続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

J1第15節 東京0−2浦和

 ぐうの音も出ない、わけではない完敗。この中途半端なもやもやした結果をどう捉えたらいいのか、かなり難しいところです。そんな中で感じたのが「個の力量差」の違い。

ワシントンが引き出すのがうまかった。先取点を奪われた場面では、簡単に前を向かれた。逆にうちのポイントになるところは潰されてしまった。それが敗因の一つだと思う。」(金沢)
「自分たちの力が足りない。浦和は一人ひとりの技術が高いし、しっかり動いていた。」(徳永)
「失点シーンは、伊野波とコンちゃん(今野)がいっているのにやられてしまった。」(藤山)

 試合後のこれらのコメントからも読み取れるとおり、この試合は浦和の「個の能力の高さ」が東京を圧倒的に上回ったと言うことなんでしょう。浦和はシュート8本で2点(まあ、1点はオウンゴールだけど)、東京はシュート22本で0点、そして浦和のゴールキックが17本。端的にこの数字だけ見ても、いかに東京に精度が無くて、浦和に効率性があるか分かりますね。まあ、ことシュートの精度に関しては、アップ時のシュート練習を見てるだけでその差は一目瞭然ですけど。単にルーティンでやってるんであれば、やる必要ないよ、あの楔を打ってのシュート練習もクロスからのシュート練習も。
 と毒を吐いてはみたものの、こればかりは一朝一夕にどうにかなる問題ではありません。素直にその差を認めて(力の無さを認めて)、日々練習して力を高めていくしかないと思います。


 それと、この啓太君のコメントは、何だか胸にグサリと突き刺さりました。

「今日は特別なことはしていない。当たり前のことをしただけ。A3を挟んでいるけど、チームとしての意思統一や集中力はコンディションに左右されない。もし出来ていない選手が試合に出ているのなら控えが出るべき。助け合いよりも、まずは一人ひとりの責任を明確にしていくことが大事。その上に助け合うことがあると思う。」

 啓太君が東京の内情を知る由はないし、決して東京の選手・スタッフ向けに言った言葉ではないでしょうが、昨日の東京の敗因、そして今シーズンの東京の不振の原因が、根こそぎつまった言葉かと。みんながこの言葉を噛み締めるべきだと、強く思いました。


 しかし、これでホーム2勝6敗ですか…(ちなみに、アウェイは3勝2分け2敗と勝ち越してる)。ホームでの勝利はやっぱりサポーターとしての最高の美酒。それをこうまでも遠ざけられると…「いつまでも、あると思うな、金と客」みたいな感じになりそうで怖いです。あと…
 浦和のサポータに一言。あなた方に「リスペクト」とか「敬意」とかいう言葉があるならば、ユルネバの時は黙っていて欲しい。こっち側の傲慢と言われてもいいですよ。あなた方はウチのホームに来てるんですから。ウチの「先頭前の儀式」の最中は、黙ってて。ウチにとってユルネバは、オールブラッグスラグビーニュージーランド代表)の「ウオークライ」なんですから。それくらいの分別はあるでしょ?それ以外はいくらブーイングかましてもいいですから。