続々々・メガネのつぶやき

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07−08 その13 セリエA ローマ−ユベントス

 今年のセリエA最初のビッグマッチ。かなりの数のファンも詰めかけ、熱い戦いが期待されました。
 試合は押されていたユーベが16分にデル・ピエロイアクインタトレゼゲと繋いで先制するも、30、35分にトッティが立て続けにゴールを奪いローマが逆転。その後もネドベドが得たPKをデル・ピエロが外したり、ローマが決定機を幾度もつかむなど圧倒的なローマペースで試合は進み、このまま終了かな?と思われた86分。相手のファイルスローで得たスローインで、キエッリーニがロングスロー。これにイアクインタが上手くフリックヘッドで合わせると、そのボールが緩やかな放物線を描いてゴールイン。このまま試合は終了し、引分けで勝ち点1を分け合う展開に終わりました。
 しかし、ローマからすれば完全に「勝ち点2を捨てた」試合でした。相変わらず「0トップスタイル」は素晴らしいエンターテイメントを提供してくれていますし、決定機はゴールシーン含めても7度ほどありました。しかし、いくらいいサッカーを展開しても、試合の勝ち負けを決めるのは得点。3点目を取れていれば完全に息の根を止められたどころか、4−1、5−1と大差をつけられそうな試合だっただけに、本当にもったいない試合でした。ただ、これで意気消沈している場合ではありません。この後はフィオレンティーナ(26日)、インテル(30日)、マンチェスター・U(10月2日)と難敵が続きます。ここで踏ん張れるか、非常に興味がありますね。
 一方のユーベは「勝ち点1を何とか拾った」試合。トレゼゲイアクインタの2トップ+トップ下にデル・ピエロは、質実剛健と言うか硬軟織り交ぜた面白い組合せだと思いますが、そうなると大変になるのが3枚のセンターハーフ。この日はネドベド、ノチェッリーノ、ザネッティでしたが、ネドベドをここに置くのは、私は正直反対。このフォーメーションを採用するならば、アンカーにザネッティ、その前にチアゴ、アルミロン、ノチェッリーノのうち2枚を選ぶという方がバランス的にはいいのかなぁ?と。ただ、それ以上に不安なのがDFライン。アンドラーデが膝の負傷(?)でしばらく無理そうで、そうなるとCBはしばらくはクリシートレグロッターリエグリゲラの3枚で回すわけですか…。ブッフォンはしばらく汗かきまくりかな(苦笑)。