続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

18年Jリーグ観た記 其の11 鳥栖-鹿島

 前節初勝利をあげた鳥栖。連勝を目指してホームに迎えるは、ACLで(珍しく…と言っては失礼だが)結果を残しながらリーグ戦も戦っている鹿島。17,000人超を集めたベストアメニティスタジアムで勝利の凱歌をあげたのは。

 

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短評

 鳥栖はフィッカンデンティ監督らしく、攻守とも立ち位置を変えず4-3-1-2。ネガティブトランジションもボールに近い選手は1回行くが、基本的にはリトリート気味。自陣で奪った後のポジティブトランジションは、イバルボ、趙 東建の2トップをまずは見ていた。

 一方の鹿島。守備はラインを整えた4-4-2。ポジティブトランジションに明確な意図は見られなかったが、どちらかといえば慌てず騒がず。そうしている間にSHがやや中に絞り気味の4-2-4へシフトし、攻撃を組み立てる。

 前半は(鳥栖から見て)左サイドがホットスポットに。鳥栖は左SBの吉田が積極的にオーバーラップし、2トップ、トップ下の小野らと絡んで左から攻めようと試みる。特にイバルボのキープ力は立ち上がりから目立っていて、吉田が惜しいクロスを上げるシーンも見られた。

 対する鹿島は、金崎が中から外(鳥栖から見て左サイド奥)に斜めに走り抜けてボールを受ける、よく見る形をこの日も敢行。CBを釣り出して、その間に右SHの土居がエリア内に入り、ペナルティエリア内で数的同数を作るところまでがパターンとなっていた。

 得点はやや意外な形から。14分、中盤での競り合いでこぼれたボールを鈴木が頭で繋ぐと、受けた金崎は迷わずエリア外からシュート。これがDFに当たって軌道が変わり、ネットへグサリ。権田とすればややアンラッキーだったが、鹿島が先制した。

 その後は互いに狙いの攻撃を試みるも、アグレッシブというよりはやや手堅い展開に。鳥栖も25分にイバルボ、趙 東建が立て続けにチャンスを得るが決められず、セットプレーも鳥栖が回数を多く得たが、決定機には至らず。前半は0-1で終了。

 後半。鳥栖は40分すぎから中盤フラットの4-4-2に立ち位置を変えていたが、これを継続。鹿島はリードしていることもあってか前からガンガンいこうという守備は選択せず、立ち上がりから鳥栖が敵陣でボールを保持しながらゴールに迫ろうとする展開に。

 鳥栖は前半同様左サイドを中心に攻撃を組み立て、割とストレスなくアタッキングサードには入れていたが、鹿島が粘り強く対応しゴールを割らせない。60分を過ぎる頃には完全に「攻める鳥栖、守ってカウンターを窺う鹿島」という構図になり、鳥栖がより押せ押せになるが、やはりゴールは生まれず。

 鹿島も70分に金森、81分にペドロ ジュニオールを投入しカウンターをより鋭利なものに。そしてアディショナルタイム、鹿島はレオ シルバからのスルーパスを受けたペドロ ジュニオールが、鳥栖はFKから鄭 昇玄がそれぞれきわどいシュートを放ったが、ともにネットは揺らせず。試合はこのまま0-1で鹿島勝利となった。

 

MVP:永木 亮太(鹿島)

 終わってみればボール支配率は鳥栖が上回り、特に後半は自陣でボールを動かされる場面が多かったが、要所で存在感を見せたのが永木。

 マッシモ フィッカンデンティ監督が試合後、システムを変更した理由に「三竿 健斗選手と永木 亮太選手が中央をしっかりと固める。ディフェンスラインの前をしっかり固めるというようなやり方をしていて(中略)中央はしっかり固まっていて、外のほうが攻めようがあると思った」と語ったが、まさに永木は三竿と連携しながら、より三竿より広範囲に動いてボールへアタックし、鳥栖の選手のプレーを制限できていた印象。

 リーグ戦はこれが今季初スタメン。ACLとのやりくりで、どちらでプレーする機会が今後増えていくかは分からないが、この日のプレーを続けられれば、どちらでもチームを助けることができると感じた。