続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

世は文化祭シーズン

 私が仕事で通っている学校も例に漏れず。放課後になると、部活に励む生徒とは違うテンションの生徒の声が聞こえてくるわけですが、自分が高校生だった頃の文化祭の目玉は「仮装」だったんですよね。今は「各クラス単位、部活単位で教室やステージを使ってやりたいことをやる」っていう形がオーソドックスかと思うんですが、私が通っていた高校はそれもこなしつつ仮装もやらなければいけない、むしろ各クラス単位の参加はなくても構わないけど、仮装は強制参加という、今思えばかなりな「むちゃぶり」を粛々と真に受けてやっていたのを思い出します。
 で、各クラス思案してネタを考えたわけですが、私のクラスが何をやったかを思い出してみると…

1年生  七福神 in ○○高校
2年生  青森バンザイ!
3年生  CAN YOU CEREBRATE?

 という感じだったかなぁと。タイトルから何をやったか想像できる人は…きっと私の同級生でしょう(笑)。内容については若干黒歴史でもあるので詳細は避けますが、規模や価値をさて置けば、1つのものに向かって10数名の人間が心一つにして時を過ごすことの楽しさや喜び、辛さや苦悩を味わったのは、この時が最初でしたね。17時までには帰れという先生からの指導はありながらも、密かに残って作業をしているときの妙なワクワク感、気になるあの娘と肩を並べて笑い合ったときのドキドキ感、作業を終えてすっかり暗くなった夜道を帰るときの妙な達成感、1、2年生のときにあと一歩届かなかった金賞を3年生になって獲得した時の喜び *1、そんな甘酸っぱい心境で胸がいっぱいだった記憶も残ってます。…リア充だったなぁ(笑)。
 ちなみに、他のクラスの仮装も含めて一番衝撃的で目に焼きついているのが、「SPEED(スピード)」がデビューして絶頂期だったころに、相撲部の男4人が「SPEED(スペード)」として巨体を豪快に揺り動かしながら「BODY&SOUL」を踊った仮装(というかパロディ)。衣装も出来る限りSPEED(スピード)を意識したものをチョイスし、けれど巨体ゆえに服がパッツンパッツンで、今にも股や脇のあたりが裂けそうになりながらも結構振り付けが完璧だったのに大爆笑した記憶があります。今ぐらいネット環境が整っていれば、絶対録画してyou tubeやニコニコに載せたのに!と思うぐらい、面白かったなぁ。その他にも、(ベタだけど)モーニング娘。古畑任三郎のパロディをやったクラスもありましたし、機関車トーマスの仮装をしたクラスもあった気が。懐かしい。
 しかし、今となってはそんな「おちゃらけながらも真面目にひとつのものを完成させる」なんて仕事にありつくことはないでしょうし、プライベートでもそんなことは(多分)ないでしょう。そう考えると、高校時代に感じた思い、重ねられた経験ってのは、すごく貴重なものだったのかもしれませんね。まあ、高校時代の友人が今何をしてるのか、ほとんど分からなくなっちゃったけどね!
 以上、文化祭にはしゃぐ高校生を見つつ、故郷へ帰って郷愁の念に駆られた男の衝動的なエントリでした。失礼。

*1:仮装の完成度やネタの面白さを審査員(校長以下5名の先生)がジャッジし、金賞、銀賞、銅賞を与えるという、かなりガチの仮装大会だったんですよ。