続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

中日新聞杯

 4歳から9歳まで、賞金を稼ぎたい馬から意地を見せたい馬まで多士済々なメンバーが揃うローカル重賞、中日新聞杯です。新装中京になった去年+中京芝2000m全般の傾向を探ると…


1:スタミナ血統有利
2:上がり5位以内
3:開幕週でも外がさほど不利にならない

 1は昨年の勝ち馬スマートギアが父マーベラスサンデー×母父パドスール、2着ダンツホウテイが父マンハッタンカフェ×母父Nureyevとスタミナ色が強い血統でしたし、昨年末の金鯱賞も1着オーシャンブルーは父ステイゴールド×母父Daching Brade(ミルリーフ系)とスタミナ寄り。また、ここ1年の当コースリーディングトップ5はディープインパクトハーツクライマンハッタンカフェシンボリクリスエスステイゴールドと2400mか?と思うほどの顔ぶれ。さらに、1、2月開催の2000m戦では勝ち馬の母父もメジロマックイーンリアルシャダイヘクタープロテクタートニービンダンシングブレーヴダンスインザダークなどこれまた菊花賞天皇賞・春か?と思う顔ぶれ。とにかくスタミナが要るコースであると言えるでしょう。
 2、3は直線が長くなったこと、坂ができたこと、意外と芝を長めに作ることなど要因は様々あるんでしょうけど、外枠がさほど不利にならず、また外から来れるということは上りの早い脚が必要となり、昨年のこのレースは前走上がり5位以内の馬が1〜3着を独占。ローカルっぽいスタミナ・パワーを血統で示しつつ、中央コースにも対応できる早い脚がある馬が狙い目となるのではないでしょうか。これらを踏まえて、最終決断は以下のとおり。

◎ 09.ジャスタウェイ
○ 03.パッションダンス
▲ 07.アドマイヤタイシ
△ 02.トウカイパラダイス
× 16.ショウリュウムーン
× 05.ドリームセーリング

 本命はジャスタウェイ。父ハーツクライ×母父Wild Againとスタミナ、パワーを持っている血統構成で、前走京都記念は何か中途半端なレースをしてしまった印象ながら、上がり3位の脚は使っています。昨秋に東京コースで見どころたっぷりなレースを2つ続けてやれているので左回りに替わってガラッとよくなる可能性もありますし、外国人ジョッキーに替わって秘めた能力が出されればアッサリもあるかと。
 対抗パッションダンスは父ディープインパクト。前走は初の1800mで戸惑ったのか上手くレースを運べず5着止まりでしたが、距離延長+小倉よりは広い中京へのコース替わりで巻き返す可能性は十分アリ。3番手アドマイヤタイシは勝ちきれないレースが続いていますが、逆に言えば大コケも考えづらいところ。父Singspiel×母父Dubai Millenniumでスタミナ十分ですしね。4番手トウカイパラダイスは同コースの金鯱賞で4着、前走も枠が有利に働いたとはいえG2で3着と実績は上位。軽視はできないかと。穴で面白いのはここ3走1400、1800、1600mとすべて異なる距離を使われながらすべて上がり4位以内の脚は使っていて、血統的には2000mをこなしても何の不思議もないショウリュウムーンと、昨冬の愛知杯のように単騎スロー逃げがハマるとすれば…という見方をしたとき、同じ父ノーザンダンサー系で中山金杯も見どころあったドリームセーリングかなと。馬券は以下のとおり。

馬連 09−03 500円  09−03,07 各300円
ワイド 09−05,16 各200円