続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

新体制発表

 1月20日の初練習&新体制発表会を皮切りに、今季のFC東京が船出しました。現時点で決まっている顔ぶれなどを元に、少し妄想してみようかと思っております。ゆるくお付き合いください。


 今季の体制については、オフィシャルサイトをご覧ください。レイアウトもリニューアルしたのね…ってのはさて置き、監督・コーチ陣では長島コーチ(→徳島)、土斐崎フィジカルコーチ(→蔚山?)がチームを去り、グルイッチコーチ、川口コーチ、山崎コンディショニングダイレクター(以下CD)が新規に就任。グルイッチコーチはポポヴィッチ監督の参謀役として、川口コーチは篠田コーチとともにサブメンバーへの手当てとして、山崎CDは昨季苦しんだ怪我やコンディション不良への対策としてそれぞれ招聘したと理解しています。
 グルイッチコーチはオフィシャルによると2000年から指導者の道を歩み始めたとのことで、コーチングキャリアはポポヴィッチ監督より上。よりポポヴィッチ監督の理想を具現化させるために、どれだけチームへ的確に戦術を落とし込めるか、期待したいです。川口コーチは普及部に所属しながら明治大学のコーチも兼任していましたが、ここで満を持してトップチームへ昇格。非常に面倒見が良く、細かいところまで目が行き届き、全ての選手に慕われていた長島コーチの穴をどれだけ埋められるか。とてもサッカーに真摯な方なので、篠田コーチとともに上手くサポートしてあげてほしいなぁと。かつ、サブの突き上げは昨季の大きな課題であり不満な部分だったので、いかに普段の練習や練習試合の中でサブ組に発破をかけられるかには、大きな期待を寄せたいかなと。
 そして、噂の山崎CD。日本でも重視され始めているコンディショニング面について、すでに手を打っているクラブはあります。例えば、昨季の広島は松本良一フィジカルコーチを招聘し、フィジカル面で大きな方針転換を図った結果、シーズン中大きな怪我人やコンディション不良者を出すことなく、14、5人の主力グループがシーズン通して高いパフォーマンスを維持できたことで優勝を果たしたと聞いていますし、柏のネルシーニョ監督はご存知の方も多いと思いますがフィジカルコーチ経験者で、日々の練習でもフィジカル、コンディショニングにかなり気を使っていると聞きます。鹿島で3連覇を果たしたオズワルド・オリヴェイラボタフォゴ監督もフィジカルコーチ上がりでしたね。と、少し話が逸れましたが、とにかく現代サッカーにおいては「スキルの高さ」も去ることながら、「そのスキルを遺憾なく発揮するためのフィジカル・コンディショニング」が重要なのは論を待たない話。1/21発売のエルゴラッソ内で立石強化部長が招聘の意図を述べているので、詳しくはそちらをご覧いただければと思いますが、夏場に失速したのはACLとの並行、そして、初体験となった「ACLブレイク」間のフィジカルトレーニングに何かしらの落ち度があった可能性は大。昨季就任した竹中フィジオセラピストやトレーナー陣とともに、昨季の反省や得た経験をもとに、是非とも良質な仕事をしてほしいなと。そして、日々小平へ足を運べるマスコミの方には、ぜひ山崎CDの仕事ぶりをレポートしてほしいなと(笑


 続いて選手の顔ぶれ。立石強化部長は「引き続きリサーチはしている」としながらも、今後の補強については「今いる選手を上回る、あるいは化学反応を起こせる選手でなければ補強することはない」と語っており、おおよそ今の顔ぶれで決定と見ていいでしょう。一部報道でイタリアの伊達男やスペインの元エースの名前が挙がっており、特に後者はこの時点でパッと話が出ると言うことは、意外と信憑性がある?と思わなくもないですが、まあそれはそれとして。
昨季主に用いたシステムは4−2−3−1。図に表すと、

――――――11――――――
9―――――10―――――8
――――7――――6――――
5―――4――――3―――2
―――――― 1 ――――――

 という感じになりますが、昨日発表された陣容を、それぞれ個人的主観をもとに当てはめると以下のようなイメージ。あくまで渡し個人の主観、独断と偏見ですので悪しからず。それぞれ、一番左がファーストチョイス、以降右にセカンド、サード…となり、カッコ書きはユーティリティ枠です。

1(GK)…権田、塩田、廣永
2(右SB)…徳永、中村、(加賀)
3(右CB)…チャン、加賀、吉本、(高橋)、(徳永)
4(左CB)…森重、丸山、平松、(高橋)、(徳永)
5(左SB)…太田、阿部、(丸山)
6、7(ボランチ)…高橋、米本、橋本、野澤、(アーリア)、(田邉)、(三田)
8(右SH)…ルーカス、石川、三田、(ネマ)、(林)
9(左SH)…アーリア、田邉、河野、(ネマ)、(林)
10(トップ下)…東、大竹、(ネマ)、(野澤)、(ラ(ry)
11(1トップ)…渡邊、平山、林、(ルーカス)

