続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

ナビスコカップ グループリーグ第4節 京都1−1東京 レビュー

 とりあえず、気づいた点を箇条書きで。

・前半30分ぐらいまでは完全な東京ペース。DFライン、特に平松、佐原のCBコンビからのポゼッション、ビルドアップが、今野・ブルーノコンビと比べるとどうしても弱くなってしまう(単純なパスミスやパスを出した後の動き直しの少なさ)所はあったが、人が変わってもコンセプトは変えないぞ!という気概は感じられた。ただ、それ以降はミスがピンチにつながる悪いパターン(流れ)だったかな。
・でも、押してる時間帯は梶山・米本の両ボランチの動き方が抜群によく、DFラインでのビルドアップの弱さが打ち消されるほどだった。中でもヨネの「1秒フリーになれる」ポジション取りは、日々磨きがかかっている気が。こりゃいい補強だったなぁ。
・あ、草民もよかったよ。サイドでボールを持って、中へ切り返して、粘っこいドリブルで抜いていく感じは、梶山チックだったなぁ。まぁ、「中へ入って勝負したい&シュートよりパス」という点を見ると、やっぱりC・ロナウドを引き合いに出すのは全く間違ってると思うけど(苦笑)
・ナオは引き続きGood。左の田邉から始まった得点シーン、右に右にボールが流れる中でいつの間にかボールとは逆サイドに動いていて、結果は右からのクロスを合わせてゴールゲット。なんか、一つ先の展開が見えてるのがすごい頼もしい。怪我で退いたのだけが心配だが、試合後の挨拶に来る足取りを見ると大丈夫そうでなりより。
はてなハイクでは「後半は、京都が3-5-2に変えてきて…」と書いたが、頭から3バックだったという話も。向こうサイドで何やってるかさっぱり分からなかったので私も確証はありませんが、前半は右から増嶋、手島、水本、渡邉の4バックに見えたけどなぁ…ってのはさて置き、ガッチリ3バックになり、柳沢が入り、ディエゴボランチの位置まで降りてきてゲームメイクし始めた65分以降は京都が押せ押せに。豊田のポストプレーあり、パウリーニョの裏への勝負あり、広く開いた両サイドへのディエゴのゲームメイクありと多彩な攻撃が展開され、東京は的が絞れなかった。
・その中で光ったのが権田。記憶が正しければ、3点は止めた。ペナルティエリア内でのふわっとした浮き球に対するリアクションが鈍かったのだけが不満ではあるが、塩田がベンチに戻ってきたことでまた一つ引き締まった印象。その塩田。試合前のシュート練習での動きを見ると、そろそろ公式戦で試してもいいかな?という感じには見えた。とりあえずはおかえり、シオ!
・押されていたとはいえ、後半の東京にもチャンスは3、4つありましたよ。いずれもカウンターではあったけど、ここが長い距離を走って向かってくる様はなかなか見応えがあった(余談。高さがない西京極のスタンドでよかったのは、この点かな)。特に68分の椋原の独走シュートはシビれた!
・結論。まあ、負けなくてよかったし、貴重な勝ち点1だったかなと。結果論だけど、この勝ち点1で首位に立てたし、現2位(山形)、3位(清水)はこのあと直接対決があって、そこで叩けば自力での決勝T進出が可能というシチュエーションになったしね。

 以上。ちょっとひやひやした展開でしたが、負け試合を見ることにならなくてよかったかな。