続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

Jリーグディビジョン1第20節 川崎2−1東京

 この試合、私は勝ちだけを望んでいた。どんな形になろうと、どんなに攻め込まれようと、どんなに不細工でも、とにかく勝ってくれさえすれば何も言うつもりはなかった。何故か?1シーズンに同じ相手に2度負ける=ダブルを食らいたくなかったから。いや、次のステージに行きたいのなら、ここでダブルを食らってはいけなかったから。
 しかし結果はご覧の通り、1シーズンに同じ相手に2度も「同じような負け方」をしてしまった。先制し優位に試合を進めるも、あるきっかけ(第1戦はブルーノの退場、第2戦はレナチーニョ投入→4−3−3へのシフト)を境に流れを渡し同点にされ、その後はピッチ内の選手自身の判断の低下、選手交代の機能不全、ベンチからの指示不足等々で、結局「川崎劇場」の噛ませ犬になっただけの試合になってしまった。これだけは、ほんとにやっちゃいけななかった。これは「クラシコ」と銘打つ重要な1戦で、そして優勝、ACLを狙い争っているチーム同士の対戦なんだから、ここだけは負けちゃダメだった。
 そんな立ち位置だったから、正直ハナっから内容とか戦ってるかとか気持ちがどうこうとかどうでもよかった。内容がよくて判定勝ちで勝ち点3をくれるんなら、あるいはガッツとかファイトだけでこの試合に対して何か見返りがあるんならともかく、90分を終え結果として勝ち点1すら持って帰れない、死守できなかった。だから、私は拍手なんかとてもじゃないけどできなかった。決して拍手をした方々を否定するわけではないけど(昨日ツイッターではちと酷いこと書いたけど(苦笑))、私個人はこの試合勝ちしかいらなかったから(試合途中からは「勝ち点1で今日は良かったな」って思いも出てきたけど)、「逆転負け」という現実を叩き付けられてこの試合には何の価値も見い出せなかったから、拍手なんかできなかった。この試合を、拍手で締めて「次だよ、次!」という形で終えてしまうのを、良しとしたくなかった。それって、単なる逃げじゃないの?と思ったし。


 これで、他サポやマスコミからは「確変終わったな」とか、「引かれてブロック作られて、様子窺いな守備されたら手詰まりじゃん」とか、「今のレギュラー11人がしっかりとしたコンディションじゃないと、結局なんも出来ないじゃん」みたいなこと言われるんだろうな。まあ、余所様には言いたいこと言わしとけばいいと思うし、何言われようが知ったこっちゃないんだけど、それに対して反論できないここ3試合の内容には正直腹が立つ。つーか、単純に「ここで勝てば…」の壁に、二度ともスコーンと跳ね返されてること、そして、「何ではね返されたのか?」という問いに明確な答えを出せないまま、上位に屈し続けていることが、嫌だ。そんなすぐにいくつものことが出来るようになるなんて思ってないけど、次のステップに行けるチャンスなんてそんな数多くないよ。そんな甘くないよ。それを誰よりも分かってるはずなのは、誰あろう監督・選手なはずなのにさ。ホント、悔しいよ。全然まとまらないけど、今日はこれで終わり。とにかく「悔しい」し「腹立たしい」ことだけは、強く記しておくことにしよう。


P.S 吉田主審については、特に何も。そこを言い訳や負け惜しみにしたくないし、判定基準が(流し気味にかなり振れていたものの)一貫していたとも言えるし。ただ、森の長友に対する肘打ちだけは見過ごせない。だって、長友の状況をしっかりと見た上で肘を振っている=100%故意だから。「あぁ、また森か」で苦笑いして済ませちゃいけないよ。ここはフロントがしっかりと抗議してくれることを期待する。
 そして、梶山は次サスペンションか…。