続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

id:Good_Hopeさんへ

 早速のご意見ご反応、ありがとうございます。こうやってすぐに自分の意見にレスポンスがあったことがほとんどないので、しどろもどろしてます(苦笑)
 まあ、それはさて置いて本題。畳ませていただきます。

もし今回の挑戦が「参加することに意義がある」程度の気構えならば、石橋騎手でも構わないと思います。ただ、本気で勝ちに行こうとするなら、より安心できる騎手に依頼するのがベターなわけで。私は今回の乗り替わりには陣営の「本気」を感じました。

 ウオッカの件についてもそうですが、陣営はもちろん「本気」で勝ちに行くでしょう。計り知れないリスクを負いながら「参加する」だけのために海外へいく陣営は、私はいないと思います。そうなった時、仰るとおり安心できる、任せられる騎手へスイッチするというのは、十分に理解できます。現時点で、海外(こと欧州)における経験値を最も持っている騎手は武豊Jだということも。谷水オーナーも松本オーナーも、角居師も高橋成師もこれまで「名馬」と呼ばれる馬といくつかの出会いはあったでしょうが、こうやって国内の超一流馬であり、凱旋門賞挑戦を声高に叫ぶことができるほどの馬と今度いつ出会えるかは分からないでしょう。もしかしたら、もう二度とないかもしれません。そうなった時に万難を排すというか、不安をなるべく打ち消したいと言うのは分かりますし、「目先の勝利にこだわる」姿勢は、プロフェッショナルとしては当然のこととも思います。今回の私のように、「ドラマが途切れる」乗り替わりを否定的に捉える(嘆かわしく思う)というのは、勝負と言う面ではセンチメンタルすぎるかもしれません。
 ただ、ウオッカメイショウサムソンも、これまでの経緯は違えど「自分の形」をしっかり持っている馬で、それをフルにエスコートしてあげられるのは四位Jである、石橋Jなんじゃないかな?「こう乗ってあげれば、この馬の100%を出してあげられる」という騎乗面での「経験」を最優先してあげることも出来るんじゃないかな?そう思うところが強いため、私は今回の2頭の乗り替わり問題に対しては否定的な意見を持っているところなのです。ことさらメイショウサムソンについては、武豊Jの持つ騎乗スタイル(に対して私が持っている印象)がサムソンとは合わない、もう少し具体的に言うと、

「サンデー系が持つような、ビュッと切れる脚を最大限に生かして、スマートに差しきる」武豊Jのスタイルが、「先団好位(ともすれば番手)から強気に進出していって、自身の持つスタミナ・底力・勝負根性をフルに生かして後続を凌ぎきる」サムソンのそれとは合うとは思えない

と言うところです。これは個別の個体評価にまで話が及ぶので、ここで出すべき論ではなかったかもしれませんが…ともかく、サムソンについては「石橋Jがサムソンの力をフルに生かすことが出来る騎乗経験>武豊の海外での経験」と言う風に思う次第です。


 まあ「本気でサムソンを武豊で勝たせたいのなら、宝塚記念から乗り替わりにしてサムソンを分からせるぐらいの本気度を見せてくれよ」と心の底で思っている、毒づきたくなる私は、おセンチでひねくれてるでしょうかね(苦笑)