続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

17年Jリーグ観た記 其の51 J1 横浜FM-鹿島

 優勝の可能性はまだ残しつつも、現実的にはACL圏内を目指して勝ち点を積み重ねていきたい横浜。ホームに迎えるは、川崎の力強い足音を背後に聞きつつも、首位をひた走る鹿島。台風近づく雨の日産スタジアムで勝利を得たのは。

 なお、この回からMWP(その日、最も残念に思った選手)は止めにします。MVPより見つけるのが難儀なもので(苦笑)

 

 

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短評

 怪我人過多に泣く横浜。この日の右SBには遠藤ではなく下平を起用した。意図を当初は汲みきれなかったが…その心は後ほど。

 試合は3分、天野のCKに久々の出場となった伊藤がドンピシャ合わせてネットを揺らし、横浜がいきなり試合を動かした。その後は鹿島がややボールを保持する時間を長くして試合が落ち着きに向かっていたが14分、三竿からバックパスを受けた植田がトラップを誤り、ボールが離れたのを見逃さず天野がボールを奪うとそのまま前進。曽ヶ端との1対1も冷静に制してネットを揺らし、なんと15分も経たずに2-0となる。

 思わぬ展開は、その後明確な「攻める鹿島vs守る横浜」の展開に。その中で、横浜は右サイドがマルティノスの単騎突破、左は複数の人数が絡んでのコンビネーションという形がパターンとしてあり、右SBに遠藤ではなく下平を起用したのは、明らかに守備を意識してのものだったと納得した。

 対する鹿島は、こちらもパターンである「FWが中から斜めにSBの裏へ抜けてボールを受ける」形をメインに、両SHを極端に絞らせて中の厚みを増したり、両SBをさながらSHばりの高さまで上げて攻撃に絡ませたりと、お馴染みの攻撃パターンでサイド攻撃中心で反撃を試みる。

 ただ、横浜守備陣の集中力は高く、惜しいシーンまでは作れない。このまま前半は終わるかと見ていたが45+2分、レオ シルバのCKから山本が押し込み鹿島が1点を返す。その直前、天野が足を傷めて倒れていて、横浜はボールを切るように求めていた(あるいは自分たちで切ることもできた)流れの中で与えたCKだけに、やりきれない部分はあったかもしれないが、ゴールはゴール。鹿島がらしさを見せて前半を折り返す。

 後半も構図は変わらず。ただ、横浜が奪った後カウンターに繋げることが出来ず、ではどこかに収まりどころを作って押し上げられたかと言えばそれもNO。こうなると鹿島がセカンドサードチャンスから常に押し込む流れになる。すると66分、再びレオ シルバの見事なCKから植田がドンピシャヘダー。中澤に競り勝った画も見事だったし、ミスを取り返しての咆哮も印象的なゴールだった。

 それでもモンバエルツ監督は受身に終始していたわけではなく、62分にマルティノス→遠藤で推進力を(怪我による交替の側面もあったが)、65分にバブンスキー→扇原の投入で収まりどころを作りにかかっていた。

 すると、同点になったこともあってか再度横浜に攻撃のスイッチが入り、遠藤がなんとかチャンスを作る。そして74分、オーバーラップした山中がドリブルでカットインし、逆サイドから斜めに入ってきた遠藤にパス。遠藤はマークについていた山本をターンで外してシュートを放つと、曽ヶ端の手をかすめ、カバーに入っていた昌子もクリアしきれずゴールイン。記録上オウンゴールとなったが、遠藤が一仕事果たしたゴールだった。

 ラスト10分は鹿島が攻め倒し、横浜が栗原投入から守り倒しに入るが、横浜の守備力が上回りタイムアップ。横浜が貴重な勝ち点3を得た。

 

MVP:喜田 拓也(横浜FM

 短評では触れなかったが、前半から広範囲に渡ってその守備力を活かす場面が多かった。特に自陣左サイドは、マルティノスがそこまで守備をしなかった(それは狙いでもあったが)中、下平と協力してしっかりと壁に慣れていたし、中町と協力してバイタルも締めることができていた。終わってみれば、走行距離12km超。タフさを改めて見せ付けた試合だった。