続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

J1第17節 G大阪6−2東京

 アウェイで開始15分で2−0。もうこれ以上ない展開に「もしかしたら、G大阪のホーム無敗記録を止めるのはウチかも」という期待感が高まりましたが、終わってみれば…。悔しいを通り越して、哀しく、呆れてしまいました。
 嫌な予感は、2−0となってからすぐ見受けられました。監督の指示なのか、選手個々の判断なのか分かりませんが、プレスの位置も全体のラインも気持ちも全て受けに回り始めて、ガンバの中盤がボールに多く触り、ショートパスを多用するようになってきました。こうなるとガンバに主導権がわたる、リズムが生まれるのは当然のこと。前半の二川のゴールも、「人はいるけど、いるだけ」というウチの悪い面がモロに出た失点。得点後、前半まだ30分も残っているのに、あれだけ引いてしまうとは…。ちょっと理解に苦しみながら前半終了。
 迎えた後半の戦いは「見てられない」の一言。せっかくハーフタイムで立ち直せる機会を得たのに、始まってみたら前半よりひどい有り様。攻めればパスミスが多く、運動量が少なく、シュートまで至らず。守れば中盤が間延びして数的不利になり、橋本、二川、遠藤にフリーで持ち込まれ、決定機を演出されるザマ。後半僅か8分で試合はひっくり返っていました。「ギアを入れ替えたい」という願いを込めて投入した栗澤はプレーに全く精彩がなく、そのクリのパスミスから決定的な4失点目。ここで完全に集中が切れましたね。5、6失点目は出し手にも受け手にも全くアタックできずに、ガンバにとっては「シュート練習」しているかのような気分の得点だったでしょうね。
 0−2になりながらも、自分達の力を信じ、自分達のサッカーをやりきったガンバ。2−0としたのに、さらに突き放そうとせずに受けに回って、結果コテンパンにやられた東京。チームとしての総合力、精神力にあまりにも差があることが世に晒された1戦だったと思います。

「キツかった。疲れもあるが、気持ちが切れたことが一番の敗因。」(徳永)
「4、5、6失点目はこちらの気持ちの問題。」(福西)
「1点取られた時に気持ちがガクッとなった。」(今野)
「同点にされてもまだ時間があった。なのに動けなくなってしまった。(中略)自分達のミスと集中を切らしたところでやられてしまった。」(石川)
「前半、1点取られてから流れが悪くなった。」(梶山)
「追いつかれたところからガタガタと来てしまったという感じのゲームになった。」(ヒロミ)

 キツイのは分かりますよ、十分。でもガンバも連戦をこなしていて、条件は同じでしょ?ガンバは0−2になっても全然気持ちが切れるどころか、ギアを入れ替えてしっかり立て直して6点取りましたよ?ウチは1点取られただけでバタバタ、ガタガタですか?それじゃ、あまりにも寂しすぎます。何かポジティブなことを見つけて気持ちを上げようとしても、何一つ浮かんでこない。年に1回あるかないかの「惨敗」でした。まあ、今年は浦和とガンバ、これで2回目だけど…。