続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

日刊(夕刊)紙と専門誌

白線の内がわ−ホースニュース休刊に思う
2008−02−18−関内関外日記:ホースニュース馬の休刊
 長い上にチラシの裏、かつ自分に言い聞かせるエントリなので畳みます。
 先日も一部書きましたが、新聞については、競馬始めたての頃はサンケイスポーツを、現在は東スポを、たまに気合を入れたい日には競馬エイトを購入し、今ではそれと並列する形でTARGETの情報も活用しながら馬券を購入しています。そして、TARGETで得られる情報は非常に有意義なものが多く、ともすれば新聞の情報以上にTARGETで得られる情報を活用することもあります。すると、ふと「じゃあ新聞要らなくね?」という発想が浮かんでくることもあるんですが、そこは水上さんが、

もう1つよく聞くのが、「WEBで情報を得るので、専門紙自体が不要である」という声。ただ、みんながみんなパソコン抱えて競馬場へ行く訳ではないだろうし、また自宅でPAT購入するといっても、画面にはそのレースの出走馬すべての馬柱を、同時に見渡せるほどのスペースはない。一目で視野に入れることで見えてくるものは実に多いと思うのだが・・・。

 と書かれているとおりでして、レイアウトの整った、読み方さえ覚えてしまえばこれほどありがたいものはないあの馬柱が手元に無いなんて、やっぱり考えられません。
 ただ、その一方で、

400円の出費。400円くらい、馬券にしたらあっという間に溶けるでしょう。しかし、ためらって、特別なときにしか手が出ない。それが実情だ。


とはいえ、東スポにあって専門紙に無いところがあるのもまた事実。専門紙には少し言葉が足りないように思える。文章だ。たとえば、東スポの「ここが馬券の急所」などは、レースを俯瞰して検討するプロセスを見せてくれるようでいい。午前中のレースについても、情報量は足りない分、出馬投票に関するあれこれなどを読ませる。ほか、個人予想枠なども。もちろん、専門紙にだってあるが、その点ではエンターテインメント紙たる東スポは強い。
(関内関外日記)



これはホースニュースがどうこうということではなくて一般論だが、厩舎に出入りしてコメントを聞き出すということの意味や価値が、もはや低下しているのかもしれない。「良い事しか言わない厩舎コメント」「批評を許さない厩舎、コメントをありがたがるあまり、それに甘んじるマスコミ」が愛想をつかされているのなら、方向性を変えることも必要だろう。
(白線の内がわ)

 といったように、たかだか130円(東スポは120円)と400〜450円の金額の違いで購入をためらわせるほど、専門紙の情報に専門性が無い(≒日刊(夕刊)紙の情報が充実している)のも事実。私個人のことを言うと、よほどの日以外は各場後半4レースの中からしか買わないということもありますしね。まあ、専門紙がリードしているのはせいぜい調教欄の充実ぶり*1ぐらいで、それだけの違いしかないのに300円近くも単価が違う、例えば東スポとエイトをそれぞれ1年買い続けたとすると、

東スポ…@120円×104日=12,480円
エイト…@410円×104日=42,640円
その差 30,160円

 このように年間3万円も違うわけです。3万円あったらディズニーに5回は入園できるし(@5,800円)、FC東京のホーム自由席の年間チケット買えちゃいますし(@25,000円)、いいでば!英語塾のDVDを16枚買えて布教活動できますし(@1,780円)、松屋で「豚めし(並)野菜セット」を晩ご飯としておよそ2ヶ月間食べられるし(@450円)…って言うとキリが無いですけど、とにかく巷のお父さんの1ヶ月の小遣いぐらい浮くわけですよ。そんな「細かいけれど結構な額になる懐具合」と「情報の充実度」を天秤にかけてしまうと、どうしても東スポ(あるいは日刊紙)になってしまうんです、専門紙には後ろ髪引かれつつも。
 それでも、しかしながら、

しかし、感傷で物を言えば、やはりずらりと並んだ白い紙の競馬新聞、それこそが競馬の特別な感じ、お祭りの感じだと思う。
(関内関外日記)


ただ、傲慢を承知で言わせてもらうなら、400円の金を惜しんで130円の日刊紙で済まさないといけないほど逼迫しているのなら、そもそも馬券買ってる場合じゃないでしょ?という気もするのだ。特に若いファンが、それだけの金額を倹約してしまおうというのは、志が低すぎる。無理をしても専門紙を買うくらいの気概で臨んでほしいと思うのは・・・おかしいのか?
(白線の内がわ)

 という感情論の意見もすごく分かるんです、すごく。志が低い云々は分かりませんが(苦笑)


 ってな具合で、相対する意見が頭の中を堂々巡りしてなかなか結論に至らないところはあるんですが、それでも熟考の末に辿り着いた現時点での結論としては、

「日本の専門紙の馬柱は、世界に類を見ない密度を誇る。これが印刷物として我々の手許に届かなくなる日が来るとは思いたくない」(白線の内がわ)し、「自分の好きな巨大な世界が沈んでいくとき、そうでしかいられないから、せめて」(館内関外日記)もの思いをこめて、専門紙を買おう!

 と、他人の言葉を丸々借りたもので、ファイナルアンサー。ただ、どの専門紙にするかは今のところ全くの未定。だって、現在関東で販売されている専門紙は、

競馬エイト ・競馬ブック ・1馬 ・競馬研究 ・日刊競馬 ・ダービーニュース ・勝馬 ・競友 ・トータライザー ・馬三郎

 と10紙もありますし、そこに日刊紙6紙*2と夕刊紙3誌*3を加えると…19紙も競馬について取り扱ってるわけですから。そりゃ過当競争にもなりますわ。体力無いところは倒れてしまいますわ。話戻って、どの専門紙にするかですが、とりあえず専門紙10紙(といっても、トータライザーなんて聞いたこと無いけど。ほんとに売ってんの?)を1回ずつ買ってみて、その使い勝手の良さ&悪さを思いつく限り挙げて、その内容を比較した上で最終決断したいと思います。

*1:日刊(夕刊)紙は最終追いの時計しか乗ってないのがほとんど。

*2:サンケイ、日刊、スポニチ、報知、トーチュウ、デイリーの6紙

*3:東スポ、フジ、ゲンダイの3紙