続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

ラグビーW杯 日本31−35フィジー

 普段ラグビーは積極的に見ると言うほどではないんですが、せっかくスカパー!で全試合生中継するわけだし、少しでも興味のあるスポーツの世界大会は押さえておこうというわけで、今大会は夜なべして日本戦を見ています。今日はグループリーグ2戦目、フィジー戦が行なわれました。
オーストラリア戦の大敗については、ここで何も書く事はありません。完敗でした。しかし、JKが打って出た「2チーム制」の最大の狙いは、Aチームをぶつけるフィジー、カナダ戦いずれか(もちろん、いずれもでもいいんですが)で、16年ぶりのW杯勝利を収めること。この奇策ともいえる選手起用が、吉と出るか凶と出るか、素人ながら非常に興味を持って試合を迎えました。
 試合内容をみれば、十二分に伝わるものがありました。ポゼッションで圧倒し、テリトリーも上回り、タックル数もフィジーのほうが多い=日本のほうが攻撃を重ねていたというスタッツが、日本の大健闘を物語っていますし、ドライビングモールから2トライを奪うなど、フィジカル的に通用した部分も多く見られました。そしてロスタイムの攻めは、思わず涙がこぼれるほどでした。しかし、大きなリードを奪えず、平たく見れば常に追いかける形になってしまった展開、相手のシンビン退場で一人多い時間に攻めきれず、逆にトライを許してしまうなどの試合運びの拙さ、スクラムラインアウトの不安定さ、そしてなにより「敗戦」と言う結果は、事実として受け入れなければなりません。前回大会も「ブレイブ・ブロッサムズ」としてその健闘を称えられた日本ですが、その時も今回も、厳しく見ればあくまで「健闘」しただけに過ぎないわけですから。
 それでも、この敗戦が全てを無にするわけではないと私は思います。この戦いに、あとわずかの運*1と上手さが加われば、結果は必ずついてくると思います(そのちょっとが難しいわけですが)。箕内主将は試合後のインタビューで上のラウンドへの意気込みを問われた際、「(そのことは考えずに)残り2試合に全力を尽くすことを考えたい」と答えました。この言葉を信じて残り2試合、勝利だけを信じて応援していきたいと思います。

*1:SH2枚が相次いで怪我によりプレー続行不可能となる不運。これはどうしようもありません。