続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

J1第20節 名古屋0−1東京 私的雑感

 やりました!リーグ戦ではおよそ3ヶ月ぶり(5/17@磐田戦)の勝利です!長かったなぁ、ここまで。2点目という壁を乗り越えることはまたしても出来ませんでしたが、今週の2試合を見る限りは、その壁が絶望的な高さである状態はすでに脱したのかなぁと。浅利、エメルソンがしっかりとボールサイドに顔を出して配球している間に羽生、石川がスペースを見つけて飛び出したり、平山、カボレがしっかりと受ける、あるいは裏へ飛び出すという形で、時折久々に標榜する「Mooving Football」が見られた気がします。その中で前半に平山が上手く裏へ抜け出してゴールが生まれたわけですが、ただ正直に言うと、ゴール裏の大半の方は「ん?入ったの?誰?…平山だ!イェーイ!」という感じで、歓喜までタイムラグがありました(笑)。私は「あー、平山また枠に飛ばせなかっ…って決まったんかい!」という感じでした(苦笑)。なんせ非常にピッチと客席がフラットな競技場で、向こう側で起こっていることが見づらかったもので。後半は前半のハイテンポと暑さが影響してか小気味いい攻撃は若干減りましたが、前掛かりになった名古屋の間隙を縫うカウンターが目立つ展開になりました。そこで1点取れていれば本当に楽になるんですが…という思いはどうしても首をもたげますが、今日ばかりは勝ったことでそれを帳消しに出来たと言っておきたいです。ただ、最後の今ちゃんのプレーだけはちょっと…ね(苦笑)。穿った見方かもしれませんが、アレをスパッと決めていれば、今季ここまでの迷い、戸惑い、モヤモヤ、歯痒さ、そういったものを吹き飛ばせたんじゃないかとさえ思いますよ。
 守備陣は最後の最後の部分で耐え続けるという心臓に悪い展開になりましたが、よく凌ぎきってくれたと思います。「2点目が取れない」と悩みもだえている一方で、実は公式戦無失点試合もおよそ3ヶ月ぶり(5/25 ナビスコ@ベルディ戦)なんですよね。前半から名古屋お得意のサイド攻撃に手を焼き、後半は足が止まっていくにつれ中村、あるいは最終ラインから持ち上がってくるバヤリッツァに効果的なプレスが全くかからなくなり、自由に両サイド、あるいは縦へのパスを通させてしまったことで本当に肝を冷やす場面の連続でしたが、茂庭、佐原(茂庭が怪我で下がってからは今野)のCB陣を中心によく最後まで集中を切らさずにはね返し続けてくれました。茂庭の怪我の具合が心配ですが、今日の粘り強さは必ず次へつながると思いますね。
 決してスカッとした勝利ではありませんでした。ただ、混戦のJリーグにあって、しぶとく勝ち点3をもぎ取っていくことは大事なこと。なんせ、これだけ勝ちがない時期が続いていたのに、今日の勝利でまた首位まで勝ち点5差に迫ったわけですから。その意味では、次の浦和戦もどれだけしぶとく戦えるかが大事になってくるでしょう。次は、久々のホームでの勝利を見せてくれ!