続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

J1第27節 千葉−東京 プレビュー

 さ、気持ちを東京にスイッチして、週末のプレビューです。今週末の相手は千葉。ともに降格の影におびえながらも、ここ最近は奮起して4連勝中。どちらが連勝を伸ばし、残留を確たるものにするのか。エルゴラでは「ザ・ミドル天王山」というたいそうなフレーズが付けられた1戦です。
 ヒロミの言葉を借りれば、「人に付く千葉」と「ボールに付く東京」という対極にあるスタイルのぶつかり合いとなります。味スタでのファーストマッチは、「ボールに付く東京」の鬼プレスに千葉が完全に飲み込まれた結果、4−1という大差がつく試合となりました。ただ、あの時の千葉は、取られても取られてもショートパスのポゼッションサッカーに拘泥し、どれだけ追い込まれても蹴ってこない、つまりは東京としては非常にプレスの狙いが立ちやすい試合で、千葉のデキの悪さも相まって参考外にしたほうがいいでしょう。
 むしろ怖いのは、その「プレスが上手くかかっていた良いイメージ」を各選手が強く思いすぎていた場合。連勝中の千葉には、ようやく「人もボールも等しく走る」サッカーが戻ってきました。それが額面通り出れば、東京はファーストマッチの時ほど狙って取れるシーンが減ってくるでしょう。そうなった時に「あれ、おかしいぞ」となってしまうとこれは自滅パターンなわけで、そのあたり「どこ」で「だれ」を狙うのか、それをある程度絞ることで無駄な消費を避けるのは必要になってくると思います。それが、ファーストマッチ同様3バックで回している時からすぐに狙いに行くのか、それともそこではある程度回させて、1列前に入ったときに一気呵成で狙うのか。そこをヒロミがどう選択してくるかは、一つ楽しみとしておきたい点ですね。その他守備面で注意すべき点として、まずはやはり水野のクロス。いいボールを挙げられると、巻(レイナウド)というターゲットがいますからね。ここは栗澤と金沢が上手くコミュニケーションを図りながら、上手くスペースを消して追い込む守備をしてほしいと思います。もう一つは佐藤の飛び出し。彼に自由にやられてしまうと、バイタルエリアでの守備のバランスが崩れてしまい、失点の匂いが増してしまいます。その飛び出しに対してはこちらもボランチのいずれかが対応することになると思いますが、とにかくフリーにすることだけは避けるようにケアしてほしいと思います。
 一方の攻撃ですが、注目は赤嶺。連勝中の4試合は前線からファーストディフェンダーとして、とにかく運動量豊富なプレーを見せてくれていますし、で3得点3アシストと結果も残しています。千葉の守備(特にFWに対するDFの守備)はマンツーマンで、赤嶺のような動き回るタイプはあまり得意ではない印象があるので、下手にサイドに流れるのではなく、とにかく裏を狙う動きを多く見せてくれることに期待したいです。また、3バックにより生じる両サイドのスペースを石川が突くなり、ルーカスが流れてきて受けるなりしてうまく使えれば、チャンスの数は増えるでしょう。特に石川には、前節のように「やや低いかな?と思われる位置でボールを受け(つまりは助走距離をとった上で)、そこからスピードに乗ってサイドをえぐる」という形を多く見せてほしいと思います。
 当日フクアリには行けませんが、府中駅前のスポーツバー「酒喰BAR町」で観戦します*1。5連勝+終了後に美味しいお酒が飲めるよう祈りながら、テレビの前で応援したいと思います。

*1:6/23 G大阪@万博の時も画策したんですが、その時は予約いっぱいで断念。今回は予約を取ったので大丈夫です。