先週の菊花賞は完敗。いや、あれだけスローになって上がり勝負になる想定はさすがに立てられず。田辺J、何してんだよ!…と憤慨はここまでにして、今日はあるテーマに基づいて、こまこまと予想をば。そのテーマとは…「モレイラJを嫌ってみる会 オマケツキ」。
東京1R 2歳未勝利(ダ1400m)
◎ 10.シバハマ
○ 13.ラブインブルーム
▲ 16.セイヴァリアント
☆ 06.ワイルドトレイダー
危 01.ホウオウモントレー
モレイラJ騎乗で断然1人気が予想されるホウオウモントレー。確かに新馬戦は勝ち馬にこそ大きく離されたものの、スムーズに逃げて3着以下には3馬身以上の差をつけ、強さを見せました。
ただ、父キンシャサノキセキ×母父カドージェネルーと米国の血がない血統で、前走15番から最内への枠替わりは大きなマイナス材料。また、ダートスタートで逃げられないケースも想定され、(9時時点で)単勝1倍台はちょっと買われすぎでしょう。
◎シバハマ(父エイシンフラッシュ×母父スピードワールド)。前走が初ダートで6着でしたが、逃げて大勝したロマンティコについていった先行馬の中では最後まで頑張っていました。母系はスピード型で、かつ当コースの未勝利戦は大型馬の距離短縮が効くケースが多いので、前進を期待したいところです。
○ラブインブルーム(父タイキシャトル×母父マイネルラヴ)。新馬戦は福島芝1200mで3着。ただ、中断で脚を溜めて差してくる味のある内容で、母エステーラヴはダ1400~1600mに良積が集まっていた馬。かなり小柄な馬なので本命にはできませんでしたが、減量の武藤J起用がプラスに出れば面白いかと。
▲セイヴァリアント(父ベルシャザール×母父フレンチデピュティ)。新馬戦は東京ダ1300mで6着。4人気に推されていたので人気を裏切る形にはなりましたが、キングカメハメハ(系)は新馬戦より2戦目、3戦目でパフォーマンスを上げる馬の方が多く、母フレンチミシルも勝ちあがりに6戦を要したことを踏まえれば、変わり身があっても。
☆ワイルドトレイダー(父アポロキングダム×母父ワイルドラッシュ)。新馬戦は全く競馬になりませんでしたが、前走は比較的行き脚もつき、まともな競馬に。中1週ですが、3戦目でさらに良化があるとすれば、11人気は過小評価かなと。
馬券 ワイド ◎-○▲△
東京3R 2歳未勝利(芝2000m)
◎ 03.チェサピークベイ
○ 01.シャドウディーヴァ
△ 06.フェリスナタール
△ 08.パワポケチャラット
危 07.ジャストアジゴロ
モレイラJ騎乗はジャストアジゴロ。父ノヴェリストで、新馬戦は新潟芝1800m2着でしたが、ノヴェリスト産駒近2年の新潟・東京芝を比較すると、新潟[4.11.5.30]東京[2.8.9.46]と圧倒的に新潟寄り。
また、コース別で見ても、新潟芝1800mが[1.4.1.7]に対し、東京芝2000mは[0.1.1.7]と成績を落としていて、距離延長での複勝率も18.7%どまり。1人気は他馬に譲りそうですが、危ない人気馬ではあるのかなと。
◎チェサピークベイ(父ハービンジャー×母父スウェプトオーヴァーボード)。新馬戦3着、前走2着と前進してのここ。その前走も前残りに屈しただけで、未勝利はいつでも脱出できそうなレースは見せました。ハービンジャー産駒の距離延長は分かりやすい狙いの1つで、田辺Jがシャドウディーヴァではなくこちらを選んだのも素直に評価してみます。
○シャドウディーヴァ(父ハーツクライ×母父ダンシリ)。こちらも新馬戦は前に残られての2着でしたが、上がり33秒0の脚は大いに見所がありました。ここはどう見てもスロー。同じだけの脚を使えれば、当然勝ち負けでしょう。
ジャストアジゴロが想定どおりに走らなかったとすると、次に目がいくのは4人気のキュロン(父ディープインパクト×母父モンズン)ですが、ノヴェリスト産駒(父モンズン)のジャストアジゴロを評価していないわけで。また、上がりの脚は前走が恐らく限界で、シャドウディーヴァを逆転することは難しいかと。
で、チェサピークベイとシャドウディーヴァが3着内の2頭を占める、かつジャストアジゴロとキュロンが来ないとなると、目がいくのは△フェリスナタール(父ハービンジャー×母父アグネスタキオン)、パワポケチャラット(父ハービンジャー×母父ネオユニヴァース)の父ハービンジャー×サンデー系の2頭かなと。より気があるのは、距離延長になるパワポケチャラット。
