続々々・メガネのつぶやき

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「ロッカショ」に対する抗議文「世界は脱原発!」・・・なの?

 最初この坂本龍一さんが、どこの坂本龍一さんかと思って見ていたら、かの「教授」だったようで。いつの日からか、やたら反戦を表に出して活動しているなぁと思ってみていたんですが、今度は環境ですか。お題目としては反戦や環境問題ってのは人々の賛同を受けやすいものだとは思うし、自分の立場や利益は度外視して真剣に、真摯にその問題に取り組んでいる人も多くいるとは思いますが、残念ながらそれを売名行為や飯の種にしている人もいるわけで。なんだか、いたたまれない気持ちになってしまいました。
 今回の問題については、この「ロッカショ」という本を読まないうちは、反論や批判は控えるべきなのかもしれませんが、他にブログで書かれている方や、ブクマコメントを書いている人たちと同じく、少なくとも「放射能の被害はたいしたことないという人には、だったら三陸の魚を食べてもらおうと思う。六ヶ所のトマトを食べてください、と言いたい。あなたの子供と一緒に」という発言は看過できません。自身が私的な理由で食べる・食べないを決めるのは文字通り「勝手にどうぞ」な訳ですが、それを公の場に出回る出版物に、しかも「食べたら危ないよ。被爆するよ」という風にミスリードさせるような書き方をする。おまけに、「あなたの子供と一緒に」などという心情に訴えかけるような姑息な一言を加えている。これはいくらなんでもナシでしょう。他の部分の主張どうこうは知ったこっちゃありませんが、この部分については一刻も早く農家に、漁師に謝ってください。
 坂本龍一自身は、自分の思想・良心・思惑に則って行動しているだけなのかもしれませんが、今回の発言はあまりにも独り善がりで稚拙な言い草かと。最近めっきり「ミュージシャン」としての活動を目にすることはなくなったんですが、これで完全に私にとっては「過去の人」となりました。…って、思いっきり私情で批判してるなぁ、俺(苦笑)


(関連) 抗議文全文