続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

J1第12節 東京−柏 私的見方

 ゴールデンウイークを中心とした5連戦もいよいよ最後。各チームとも疲労の蓄積や怪我人が出ているようでお互いしんどい状況だと思いますが、東京とすればここを勝ってこの5連戦を勝ち越しで終えたいところ(現在2勝2敗)。そして、ホームでの連敗は絶対に避けたいところ。その意味では、名古屋戦と同じか、それ以上に重要な1戦を迎えるといっていいでしょう。
エルゴラのスタメン予想は以下のとおりでした。

――――――カボ――――――
――――赤嶺――羽生――――
――今野――浅利――梶山――
金沢――藤山――茂庭――徳永
――――――塩田――――――

 前節からの変更点としては、出場停止明けの梶山が戻り、前節肘を痛めた長友(オフィシャルには出ていませんが、トーチュウによると靱帯損傷で全治1、2週間とのこと。)に代わって金沢が左SB、CBは柏の前線が「スピード>高さ」という点を考慮してか、茂庭と藤山のコンビになりそうです。
 注目はやはり「柏のハイプレスをかいくぐれるのか」という点になるでしょう。現在のJでもトップクラスのしつこさ、激しさを持つ柏のプレッシングですが、前節と同じ轍を踏まないためには「ボールホルダー以外の選手の動き」が大事になってくるかと。で、私はプレスをかいくぐるために一番効果的なのは「寄せきられる前にボールを叩く」事だと思うんです。ほんの数秒、コンマ何秒かの判断の早い遅いで、かいくぐれるのか寄せられて取られるのかが決まってくると。そのためには、ボールホルダーがいかに多くの選択肢を持てるかが大事。例えば、パスを出せる味方の選手が1枚しかない。その選手が明らかなフリーであれば問題ないんですが、プレスの連携で狙われている。とすれば、その選択肢が消えた時点で、ボールホルダーは基本的に「何もできなくなる」わけです。もちろんその後はドリブルで仕掛けるとか、ロングボールを放り込む流れになっていくわけですが、いずれにしても苦し紛れがそう何度も通用するはずは無く、それが続けばおのずとリズムは崩れ、流れは相手に傾いてしまいます。その悪循環を生まない、あるいは断ち切るために、周りの選手が如何に選択肢となってあげられるかどうかが重要になってくるわけです。その点では、梶山が戻ってきてボランチ3枚のような形になることは、ポゼッション開始の位置こそ低くなれど、中盤の局面で人数を多くかけることができるために安定したポゼッションから攻めを構築できるようにはなるのかなぁと。もちろん梶山あたりは相当狙われるでしょうけど、周りが上手く助けてそこを抜けられれば、他の局面では東京の方が人数を多くかけられるところも出てくるでしょうし、やむなく放り込むにしても、前線の選手はただ突っ立っているんじゃなく、少しでも空いているスペースへ流れて数的不利な形を作らせない、あるいは自分の間合いで受けられるようにすることで、チャンスが生まれることだってあるわけです。てなわけで、ボールホルダーの頑張り(パスの精度やキープ)も当然必要ではありますが、周りの選手一人ひとりのハードワークが大きく求められる試合になると見ています。
 明日はあいにくの雨模様で、ここ数日と比べるとかなり肌寒くなる様子。きっとUK Dayだから、お天道様もUK仕様なんだな…ってのは冗談ですが(笑)。まあ、いずれにせよ観戦日和とはとても言えませんが、連戦の最後の試合、選手の背中を少しでも押して上げられるよう、温かい格好で皆さん味スタに集まりましょう!ちなみに、20歳以上の女性の方は母の日プロジェクトなるイベントがあり、スピードくじで見事当たりが出るとこの中のいずれかが貰えるとのこと。ウチの相方や知り合いの方に当たりが来ると、嬉しい限り。