケルトンは昨日、今日で計4回が行われ、越和宏を田山真輔が3本上回る結果に。越はこれにて第一線を退くそうですが、いい世代交代の場になったんではないかと。本当に長い間お疲れ様でした。