馬券 3連複 ◎-○-△
3連単 ◎○⇒◎○⇒△
東京4R 2歳新馬(ダ1400m)
◎ 08.ファンタジオ
○ 12.ウイニングメイビー
▲ 02.ダイメイサツキ
☆ 16.ムーンアルテミス
危 01.クリスタルアワード
モレイラJ騎乗はクリスタルアワード(父アグネスデジタル×母父フジキセキ)。1レースのホウオウモントレーと同じ、単勝1倍台の最内枠。こちらは父アグネスデジタルなのでホウオウモントレーよりはまだ買える材料がありますが、それでもダートの最内枠はプラスではなく。スタートを決められたら諦めます(苦笑)
◎ファンタジオ(父ヘニーヒューズ×母父フレンチデピュティ)。米国ダート型同士の配合で、血統から窺える前向きさはメンバートップ。ゲートを五分に出て前々で競馬ができれば、押し切り可能かと。
○ウイニングメイビー(父カジノドライヴ×母父エルハーブ)。カジノドライヴ産駒は当コース特注。外枠も悪くないですし、7人気なら。
▲ダイメイサツキ(父サウスヴィグラス×母父ダンスインザダーク)。上にダイメイフジやダイメイプリンセスがいる血統で、今日、京都でダ1200mの新馬戦がありながらの東上は意欲の表れ(か?)。1枠に入ってしまった分▲止まりですが、1枠で来るならクリスタルアワードではなくこちらかと。
☆ムーンアルテミス(父キングスベスト×母父アドマイヤムーン)。母フィリラは芝1200mで3勝。父キングスベストも完全に芝向きなので買いづらい1頭ですが、祖母フラグラントオアシスの仔にはデザートオアシスやワディとダート馬もいて、大外から砂を被らずに気分良く走れれば、ひょっとして3着ぐらいなら…という淡い期待で。
馬券 ワイド ◎-○▲△
東京8R 3歳上500万下(芝1800m)
◎ 03.スパイラルダイブ
○ 07.レッドオールデン
▲ 04.グレンフィナン
△ 02.ブライティアシップ
危 08.サトノマックス
モレイラJ騎乗はサトノマックス。堀厩舎とのコンビで、人気は当然出るでしょうけど、レースぶりを見ると、いわゆる非根幹距離は向かない印象。実際、父ディープインパクトですがディープ産駒の東京芝1800mは、1600mや2000mと比べると率が悪く、人気馬ほど買いづらい数字。ここは「来ても3着まで…」という意味での危険馬として扱います。
◎スパイラルダイブ(父マンハッタンカフェ×母父エンドスウィープ)。今年園田から再転入して1,2着。前々走で2,3着だった2頭はともにクラスを卒業し、前走破れたサトノキングダムは次走1000万下でも2着と好走。33秒台の脚も使えて、当コースで良積多いマンハッタンカフェ産駒。単勝5倍は、かなり美味しいオッズかなと。
○レッドオールデン(父ルーラーシップ×母父プルピット)。今夏北海道で4戦してすべて3着内。未勝利勝ちを決めた武豊Jとのコンビで人気はするでしょうけど、上がり勝負ではスパイラルダイブに軍配が上がると見て○まで。
▲グレンフィナン(父ヴィクトワールピサ×母父クロフネ)。2走前、当コースで未勝利勝ち。それまでのもたもた感が嘘のようなレースぶりで、昇級初戦となった前走も、マイル戦で好メンバー相手に4着と健闘。東京開催まで待ったのは当然で、休み明けですが勝負気配アリアリかと。
△ブライティアシップ(父ルーラーシップ×母父アグネスタキオン)。ゲートの出が悪く、常に最後方から。未勝利のまま500万下に挑戦ですが、上がりの脚だけ見ればこのメンバーでも引けを取らず、12頭立ては歓迎材料。ちょっとでも五分に出て、勝負圏内で道中進められればあっと言わせても。
馬券 馬単 ◎⇒○▲△
京都3R 2歳未勝利(芝1400m・内)
◎ 01.ディアブルノワール
○ 06.グッドレイズ
▲ 05.アンラッシュ
☆ 02. ビップサタン
危 13.コルデトゥリーニ
オマケは京都3レース。(9時現在)1人気はデムーロJ騎乗のコルデトゥリーニですが、当コースでは大きなマイナス材料となる外枠。「いやいや、新馬戦も当コースで外枠だったわ!」は全うなツッコミですが、確率論で言えばこういうタイプは嫌ってナンボ。こられたら素直にごめんなさいですが、来ないほうに賭けてみたいところ。
なので、相手は内枠ばかり。ユンゲンハフトを切ったのが裏目に出ないことを祈るばかりです。
馬券 馬連 ◎-○▲△