続々々・メガネのつぶやき

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08−09 その42 トッテナム−マンチェスター・U

 ポイント的には降格圏内に近いものの、明らかに上昇傾向が見て取れるトッテナム。これ以上上位とは離されたくないマンチェスター・Uをホームに迎えての1戦でした。
トッテナム 0−0 マンチェスター・U
スコア:No GOAL


 両チームのノーゴールの要因こそはっきり違うものの、トータルで見れば引き分けが妥当な結果でしょう。
 ただ、どちらがポイントを落としたかといわれれば、マン・Uかなぁと。ルーニー、エブラの不在(出場停止)がまともに拙攻という形で響いた部分もありましたし、C・ロナウドのキレも今ひとつ。全体のパスワークも、(三段跳びで言えば)ホップ・ステップまでは上手くつなぐもののジャンプの部分で詰めが甘くて、不完全燃焼感がありありな試合になってしまった印象です。12、1月はともに月8試合をこなさなければならず、日本までの遠征あり、プレミア独特の正月開催ありと、今後も主力がちょっとずつ欠ける試合が予想される中、こういう引き分けが増えてしまうようではちょっと優勝争いから置いていかれる懸念さえ覚える試合だったと思います。
 トッテナムはそもそもゴール前まで迫れず。パブリュチェンコはリオ、ヴィディッチのCBコンビに完全に押さえ込まれ、ベントリー、モドリッチ、レノンも時折光るプレーは見せましたが、全体的に見れば仕事を出来なかったという印象。ただ、守備陣はウッドゲイトが10数分で退く(足首か膝の怪我)アクシデントがありながら、ハドルストンの投入でボランチゾコラを右SBに、右SBのチョルルカをCBに入れる形で安定させ、マン・Uの詰めの甘さも手伝って無失点で抑えることに成功。監督交代後、リバプールに(カップ戦含め)連勝したり、アーセナルと派手な試合で引き分けに持って行ったり、今日のような堅い試合で勝ち点1をもぎ取るなど、ようやく上位陣に迫る実力があることを証明しつつあるので、このままヨーロッパ進出圏内の争いに入ってくることを期待したいですね。