継続路線を選んだ広島。対して、改革にかじを切った鹿島。対照的な両チームがぶつかる開幕戦。勝利をつかんだのは。
試合結果
J1 第1節 2/23 Eスタ | ||||||
広島 | 3 | 2 | - | 0 | 0 | 鹿島 |
1 | - | 0 | ||||
20' ドウグラス ヴィエイラ | ||||||
25' レアンドロ ペレイラ | ||||||
84' 森島 司 |
広島採点
Pos | 選手名 | 採点 | 短評 |
GK | 大迫 敬介 | 5.5 | さほど厳しいボールは飛んでこず。ただ、ミスなくしっかりとプレーし、ハイボールへの積極的な飛び出しも好印象。 |
DF | 野上 結貴 | 6.0 | 前半はさほど目立たなかったが、後半は自陣にとどまらない縦横無尽なプレーで味方を助けた。今季も、地味だがチームに欠かせない選手となりそう。 |
DF | 荒木 隼人 | 5.5 | アグレッシブな二人を、スイーパー的な役回りで的確にカバー。この3枚が揃っている時の広島は、堅そう。 |
DF | 佐々木 翔 | 5.5 | この日は攻撃が右サイド中心だったことで、いつもほどオーバーラップに勢いはなかったが、マイナスがつくプレーもなし。 |
MF | ハイネル | 6.0 | 敵陣で持ち味の攻撃力を発揮したうえで、自陣での守備も散漫さはなし。昨季は試合ごとにムラもあったので、今季はそこが解消されれば。 |
MF | 川辺 駿 | 6.0 | 稲垣の移籍を受けてCHとして今季はプレーするが、稲垣とは違う持ち味で青山の負担を減らし、けれどこじんまりとせずはつらつとプレー。 |
MF | 青山 敏弘 | 5.5 | 自陣でのビルドアップと、敵陣での一刺し。川辺、森島の台頭で過度な負担感は解消される感じもあって、今季の青山はよりゴルゴ13的な怖さが増しそう。 |
MF | 柏 好文 | 5.5 | 昨季は、柏が消されると途端にチーム全体のエネルギーが減少していた印象もあるが、この日は彼の静かさすらチームの成長を感じさせるものとなった。 |
MF | ドウグラス ヴィエイラ | 6.0 | 劣勢の19分を自身の守備&スルーパスで一発解消。2点目も冷静にゲットし、高さも相手の脅威となっていた。 |
MF | 森島 司 | 6.5 | 10番を託されるにふさわしいプレーヤーであることを、開幕戦で見事に示す。彼がボールを持った時のワクワク感は、なかなかのもの。 |
FW | レアンドロ ペレイラ | 6.0 | 1点目の1対1は簡単そうで、そう簡単ではないシーンだったが、きっちりゴールネットを揺らす。 |
MF | 浅野 雄也 | 5.5 | 良さが出たのは2度あったかどうか。まだ、これからか。 |
MF | 東 俊希 | 6.0 | やや、急遽の出場となった感もあったが、スンナリゲームに入り、ダメ押しゴールを呼び込む見事な守備を披露。十分な一仕事だった。 |
MF | 松本 大弥 | - | 時間短く、評価なし。 |
MG | 城福 浩 | 6.0 | 今季の鹿島のやり方をうまく分析。序盤はそれでも苦しんだが、選手はスカウティングを見事に表現してくれ、交代も当たった。 |
鹿島採点
Pos | 選手名 | 採点 | 短評 |
GK | クォン スンテ | 5.5 | 3失点ともキーパーとしては厳しいシチュエーション。安定感がなかったわけではない。 |
DF | 広瀬 陸斗 | 4.5 | 攻撃は単発、守備は淡泊。ファン アラーノへのサポートも薄く、前半でピッチを退いたのもやむなし。 |
DF | 関川 郁万 | 5.5 | 序盤は緊張感も感じさせたが、時間を経るごとに前方向へのアグレッシブさを攻守両面で出せていた。 |
DF | 町田 浩樹 | 5.0 | 取り立てて目くじらを立てるようなプレーがあったわけではないが、存在感はかなり希薄。昨季から出場機会は得ているが、あまり成長が感じられない。 |
DF | 長戸 勝也 | 5.5 | チームのメカニズムに則り、終始高い位置でプレー。周りとの相乗効果を得るにはまだ時間がかかりそうだが、良い補強だったのは間違いない。 |
MF | 三竿 健斗 | 5.0 | 試合の流れをガラッと変えてしまうミス。それは自身が一番分かっているはず。精進あるのみ。 |
MF | レオ シルバ | 5.5 | 取り立ててスーパーなプレーはなかったが、アベレージの高さを示すプレー内容だった。 |
MF | ファン アラーノ | 5.5 | 前半早々にゴールマウスを脅かし、その後もボールを持った時のスキル、アイデアは見ごたえがあった。守備面の献身性も〇。 |
MF | 和泉 竜司 | 5.5 | SHの前半は、何を期待されてプレーしていたのか表現しきれず。SBの後半は、広瀬にこうしてほしかったのか、をしっかり表現。 |
FW | 土居 聖真 | 5.0 | エヴェラウドとの関係はまだまだで、斜めにサイドに流れてボールを受けてからもアイデアが湧かず。ポジションを変えた後半も一息。 |
FW | エヴェラウド | 5.0 | どことなくジルー(チェルシー)感を漂わせる風貌とプレーぶり。前半早々のアラーノへのパスは見事だったが、残りの85分は今一つ。一人でやってる感が強い。 |
FW | 上田 綺世 | 5.5 | エリア内での存在感は、今季もなかなかなもの。ただ、今季はよりダイレクトを志向するチームにあって、求められるのはゴール。貪欲に。 |
MF | 荒木 遼太郎 | 5.5 | いきなりの出番にも臆することなく堂々とプレー。これを続けていけば、スタメンに抜擢される日も遠くない。 |
MF | 名古 新太郎 | 5.0 | ビハインドだけど、そこまで劣勢ではないという難しいシチュエーションで投入。結果、試合に入り切れなかった印象。 |
MG | ザーゴ | 5.5 | 哲学は十分に見られたものの、ワンミス、ワンパスが失点に直結したのは、熟成度の浅さ。ただ、これは時間をかけるしかなく。ブレずにやっていけるか。 |