続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

スポーツナビ|サッカー|Jリーグ|ニュース|鹿島−川崎が中止=再試合日程など、理事会で決定へ−Jリーグ

 初めは「豪雨のみの中止」かと思いきや、スカパー!で見続けていた限り、実況の八塚さんが「茨城県内に、大雨・洪水・雷注意報が出ているとのこと」ということをアナウンスしていて、(実際にそれを考慮していたかは不明ですが)その点では中止の判断もやむを得ないのかもしれません。ただ、当たり前のことですけど完璧なゲームを74分間見せていた川崎側からすれば、中止の決定自体受け入れがたい判断だったでしょう。中止決定のアナウンスがスタジアムに知れ渡った際の、鹿島ファンの「こりゃ、儲けもんだ!」といった類の大歓声が、余計にそれを加速させていたかと。もちろん、鹿島ファンの気持ちが分からないわけではありません。もし、東京が鹿島と同じ立場に立たされたと仮定した場合、大なり小なり、表にその感情を吐き出す、吐き出さないに関わらず、同じような気持ちは持ったでしょうから。それが決して褒められたものとは言えないとしても、サッカースタジアムという「非日常」に飛び込んだ人間は欲深く、自分勝手な生き物ですから、それが正直な行動とも言えるんじゃないかと思うわけです。
 と、戯言はここまでにして、運営方法については問題があったと思います。過去に同じようなケースはままありました(詳しくはWikipediaをご参照ください)。その中で、99年には「豪雨のみ」「ピッチコンディションの悪化」で中止になったケースもあったようですし、この間の栃木−横浜FC戦では、後半に突入した14分弱試合をした後に中止というケースもありました。そういったことが起こった際、どこかの機会で「頭から再試合以外のケースに対しての対処を明文化させる」ことができたチャンスはあったはずです。でも、そうしてこなかった。そして今回、今年のリーグ戦の趨勢を決める大一番で、1−3というスコアになり、74分まで進んだという事実があってもなお「頭から再試合」とするのかどうか、その場で誰もが、誰もに説明をできなかったことは、ある意味恥ずべきことと言わざるを得ません。このようなことがあった場合どうするべきかは、各々によって考え方が違うでしょう。ただ、「前半のうちにこうなったら中止、頭から再試合」とか「○分まで試合をしたら、後日そこから再試合」、また「○分まで試合が進んだら、その時点で試合成立させ、そこまでの内容を公式記録とする」といった、複数の事態を想定したルールにここで改めるべきじゃないかと思います。
 とりあえずは、15日の理事会の決定を待つほかありません。そこで、お互いのファン、さらには全国のJリーグファンに対して、100%という事はありませんが、100%になるべく近いナットクをさせるような話し合い、決定が下されることを望むばかりです。