続々々・メガネのつぶやき

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08−09 その28 ユベントス−ローマ

 徐々に調子を上げてきたことが目に見えているユベントスと、潜在的なままのローマによるビッグマッチでした。
ユベントス 2−0 ローマ
スコア:38分 A・デル・ピエロユベントス
     48分 M・マルキオンニユベントス


 ユベントスの完勝、とりあえずはその一言でまとめてもいい試合だったかと思います。依然ブッフォン、ゼビナ、ポウルセンザネッティマルキジオトレゼゲあたりが怪我で使えず、カモラネージもようやくベンチに戻ってきた程度でフル稼働は望めない状態。ただ、怪我の功名ではないですが、その間継続して使われてきたモリナーロシッソコ、ティアゴ、マルキオンニが非常にいいパフォーマンスを見せていて、シーズン当初から主力として期待されているキエッリーニネドベドデル・ピエロ、アマウリもここに来てコンディションをしっかり上げてきている印象があり、層も質も上がってきているといっていいでしょう。試合内容もなんとか1点を取ってしぶとく守りきるという形だけではなく、この日のように守備がベースにはありながら攻撃に転じたときに2トップ+1人(たいていサイドハーフのどちらか)だけではなく、両サイドハーフとも、さらにはボランチからティアゴ、果てはサイドバックまでが絡んで分厚い攻撃を仕掛けられるようになってきました。CLまで楽観的見方をするのは無理があると思いますが、今季のスクデット争いには遅まきながら本格参戦出来たと見ていいでしょう。
 ローマ。トッティが復活して光明が見られたインテル戦が嘘のような気のない、秩序のないプレーの連発で、スコア以上に尾を引きそうな敗戦だったと。まあ、「ゼロトップ」はトッティの持つ類稀なスキルとセンスが前提にある戦術とも言えるわけで、怪我が多くなってきたトッティにいつまでも依存し続けるのは不安といえば不安。この冬に本格派のセンターフォワードを獲得して戦術の幅を広げるしか手はないかなぁと思うところはあります。