続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

F.C.TOKYO:FC東京U-18「JFAプリンスリーグ関東2009」優勝!2連覇達成!

 先日思いついたハシゴプランの第1弾。初のユース観戦でした。
 まず深川グランドですけど、住まいが府中なので乗り換え1回で済みますし、駅から歩いて5分程度ですし、周りにコンビニ等もあるので食を簡単に済ますなら十分という、なかなかいい環境でした。観戦もピッチレベルで見るかスタンドで見るかと選択肢がありますしね。小平がダメなわけではありませんが、深川はより見やすい環境だった気がしました。
 試合についてですが、立ち上がりから横浜FMユースがチーム内での約束事を忠実にこなしつつ、個々のアイデアも時折垣間見えるバリエーション豊富な攻撃で東京を攻め立てました。それに対して東京は、4バックとボランチの間がものすごく空いてしまい(ボランチ2人がもう少し気を利かせるべきだったかな?)、その空いたスペースを横浜に使われてしまい、終始後手後手の対応を取らざるを得ない形になりました。サイドにボールが展開されたとき、結構な割合でエリア内の東京DFと横浜FW・MFが同数になるシーンもありましたしね。なもんで、「こりゃ、失点は時間の問題かねぇ?」などと思いながら見ていたんですが、この日はCBの平出が出色の内容でして。人にも強く、カバーリングも完璧で、「残念、そこは平出だ(元ネタはシジクレイ)」という言葉がピッタリなほど、素晴らしいパフォーマンスでした。毎試合ここまでのパフォーマンスにあるのかは定かではありませんが、今日の内容が採点で言う「5.5=普通」ぐらいのものになって、加えてビルドアップやフィードのレベルが上がってくれば、昇格もあるか?とさえ思いましたよ。タイプ的には、今のトップチームCBにピッタリですよね?というわけで、前半は0−0で終了。
 後半。何かしら守備面での対策はなされるだろうなぁと思いながらハーフタイムを過ごしていましたが、後半になって戦い方を変えたということは全くなく、相変わらず4バックとボランチの間は広く、攻撃も前半からココ!という収まりどころが見つからず、「重松に預けてなんとこさ」か「上手いこと裏へ抜け出して…」というシンプルなものだけだったと思うんですが、そのシンプルな攻撃と勝負どころで勝負させなかった守備がボディーブローのように横浜にダメージを与えていき、気がつけば60分ころにはすでに横浜の選手はバテバテ(何分か忘れたけど、一人足が攣って交代しましたし)。一方の東京の選手はまだまだフレッシュで、重松はそのポストプレー、裏への飛び出しがますます威力を持つ格好となり、結果1得点1アシスト(3点目をアシストした記憶ですが、違ったらゴメンナサイ→2点目かな?)をマークし、「キング」たる由縁の少しは見せてくれたかなと。他にも、山口や梅内も時間を追うごとに存在感が増していましたし、年森も前半はバタバタしたものの、中盤以降はすっかり安定感抜群のプレーを披露。2点目3点目の起点となった山崎ナオのセンターサークル付近から4、5人抜きは「参りました!」というレベルのものでしたし、80分を過ぎてからSB武藤やCB平出が長い距離を走って前線に顔をのぞかせるなど、最後はやりたい放題。チャンヒと阿部はよく声が出てたしなぁ。そんなこんなで終わってみれば3−0という完璧なスコアで、見事2連覇を達成しました。






 前半の内容を鑑みれば、3−0にまでなる試合じゃなかったと思います。でも、終わってみての3−0というスコアは、至極妥当なんですよね。ユースに詳しい方々の呟きなど近くで聞いていても、「なんでだろう〜、なんでだろう〜、なんでだなんでだろう〜」というものばかりなので、初めての私が上手く説明できるはずもないんですが(笑)、周りは「おいおい、それでいいのかいな?」という心配の目を向けるものの、やってる選手は「まあ、黙って見ててくださいよ。」という無言実行の回答がビシビシ伝わってきて、試合が終わって挨拶に来た際に、「おまえらドンだけ太いねん!!!」と(嬉しい)ツッコミを入れたくなったことは事実。この「歳不相応のドッシリ感」が武器なんでしょうかね?
 締め。単刀直入に言えば「この『異質』なサッカーが、全国の競合とぶつかってどうなるのか見たい!」と思わせる試合でした。この後クラブユース選手権、高円宮杯、サンスターカップ(旧サハラカップ?)の3冠でその場面は訪れるわけですが、機会を見つけて必ずまた見に行きたいです。カード的には、7/25、26のガンバ、福岡戦@クラ選が凄い興味を引きますが、Jヴィレッジなんですよねぇ…。そこまで遠出するのは、ちと辛いので、是非ともニッパツ三ツ沢で行われる準決勝、決勝まで勝ちあがってきてもらいところです。