続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

BINGO5

 神木隆之介さんが出演している「BINGO5」のCM。まあ、ようわからん設定でありながら、なんとなく見てしまうのは自分だけ?と思いながら、なぜかふと、BINGOであいうえお作文的なことでもしてみようかなぁと思いついたのが運のツキ。

考え始めてろくにネタが思いつかなかったら書くのやめようと思いましたけど、なんなく最後まで繋がったので、ザ・自己満足な言葉遊びエントリをつらつらと。

 

 

第30節 大分戦「Brave

 大分は片野坂監督の下で着実に、確実にチーム力を上げていて、目下7位。成績とチーム人件費は必ずしも相関関係を生まないわけですが、それでもJ1でボトムなチーム人件費の中にあってこの成績は、手放しで称賛されるべきものだと思います。

 そんな大分の戦い方は、実に独特。ここで改めて書くことはしませんが、相手を見ることはもちろんしつつも自分たちが表現すべきテーマは明瞭で、そのテーマを選手たちは迷いなく表現しています。無論、明日もそうでしょう。そんな大分に対する東京が、この試合で求められるのは「Brave」、勇敢さだと考えます。

味スタで行われた大分戦(第14節)。試合は3-1で勝利しましたが、この1つ前、第13節に東京は、開幕からの無敗ロードをC大阪に止められていました。今季初の敗戦からファイトバックが求められたこの大分戦。6月としては高い気温28度を示した中、東京は大分のビルドアップに対し、臆することなく積極的にプレスをかけました。試合後、

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基本的には自分たちのスタイルを崩さないことを考えていた。相手はつないでくるチームだったが、自分たちがそれを奪うような形で前からプレッシャーをかけていこうと話していた。今日は自分たちのスタイルを貫くことで勝点3を獲れた。やはり今日みたいなサッカーを続けていかなければいけないなと感じたし、自分たちのストロングポイントで勝てたのでそこは自信になった。(室屋)

 

チームとして前からのプレスは自分たちの生命線。激しくプレッシャーに行くことを止めてしまうと、自分たちの良さが消えてしまう。(橋本)

 

前節負けたので、今日はキックオフから選手がよく走って戦ってくれた。自分たちから仕掛けないと大分は動いてくれないなかで、前線の選手も最後は足がつっていた。彼らの頑張りがないと3得点は奪えなかった。ベンチメンバーを含めてよく戦ってくれた結果だと思っている。(長谷川監督)

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 と選手・監督は口にしましたが、チーム走行距離は114.298km、チームスプリントはなんと234回を数え、大分の良さに対して東京は自らの良さを真っ向からぶつけた、プレスの裏返しに対してひるまずに、勇敢に戦ったことが結果に表れた試合でした。

 リターンマッチ。大分はそれでも信念を曲げることなく、自分たちの戦いを表現してくるでしょう。ならば東京が見せるべき姿もまた、信念を曲げないんだ!プレッシングで主導権を握ってみせるんだ!という勇敢さであってほしいなと思っています。

図らずも、この秋日本は「Brave Blossoms」の虜になりました。昭和電工ドームもラグビーワールドカップのマッチが数多く行われ、明日が久々のサッカー開催となりますが、お互いの勇敢な姿勢がぶつかり合い、好ゲームの末に東京に勝ち点3がもたらされたら、嬉しい限り。

 

 

第31節 磐田戦「Invincible」

 磐田は、崖っぷちに立たされています。第30節の結果如何ではすでにJ2への降格が決まっている可能性も、この第31節でJ2への降格が決まってしまう可能性もあり、予断を許しません。

 ただ、磐田の直近3試合は1勝1分け1敗。大分相手にアウェイで劇的な勝利を掴んだり、前節も鳥栖相手に(もちろん勝ち点3しか見えてなかったでしょうけど)しぶとく対峙して勝ち点1を得るなど、谷底からは脱した印象。また、東京自身もこのアウェイ8連戦において、残留争いど真ん中にいる松本にはある面で気圧されての0-0、鳥栖には誤審の憂き目にあってしまったものの今季初の逆転負けと、「手心」を与えてしまう結果に終わっています。

 しかし、本気で優勝したいのならば、残留争いを繰り広げている下位のチームに三度、勝ち点を取りこぼすことがあってはなりません。いや、本気で優勝したいのならば、ここでの勝ち点3はマストです。そんなこの試合、上から目線で勝負に挑め!とは言いませんが、大分戦で示してほしい「Brave」とはまた趣の異なる強さ、なんと言いましょうか…「普通にやって、普通に勝ちました」ぐらいの強さを示してほしいという思いがあります。

それこそ、その昔列強諸国を震え上がらせたスペイン無敵艦隊「(theInvincible Almada」 ならぬ「Invincible Tokyo」として、しっかりと、きっちりと勝利をもぎ取る。この試合のテーマは、これ1つでしょう。

 

 

第32節 湘南戦「No marcy

2018年10月27日。湘南は、湘南ベルマーレとしての初タイトルに沸き、歓喜の真っただ中にいました。一サッカーファンとしてテレビで見ていた私も、杉岡がものすごいミドルシュートを決めた際には声が上がりましたし、タイトルを勝ち取ったチームの姿には、清々しさを感じていました。

