続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

ダイヤモンドS

 冬の荒れる長距離重賞、ダイヤモンドSです。過去の傾向を探ると…

1:前走条件戦
2:軽ハンデ馬
3:ステイヤー血統

 1は毎年必ず前走条件戦の馬が3着以内に入っており、昨年のギュスターヴクライは1人気でしたが、それ以前のキタサンアミーゴ、ベルウッドローツェ、スノークラッシャー、レーザーズエッジは全て6人気以下と馬券的にもおいしい狙い目です。2は11年以前は53キロ以下の馬がたびたび穴を開けていました。ただ、昨年は55キロの馬が1〜3着を占め、今年も53キロ以下はイケドラゴンのみ。54キロの馬に期待?3はキタサンアミーゴの母父が(日本では)現代の一流ステイヤー血統となったトニービン、ベルウッドローツェの母系がリボー系×バステッドというオールドスクールなスタミナ血統、10年3着のドリームフライトもおなじみ母父リアルシャダイと、長距離戦らしく血統の強みが十二分に活きるレースとなっています。これらを踏まえて、最終決断は以下のとおり。

◎ 02.サクセスパシュート
○ 15.アドマイヤラクティ
▲ 08.エーシンミラージュ
△ 04.ノーステア
△ 14.ファタモルガーナ
△ 03.マカニビスティー
△ 12.イケドラゴン

 本命はサクセスパシュート。父ハーツクライは現在屈指のステイヤー種牡馬で、ハーツの母父はトニービン。加えてバックパサーの名があり、近親(母リアフォーモサの妹、ロッタレースの仔)にフサイチパンドラがいるなど筋が通っていて、格上げ初戦でも怯まないであろう母系も○で、斤量54キロ。前走は条件戦の迎春Sを使われましたが、中山2500mで連戦連勝を飾っていたステイゴールド産駒数頭を押さえての勝利は付加価値が付きますし、「スイッチの入ったハーツクライ」(by サラブレ)は連チャンが利くため、ここでの本命に足るかなと。先週の馬場傾向を引き継げば、圧倒的に内を通った馬が有利ですしね。
 対抗アドマイヤラクティハーツクライ産駒で、母父エリシオは11年2着のコスモヘレノスで好走例あり。こちらはオープン昇格後3戦連続3着、しかも勝負所でややモタつく「危ないハーツクライ」(by サラブレ)で、アタマや連軸として買うのは怖くてできませんが、3連複の相手(2頭目)としては十分信頼していいかなと。逆にアタマまであるという目線で面白そうなのがエーシンミラージュ。母父トニービンで、祖母エイシンテネシー金杯京都記念2着を筆頭に牡馬と中距離戦で張り合っていたスタミナ馬。また、父クロフネも2000m以上では数値が目立たないものの、2500m以上に絞れば複勝率が高く、地味に長距離での期待値が高い種牡馬。前走条件戦組ですし、丸田Jとのコンビでも勝利経験あり。差しがズバッとハマる展開なれば。あとは前走条件戦組で、母系にSilver HawkSadler’s Wellsを持っているノーステアステイヤーズS2着で、父ディープインパクト×母父エリシオと血統的にもスタミナ満点のファタモルガーナ、母父ブライアンズタイムですでに長距離戦に実績があり、イン差しできる絶好枠を引いたマカニビスティー、今回唯一の軽ハンデ馬で、逃げもしくは番手をスンナリ取ったら馬場の恩恵を得てスルスル…が怖いイケドラゴンまで。馬券は以下のとおり。

馬連 02−03,04,08,12,14 各300円
3連複 02−15−03,04,08,12,14 各200円
     02−08−03,04,12,14,15 各100円