さすがにこの段階だと知らないクラブの方が多いですが、そんな知識で斜め読んだ限りはほぼ順当、番狂わせと言っていいのはヴィスワ・クラクフ(昨季のUEFAカップでグループリーグを突破した)がレヴァディア・タリンに敗れた試合ぐらいですかね。
で、予備予選3回戦の組み合わせはこちらのとおり。今季から予備予選のレギュレーションが変わり、3回戦からは「国内上位チーム組」と「国内優勝組」という2系統で試合が行われます。やや分かりづらいレギュレーションですが、3回戦以降の流れをなるべく分かりやすく要約すると、
「国内上位チーム組」系統
UEFA国別ランク6位の国(ロシア)のリーグ3位(ディナモ・モスクワ)と7〜15位の国のリーグ2位(その他9チーム)の全10チームによる組み合わせで対戦。勝てばプレーオフ、負ければヨーロッパリーグ(以下EL)のプレーオフに回る。
3回戦を勝ち上がった5チームは、UEFA国別ランク1〜3位の国のリーグ4位(アーセナル、A・マドリー、フィオレンティーナ)、4、5位の国のリーグ3位(シュトゥットガルト、リヨン)の5チームいずれかと*1プレーオフを行い、勝てば本戦グループリーグ、負ければELのグループリーグへ回る。
「国内優勝組」系統
2回戦を勝ち上がった17チームと、UEFA国別ランク14〜16位の国(ギリシャ、チェコ、スイス)のリーグ優勝チームを合わせた20チームによる組み合わせで対戦。勝てばプレーオフ、負ければELのプレーオフに回る。
3回戦を勝ち上がった10チームはもう一度抽選を行い、決まった組み合わせで対戦。勝てば本戦グループリーグ、負ければELのグループリーグへ回る。
という感じでしょうか(間違っていたら訂正ください)。こんなややこしいレギュレーションに変更した理由がなんだったかは忘れましたが*2、極端な話をすれば「予選でアーセナルが消え、FKアクトベ(カザフスタン)やFKバクー(アゼルバイジャン)が本戦に出る」なんて可能性もあるわけですから、国内上位チーム組の系統はものすごい潰し合いになることが必至ですね。というか、3回戦の組み合わせももう激戦。スパルタ・プラハ対パナシナイコス、セルティック対ディナモ・モスクワなんかは、次のステージの組み合わせでも十分に説得力のあるマッチアップですし。
なお、小林大悟が所属するスターベクは無事2回戦突破。3回戦はコペンハーゲンと対戦。優勝組系統で勝ち上がった20チームを一瞥すると、ちょっとハズレの相手を引いてしまったようにも見えますが、何とか次のステージにまで勝ち上がってくれることを期待しましょう。プレーオフまで行けば、負けてもEL本線に出られて、スカパー!でその雄姿が見れそうですからね。
P.S テレビなどでよく流れるアンセムの歌詞を、今日初めて知りました(苦笑)。こんなんだそうです。
Ils sont les meilleurs(フランス語:彼らは最高だ)
Sie sind die Besten(ドイツ語:彼らは最高だ)
These are the champions(英語:彼らがチャンピオンだ)
Die Meister(ドイツ語:道を極めし者)
Die Besten(ドイツ語:最高の者)
Les Grandes Equipes(フランス語:偉大なチーム)
The Champions(英語:それがチャンピオン)
UEFAの公式言語である英語、フランス語、ドイツ語を織り交ぜた歌詞となっていて、本来3分ほどある曲のコーラス部分のアレンジなんだそうで。今まで「何語なんだ、これ?」と思っていたので、すげぇスッキリした(笑)