続々々・メガネのつぶやき

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08−09 その29 アノルソシス・ファマグスタ−インテル

 インテルホームの第3節ではインテルが勝利こそ挙げたものの、結果は1−0の僅差でした。アノルソシスホームに変わってどういう試合になるか楽しみにしていたんですが…
アノルソシス 3−3 インテル
スコア:13分 M・バロテッリインテル
      31分 C・バルドン(アノルソシス)
      45分 M・マテラッツィインテル
      45分 G・パナギ(アノルソシス)
      50分 N・フルソス(アノルソシス)
      81分 F・クルス(インテル


 まさかの、といっては失礼ですが、アノルソシスが互角のゲームを展開し、3−3のドローに持ち込むことに成功しました。もちろん個々の技術レベルには大きな差が見られましたし、アノルソシスの3ゴールともインテルのミス絡みから生まれたもので「ラッキーなだけじゃん」と揶揄する人もいるでしょうけど、アノルソシスの選手が誰一人最後までサボらなかったこと、基本の部分でハードワークしきったことがもたらした結果だと思います。詳しく見れば、球際の攻防で激しくぶつかる、サイドで数的優位を作って守る、最終ラインを下げすぎずにコンパクトに守る、奪って後は繋ぐべきところは繋ぎ、縦に急ぐところは急ぐメリハリをつける、といったことをしっかりとやりきった印象ですし、さらに言えば、相手がインテルだから…というネガティブな気持ちは微塵も見られず、むしろ単純な比較としてインテルの選手のプレーの軽さ、球際の弱さが目立つぐらいの内容でした。もう1つのカードでブレーメンパナシナイコスに破れたことで、第4節を終えたこの時点で依然2位をキープ。そして、次節ホームでブレーメンに勝利し、パナシナイコスインテルに敗れると、なんとグループリーグ突破ですよ!予備予選1回戦からのヨーロピアンドリームがどこまで続くのか、ここまできたら行けるところまで行っちゃってほしい気になってきました。
 インテル。試合への入り方は良かったですし、13分で先制点を奪った時点では「大差がつくかも」と思った部分もありましたが、終わってみれば大苦戦の内容。ブルディッソのまさかのミスがあったり、クリアボールが失点になってしまう不運があったとはいえ、攻撃から守備への切り替えの遅さが散見され、プレスのかかりが非常に甘く、(特に守備時の前線の選手の)球際での弱さやハードワーク不足がもたらした苦戦という印象で、こういう試合はモウリーニョ監督が一番嫌う内容なのかなぁと思いながら見てました。リーグ戦でもちょっと一休み状態ですし、怪我人の多さや選手からの不満が出てくるなど、ちょっとバイオリズム的に「落ちている」状態なのは間違いなさそう。ここを同しのいでいくのか、モウリーニョ監督のやりくりに注目ですね。