続々々・メガネのつぶやき

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「お祭りが終わっただけ」芸歴13年目のダンディ坂野が自身のブレイクを語る−日刊サイゾー

――キャラを変えようと思った事は?
ダンディ ないですね。よくブレイクした後に下火になると、衣装を脱いでキャラチェンジするとかってありますけど、じゃあ最初のキャラはただの売れるための材料だったの?って思います。そんなの芸人じゃないなって。


――ダンディさんは今後どこへ向かっていくのでしょうか?
ダンディ 振り返ると、ブレイクって元々何もなかったところでお祭りが始まったようなものだと思うんです。勝手に花火が上がって、神輿が担がれて、それでお祭りが終わっただけ。自分にマイナスな事は何もない。今の自分って、おそらく一周したんだと思うんですよね。一周した今のポジションでいい味が出せたら、「ゲッツ!」でブレイクした本当の意味が出てくるのかなと思います。

 ダンディ素敵!ダンディ△!と惚れる人が現れても不思議ないぐらい、素晴らしいインタビューじゃないでしょうか?是非、全文お読みください。
 しかし、「キャラ芸人はかくあるべし」といっても過言じゃないようなお言葉ばかり。というか、別にキャラ芸人という縛りじゃなくても、ある1つの動き、ある1つのフレーズ、ある1つのネタが爆発的にヒットした芸人は、この話を参考にしなきゃダメでしょう。最近はよく「飽きられる前に自分たちで終わらせる」とか「浸透しきってないのに止めちゃう」ことが目立ちます。まあ、実際に「まだそれやんのかよ〜」みたいな声がないとは言いませんし、やりすぎになっちゃうと無味乾燥になっちゃう危険性はあります。けど、1つ代表ネタが出来れば、それをやってウケれば万歳、ウケなくても「ほら〜」とか「だから〜」みたいな方へも流れをもっていけるわけで、何にしたって「自分の武器」になり得るわけじゃないですか。テレビじゃ無理でも営業で、という道もあるし。
 このダンディさんの自己分析は、それこそ志村けんさんがタカアンドトシ「欧米か!を死ぬまでやれ!」と諭したお話だとか、この間のアメトーークオリエンタルラジオが披露した「武勇伝」がすんげぇカッコよくて、すんげぇ爆発力があったこととも相通ずるのかなぁと。ブレイク、ブームだけで終わらせずに定番化させる――文字にするとすごく簡単そうに見えるけれど、実際にやると相当に難儀なこの作業をやりきってくれるであろうダンディさんには、これからも注目です。