続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

オークス 予想

 ◎ 12.ソーマジック
 ○ 10.レジネッタ
 ▲ 08.マイネレーツェル
 △ 01.シャランジュ 03.アロマキャンドル 14.カレイジャスミン 15.トールポピー 17.オディール 18.リトルアマポーラ

 まずは過去5年の血統傾向から。

 サンデー系が15頭中8頭とさすがの割合だが、一昨年は1着がキングヘイロー産駒、昨年はコジーン、ナリタトップロード、オースと非サンデー系で3着内独占と様相が一変。今年もその傾向が続くのかは興味が湧くところ。母父も含めてみていくと、サンデー系は母父にスタミナ血統(出来れば欧州のスタミナ血統)を持っていると好走の割合が高まる感じ。逆に、ミンティエアー(母父デピュティミニスター)、ザレマ(母父ザフォニック)、アドマイヤキッス(母父ジェイドロバリー)と母父が米国血統のサンデー系は過信禁物か。非サンデー系で目立つのは、グレイソブリン系、リファール系あたり。この辺は、いかにも東京の中距離重賞らしい。
(ただし、今年は重馬場でのレースが決定的なので、さほど参考にならない可能性あり。)

 という感じ。
 これを踏まえつつ本命はソーマジック桜花賞では押し切れるでもなく、差しきれるでもないという中途半端な3着に終わりましたが、初の輸送、初の重賞、後藤J苦手の関西G?と言うマイナス材料があった中だったことを考えれば、上々の内容だったと思います。父シンボリクリスエスなので距離伸びていいでしょうし、過去3年の東京芝重・不良馬場で<0201>と走っています。また、しぶとく確実に伸びる脚が武器であるため、12時には家を出るのでどこまで芝が回復するかは分かりませんが、多少でも馬場が渋るのはプラス材料。このメンバーでは最も安定感があり、安心して印を打てる1頭と見て本命にします。
 対抗はレジネッタ桜花賞はいささか「嵌った」感じがあるため半信半疑なところは否めなませんが、それが人気に現れているのか5番人気と微妙な評価にとどまっています。しかし、母系に重厚感のある父フレンチデピュティ×母父サンデー(アドマイヤジュピタもそうですね)なので距離的には問題ないと見ますし、デビューから3戦目で(どスローではありますが)3番手追走で上がり33秒台の脚を使っているわけで、差しに回るようだと切れ負けする可能性・リスクを背負いつつ、先行してくれる前提で評価したいです。小牧Jは元来先行型ジョッキーですしね。3番手はマイネレーツェル。普通に考えたら明らかに距離が長いと思いがちですが、1400m以下のダート的な流れのレース(小倉2歳SやフィリーズR)で溜めて切れる脚を見せていて、桜花賞は差し届かずの惜敗というローテは、昨年のローブデコルテそっくり。しかも父ステイゴールド、母父サクラユタカオーともに(率はいいとは言えないが)過去3年の東京芝重・不良馬場で勝ち鞍があり、馬場がある程度乾いても問題ないどころかむしろ歓迎のクチ。切れ味が活きるような馬場・流れになれば、全く馬鹿にできないかと思いますね。応援の気持ちも込めて。
 押さえは手広く6頭。シャランジュはテンビー×コマンダーインチーフという字面がそれなりにオークス向きで、父テンビー、母父コマンダーインチーフともに渋っても問題ないタイプ。着順はともかく関東圏では溜めればしっかりと終いに伸びる脚を見せていて、横山典Jが無欲で末脚一手に賭けるようなら、無下に消すことは出来ません。アロマキャンドルは東京は2戦2勝で、前走は最後方から33秒5の脚を使って差し切り勝ち。母系のスタミナ感に若干欠ける気はしますが、スローの流れで差し込める展開にあれば浮上の目ありと見ます。カレイジャスミンはもし今日も雨が降り続けていたならば、本命にしようかと思ったほど。父タヤスツヨシ×母父エリシオは馬場が渋って力を増す字面だし、実際赤松賞稍重で快勝していますしね。ある程度乾いてしまいそうなので評価は落としますが、ヨシトミ先生がアサヒライジングのような競馬が出来れば全く馬鹿には出来ないかと。トールポピーは兄弟が全てこの時点でジリ貧になっていて、この馬も前走の大敗がその引き金になるんじゃないか?という懸念はありますが、馬場が渋ったままという前提で押さえます。オディール桜花賞は明らかに稽古が足りなかったですが、今回はしっかり走れる体勢は作って来た様子。また、成績を見ると(恐らく単なる偶然だが)成績はテレンコ気味で、上がりの脚も1戦ごとに上がったり下がったりを繰り返していて、今回は巻き返す順番。父クロフネと言うのがどうしても引っ掛かりますがが、思い切って末脚に賭けるようなら怖い1頭じゃないかと。リトルアマポーラは父サンデー系×母父コマンダーインチーフでいかにもオークス向きですし、広いコースでは確実に速い上がりを使えますし、重馬場も2戦目でこなしていてこれといってけなす点なし。大外+武幸Jを相当嫌って高い評価はしませんが、消す必要はないでしょう。
 一方人気で消すのはレッドアゲート。すでに2400mの経験があり、ここ2戦重賞で連続連対。父マンハッタンカフェ産駒は過去3年の東京芝重・不良馬場で<1021>と複勝率66.6%で、馬場が渋って時計がかかるのはお誂え向き(京都新聞杯メイショウクオリアみたいにね)と評価ポイントは多いですが、唯一にして最大の死角が「母父スキャン(ミスプロ系)」。血統傾向でも書いたとおり、「父サンデー系×母父米国ダート」の馬は一瞬のキレを欠くためかここ2年人気を裏切っていて、この馬もキレよりはしぶとさを活かすタイプなので、かなり危険な面はあります。どこまで馬場が乾くか読めないため何とも言えないところではあるが、この後雨は降らない予定で、気温もそれなりに上がるとすればNHKマイルCの日を思い出せば…となれば、ますます危険な人気馬のような気がしますね。パンパンの良馬場ならもっと自信を持って消せたんですけど、この雨が味方しそうな点もあるので、来られたらしょうがないという気持ちで消します。あと穴人気中のブラックエンブレムは「ミスプロ系×ミスプロ系がクラシックって…」という感じで、ムードインディゴダンスインザダーク牝馬限定戦になるとマイルよりな種牡馬になってしまうし、母父シャーポ(ネイティブダンサー系)でサンデー系の飛ぶ配合でもあるので、オークス男の福永J騎乗で穴人気になっているが、消します。

 買い目 馬連BOX 08,10,12 各1,500円  12−01,03,14,15,17,18 各500円
       ワイドBOX 08,10,12 各2,000円  12−01,03,14,15,17,18 各500円
       3連複F 08−10,12−01,03,10,1214,15,17,18 各300円