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続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

続かなかった「成功体験」 続けられなかった「センチメンタリズム」

クタクタながら、最低限の格好をつけて終えた1stステージ。そこから間髪を入れずに始まった2ndステージ第1節。「間が1週間も空かないのは、2ステージ制っぽくないね(苦笑)」とは思いながら、チャンピオンシップ出場へ向けた仕切り直しの1戦となる…はずでした。

 しかし、終わってみれば悲劇的な、考え得る最悪の展開での黒星スタート。采配がどうだったとか、選手の考え方がどうだったとか、不平不満を挙げればキリがないわけですが、今日はあえて、ツイッターでも十分な戯言を炎上も覚悟で(大袈裟)。何となく、でもどうしてもブログに残しておきたかったので。

 

 

 紆余曲折、悲喜こもごもだったここまでのシーズン、私の中で最も「ノッていた時期」が5月。こちらのエントリでその心は書いております。

 

re-donald.hatenablog.com

 

 このエントリ内では、チームの変化(4-1-4-1の採用)を見ながらも、複数の個人に対して焦点を当て、彼らの奮闘によりチームが3・4月の停滞から底を脱したといったことを書きました。その個人とは、前田、羽生、髙橋の3人(ほんのちょっとだけ水沼、徳永のことも触れましたが)。しかし、そこから1か月。2ndステージの幕開けとなった鳥栖戦のスタメンに、彼らの名前はありませんでした。

 使われなかった意図は、ある程度自分なりに汲んでいますよ。城福監督なりに「チームの幹(=守備の耐久性)ははっきりとさせたうえで、枝葉(=どう攻め、どう点を取るか?)を鮮やかに見せるためどうしたらよいか?を考えた結果、中盤より後ろはバランスが取れる4-4にしつつ、前線はカウンター時の威力アップや、ドリブルやパス&ムーブといった個人スキルをより強調するため、ムリキ、バーンズの2トップとした。その中で、前田はベンチになり、中盤の構成を見直すにあたって高橋や羽生がベンチとなった。パッと見れば、それだけのことですから。

 実際、ムリキとバーンズの2トップは機動性があり、個人技があり、中でも「自分が受けたい」場所だけではなく、「ボールホルダーがパスを出しやすいコース」にスッと顔を出す動きで、前線に流動性をもたらしていますし、河野や橋本も好プレーを見せてくれています。 

 しかし、これでいいのか?私はなんとなく腑に落ちていません。自分のサッカー観を自己分析すると、

大熊時代やマッシモ時代のようなリアリスティックなスタイルが性に合っている一方、センチメンタルな部分、ウエットな部分が時折顔をのぞかせる

 という表現になりますが、今はまさにその後者、センチメンタルな部分が出てきていまして。

 

 

どんな時でも常に最前線で黙々と自らの仕事をこなし、背中でチームを引っ張ってきた前田を、必要な戦術変更によるものとは言えいきなりベンチに、しかも、現状FWとして4番手にまで落としたことは、果たして正解だったのでしょうか?

 誰よりも経験があり、誰よりも冷静に、しかし、誰よりもまだ上手くなろうと、チームの戦力として走り続けようとしている羽生が、(この際だから書いてしまいますけど)コンディションが上がらず、戦術を昇華しきれず、毒にも薬にもなっていない東よりスタメンに相応しいと思うのは、過大評価でしょうか?

 物足りない部分がある一方、沈みがちなチームに活力を入れられ、戦術面でも幅があり、何よりもチームの苦境を脱するため、5月に獅子奮迅の活躍を見せた高橋は、米本や橋本を差し置くことができないのでしょうか?

 さらに言えば、ベトナムの地で、まさに今の東京に欠けているパーソナリティで大きな存在感を見せた水沼は、今のチーム状況においてスタメンに値しない選手なのでしょうか?

 

 

 いずれもホントにチラシの裏というか、日々の小平の状況も知らないただの不満(愚痴)でしかないと思います。もしかしたら、私たちが知る由もない状況があるのかもしれませんし(それこそ阿部拓馬どうしたの?も。まあ、全てを表にさらけ出す必要は全くありませんが)。はたまた、負けを受け容れられないことを、自己の狭量な価値観に無理やり押し込めて、逃げているだけなのかもしれません。

ただ、そうしたことは全て自分なりに理解したうえでなお、5月にチームがいささかでも浮上するきっかけとなる「成功体験」をもたらした選手たちが、明確なメッセージもなくベンチを温めている状況が健全だとは思っていません。次を見据えることは大事だったと思いますが、積み重ねた「センチメンタリズム」がさも幻だったかのように見える一手が正しかったのか、私は疑問が残ります。

 そして、一度そうやって思ってしまった自分が、そうやって思わされたと感じている指揮官に対して…いやいやいやいや、何でもないです。今だって何時だって、手の平返す準備はしておきますから。