あれから1年。あの歓喜が夢幻だったかのように、クラブは暗闇の中にいます。チョウ・キジェ監督の行動に関して、ここで是非に触れることはしませんが、船頭を失ったチームは浮上のきっかけをつかめないまま、内容も結果も手にできない日々が続いています。

 一サッカーファンとして、湘南ファン・サポーターの気持ちを慮ると、言葉に詰まるところはあります。それでも湘南ファン・サポーターの多くは、程度の差こそあれ「とにかく今季は、残留したい!」と思っているのではないでしょうか。

義理人情、判官贔屓、弱きを助け強きを挫く。そんな日本的な発想…じゃないな、あえて美徳と書きますが、そちらの側に立てば、湘南を後押ししたくなる人もいるでしょう。私もセンチメンタルな面は一応ありまして…ね。

しかし今年の東京は、「とにかく今季は、優勝したい!」んです。私も、「とにかく今季は、優勝を味わいたい!」んです。そのために、湘南の昨今あれこれに対するおセンチな気持ちは投げ打って、試合中に徹すべきは「show No marcy。隙を見つけたならば容赦なく攻め入り、隙を見せずに無慈悲に守り、勝ち点3を奪う。優勝劣敗なゲームを期待します。

 

 

第33節 浦和戦「Gain」

 この試合、どういう状況で迎えるのか、実は興味があります。

 東京は、もちろん前述の3戦できっちりと勝ち点を積み増し、優勝に手の届く位置にいてほしいんですけど、浦和は「残留は果たしたけど、ACL獲れなかった…」も「ACL獲ったどー!でも、残留危ないぞー!」も、はたまた「ACLも獲ったし、残留も大丈夫!」も「ACLも取れなかったし、残留も危うい…」もあり得る、両天秤がぐわんぐわんしている状況。他所さまのことながら、今ファン・サポーターはどんな心境なのか聞いてみたいところです。

 ただ、相手の状況がどうであれ東京がこの試合で果たすべきは、もう何年も、何年も、何年も、何フェーズも、何フェーズも、何フェーズも跳ね返され続けている浦和レッズという「Gain Line」をついに切って、1つ前に進むこと。アウェー(第5節)では久保→東→ディエゴと綺麗につながったゴールで先制し、アディショナルタイムもあとわずかまで耐えましたが、ラスト1プレーで森脇にゴールを許し、その願いは果たされませんでした。

 でも、もう機は熟したでしょう。優勝への最終関門、と書いたら大げさな気もしますが、初優勝へ向けて東京がついに浦和を破ったならば、それは単に手にした「to Get a win」ではなく、今必要なものを手にしようとして手に入れた「to Gain a win」になるのかなと。そんな思いも込めての「Gain」です。

時は来た。それだけだ。

 

 

第34節 横浜FM戦「Ovation」

人が生きていくうえで、サッカーとは必ずしも必要なものではないかもしれません。しかしサッカーは、確実にこれまでの私の人生を豊かにしてくれました。2003年にFC東京というサッカーチームを応援し始め、年月を経てFC東京というサッカークラブが自分の暮らしの中に息づいたことは、紛れもなく私の生活を明るくしてくれました。それはきっと、この先も変わらないでしょう。

 12月7日。そんなFC東京が、最終節で優勝を懸けて戦うことになったら、朝から自分はどんな気持ちで過ごしているんでしょうか。今の時点では皮算用ですし、そんな大げさなもんじゃないよ、と笑われる気もしますが、まず、この気持ちはぜひ味わってみたい。チームの皆さん、よろしくお願いします(真顔)。

 さて、横浜FM戦。ポステコグルー監督になってからこれまでリーグ戦で3度、顔を合わせていますが、結果は全勝。18年のホームゲームは5-2、19年のホームゲームは4-2と打ち合いを制し、18年のアウェーゲームは1-0の逃げ切り。特に18年のアウェーゲームは、チャン・ヒョンスが自らの過ちにより韓国代表を追われた後の試合でゴールを決めたもので、誰しもがチャンの犯した過ちの重さは理解したうえで、それでも試合後に満場の「Ovation」をチャンに対して送ったことを今でも覚えています(現地にいました)。あれから約1年。この試合は確か、両チームとも優勝もACLもない状況下だったかと思いますが、今季はもしかしたら優勝決定戦になっている可能性もあります。

横浜FM主催のゲームで、日産スタジアムの歴代最多観客数だった試合を調べたら、13年第33節新潟戦の62,632人。どんな試合だったか調べてみたら…もう答えはお分かりかもしれませんが「勝てば優勝」となる試合でした。結局、横浜FMはこの試合を落とし、最終節も川崎に敗れたことで、04年以来9年ぶりの優勝を逃すこととなりました。

つまり、横浜FMも今季優勝を果たせば、それは15年ぶりの悲願となります。仮にこの最終節が優勝決定戦になれば、相手が隣近所のFC東京であることも踏まえて歴代最多観客数を更新することも予想され、日産スタジアムは異様な雰囲気に包まれることになるでしょう。鹿島さんには申し訳ないですけど、ぜひ12月7日がそういう試合になってほしいですし、最終的にファン・サポーターから万雷の「Ovation」を受けるのが、FC東京の選手たちであってほしい。もしそうなったら…こりゃもう、「Orgasm」ですわ。

 

 とまあ、あれこれ書きましたが残り5試合。1つずつカードに穴をあけていき、最後に大きな声で「BINGO!!!」と叫べたら、至極幸せにございます。