続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

J1第25節 横浜FC−東京 プレビュー

 インターナショナルマッチウイークを挟んで、2週間ぶりのJ1。各チームともラストスパートをかける準備をするための貴重な時間だったはずで、どれだけリフレッシュし、どれだけチームがまとまれているかをはかる重要な1戦となるでしょう。
 しかし、昨日も書いたとおりユータ、梶山が怪我により離脱し、今野、伊野波は代表戻り*1と、東京は不安な材料が顔をのぞかせています。特に痛いのが梶山の怪我。ようやく今野・梶山のダブルボランチが形成され、チーム全体が活性化された矢先の怪我(しかも代表戦でのもの)ですから、チーム全体に与えられるダメージは小さくないでしょう。また、ヒロミはきっと疲れていてもこのダブルボランチを使う腹づもりだったはずなので。
 その点では大いに注目されるスタメンのチョイスですが、直前の練習試合などから推測すると、以下のスタメンが予想されます。

GK 塩田
DF 徳永、藤山(エバウド)、茂庭、金沢
MF 福西(浅利)、今野、石川、栗澤
FW ルーカス、赤嶺

 GK、DFはこれまで同様でしょう。ただ、日程的にもそうですし*2、相手が得点力に欠ける横浜FCだからこそ*3、ここでエバウドを試してみると言う手は多いにあると思います。しかし、梶山の怪我によりチームバランスが大なり小なり崩れてしまった現状、ここでギャンブルに出るのは二の足を踏まざるをえなかったとしても、それはしょうがないですね。そんなこんなで、ヒロミがどういう選択をするかは、密かに楽しみであります。
 そして問題のボランチですが、普通に考えれば福西と今野を組ませるのがベター。開幕当初と比べれば、お互いがどのようなプレースタイルなのか分かり合ってると思いますし、意思疎通も問題ないでしょうから、何かチグハグさを感じさせたあのころの姿はもうないでしょう。しかし、この2人だとどうしても前がかりになってしまって、空いたスペースを突かれる恐れがないわけではないため、守備の安定だけを考えれば浅利という選択肢もあります。ただ、そこはこの数試合バランサーとして攻守でものすごく機能している栗澤を合わせて起用することで、リスクを回避する手を取れば問題ないと見てます。その後時間を見て、リードしてるならば浅利を投入と言う流れがスムーズかと。
 攻撃はルーカスをセカンドトップとして起用し、キープ力などを上手く生かしながら、ボランチのオーバーラップ、石川らのサイドアタック、赤嶺の裏への飛び出しを繰り返し続けていけば、必ず崩せるでしょう。ただ、マルコス・パウロだけは要注意。加入後全てを見ているわけではありませんが、非常にポジショニング能力に長けている印象があるため、簡単にはやらせてくれないでしょう。できればパウロを上手く外しながら攻めて欲しいなぁと思っています。


 残り10試合、チームとしての目標がどこにあるのかは今一つはっきりしませんが、私個人のモチベーションは「目指せトップハーフ=8位以内」。そのために、今の東京より下にいるチームとの対戦を落とすわけにはいきません*4。思わぬ怪我によりプラン変更を余儀なくされましたが、そういうときこそ試されるのが「総合力」。チーム全体でテンションをあげていって、一つでも多く勝利を掴むよう頑張って欲しいと思います。そのためにも、最下位相手には取りこぼせないぞ。



P.S 西岡明彦オフィシャルblog-Fever Pitch-: アジアの大砲、復活! アーカイブ
 前横浜FC監督の高木琢也さんが、今週末のノースロンドンダービーで解説者に復帰するそうです。非常に耳障りのいい解説をなさるという印象がありますし、西岡さんとのプレミア放送。これは楽しみです。

*1:平山は試合してないから大丈夫でしょ(苦笑)

*2:このあと清水、千葉、横浜FMと攻撃的なチームが続く中でいきなり抜擢と言うのは、現実的に難しいでしょう。

*3:舐めてるわけじゃないですよ。事実としてそういう数字が残っていることを根拠に言ってます。

*4:ちなみに、現時点で順位が下のチームとの対戦で残っているが、横浜FC甲府、大宮、千葉の4チーム。勝ち点で迫っている名古屋、川崎との対戦も残ってます。