続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

F.C.TOKYO:石川直宏選手の検査結果について

 やはり、前十字靭帯でしたか…。2005年は右膝、そして今回は左膝。私が無知なだけだと思いますが、両膝の前十字靭帯をやってしまったアスリートなんて聞いたことがありません。
怪我のあとすぐ、ナオは正直な心境を吐露してくれました。東京ファンのみならず、たくさんの方が読まれたと思います。ほんと、あまりに正直すぎて、あまりに誠実すぎて、けれど、あまりに痛々しすぎて、まともな気持ちでは読めないくらいの「生きた」文章でした。でも、ナオがどんな思いでこの文章をしたためたかを考えたならば、私たちは真正面からこれを受け止めて、歩みを止めることなく進んでいかなくちゃいけないんだと。
 今はまだ、くよくよしたっていいし、しょげたっていいし、泣いたっていいし、不貞寝したっていいし、自棄酒飲んでもいい。けれど、25日の清水戦までにはしっかりと気持ちを整理して、アウスタで、テレビの前で、パソコンの前で、携帯の前で、青赤の一員であることに誇りを持って、闘い続ける選手たちを後押ししようじゃありませんか。そんなこと、私に言われなくても皆さん分かってらっしゃると思いますけど、それがダイアリーで

どちらにしても少しの間ピッチから離れてしまうことは避けられそうにないので、こんなに素晴らしい試合をした後で心残りはあるけど今いるメンバーやサポーターに気持ちを託すことにします。

 と書いてくれたナオに私たちができる唯一のことだし、FC東京というチームを今季ここまで高めてくれたナオに対する恩返しになるはずだし、残された選手たちに対するまじりっけなしのリスペクトになると思うので。


 最後に、サッカーの神様がいるのなら…って書こうと思ったけど、止めることにしました。よく「神様は、その人が乗り越えられるであろう試練しか与えない」って言うけど、もちろん、ナオはこの怪我をも自らのパワーアップに活かせるんだと思うけど、ここまでひどい仕打ちをされて、その人に助けを求めたってどうしようもないから。それに、偶像に喜怒哀楽をぶつけてる場合じゃないよな。目の前に起こった出来事を全て受け止めて、たとえそれが理不尽なものであったとしてもそれに立ち向かい続けるのが人間の強さなんだよな、って思ったから。
 見てろよ、青赤はこんなことじゃ、ぜってー負けねぇから。いや、負けてたまっかよ!