 GKは当然権田がファーストチョイス。で、権田が代表戦で不在となった場合のナビスコカップ等で塩田と廣永が争う形でしょう。廣永の台頭に期待したいところです。DFは右から徳永、チャン、森重、太田がファーストチョイス。SBは椋原の期限付き移籍が地味に痛手ですが、阿部が期限付き移籍を終えて戻ってきたため、中村を右の控えに回して4枚体制で一応の質・量は確保。ただし、中村がシーズンインには間に合わないようなので、しばらくは徳永に踏ん張ってもらいましょう。かたやCBは6人いますが、吉本、平松がリハビリ組で、シーズン当初は4枚体制。いざとなれば高橋や徳永がCBをこなせますが、移籍がまことしやかに囁かれていたチャンの残留は、CBの質・量を確保する意味ではホッと一安心。そして、森重にかかる負担ハンパねぇよ!万が一ザッケローニ代表監督にバレて、代表に連れていかれたら…オソロシス
 MFですが、まず私は昨年のエントリで1、2度書いたとおり、アーリアのボランチに難色を示したい派。昨季の第33、34節において左SHで使われ見事にハマった(34節は3アシスト!)ことの結果論ではなく、攻撃では「狭いエリアでもボールを扱えるテクニック」があり、「ちょっと低めの位置から、自慢の推進力を活かして相手を置き去る」ことができ、「アタッキングサードでドリブルもパスも出せる器用さ」もあるため、守備では「スペースを生める意識に乏しい」短所をある程度隠せ、「1対1になれば、地味に結構抜かれない」長所を活かすために適正なのは、どう見てもボランチよりSHだと思いませんか?私の見立てが甘い!とかサッカー知らねぇな!と思われる方は、是非ともその論をご教授ください(割とマジで)…というのはさて置き、良い意味でのポジションレスさ、縦横無尽さをより前の位置で使うことで相手に脅威を与えるとともに、味方同士による連携の際の潤滑油として、私は確信を持って「アーリアSH派」を宣言します。ただし、そうなると幸野、下田の放出もあいまって、ボランチは高橋、米本、橋本、野澤と心許ない印象が否めず。(ここまで書いてきておいてなんですが)立石強化部長は「(ボランチは)高橋、米本、アーリアの3枚+三田も…」と述べていて、実際は5枚体制になるんでしょう。ただ、そうしたくない私が期待するのは、橋本の台頭。昨季は練習試合で最終ラインをやらされることも多く、結果として1度か2度ベンチ入りしたにとどまりましたが、ユース年代では群を抜いていたフィジカルの強さ、身体をねじ込める強さが、プロ1年目の練習と身体作りで逞しくなっているとするならば、キャンプのアピール次第で十分にラージグループに食い込めるのかなと。なんとなくですけど、青木(大宮)や山口(C大阪)のような方向に向かってくれたら…なんて。
 一方、2列目は身贔屓抜きでJでもトップレベルの陣容。昨季の終わりにバチンとはまったルーカス右、アーリア左SHを個人的にはファーストチョイスにし、梶山と羽生が抜けたトップ下には新加入の東をドンと。もちろん、梶山や羽生とは全く違うキャラクターで、梶山のような変態的なキープ力&パスセンスや、羽生のような唸らせるフリーランとポジショニングをそのままやってくれとは言いません。東らしい、攻守両面での献身性、味方の動きを引き出せる気遣い、梶山や羽生より質の高いフィニッシュに絡む動きなどを見せてくれれば上等。大竹がリハビリを終えて戦力となれば、このポジションで東と競わせても面白いかなと。SHは「片方は組み立てへの参加や仕掛けを中心に、片方は組み立てに参加しつつもフィニッシャーとして振る舞う」と、役割をある程度明確にしたいと感じていて、ルーカスとアーリアの役割分担で言えば前者(左SH)がアーリア、後者(右SH)がルーカスなので、左にはショートパスやドリブルに持ち味のある田邉と河野を、右にはフィニッシュが期待できる石川と三田をそれぞれセカンド、サードチョイスにしたいです。そして、ネマは今季もスーパーサブで。もちろん、スタートから出てもおかしくないスキルの持ち主であることは、昨季十二分に堪能させてもらいましたが、相手が疲れてきたところで、あるいはベンチから試合をつぶさに観察して、相手の薄いところやしかけられるポイントを自身で判断したところで出してあげた方が、味方にとっては心強く、相手にとっては厄介極まりないのかなと。
そしてそして、もしラ(ryさんが本当に来てくれるなら、私は純粋に戦力になると思います。中東へ行ってプレーレベルがどうなったかは分かりませんが、もともとスペインの某クラブや代表でやっていた頃はセカンドトップとして、ドイツの某クラブへ移籍後はそれこそ4−2−3−1のトップ下で輝きまくっていて、梶山ばりのキープ力&シンプルかつ的確なはたき+羽生ばりのポジショニングの良さ+守備時の献身性は、皆さんよくご存知なはず。マーケティング的にも波及効果は絶対にあるはずですし、とりあえず現時点では、この報道に乗っかって踊っておきますよ。
 FWは重松が再度の期限付き移籍となり、私はルーカスを主にSHとして使いたいので、現時点では渡邊、平山、林の3人体制。林はSHとしても活用の道があるので、純粋に1トップとなれば渡邊と平山がポジションを争うことになるのかなと。仮に平山がフィジカル的に完全復活したとして、昨季1トップに求められた「基準点としての動き」「前線からの守備」ともに、私は平山の方が上だと思っていますが、昨季終盤に渡邊が突如として相手を背負える、競り合って何とかなる、あるいは前からしっかりとコースを消すといった動きができるようになり、ここはレベルの高い争いを期待したいなと。もしラ(ry


 今季は「継続」を選択しました。まあ、もろもろ踏まえればそれは当然の結論ではありますが、正直ここまで動かないのは想定していませんでした。だからと言って、不満は感じていません。十分戦える陣容が揃った、いや、「残った」と思います。そして、志向するサッカーも「継続」となるでしょう。もちろん、マイナーチェンジや改善点はありますが、昨季とは違ってベースがあるところからのスタートとなり、ACLもないことからある意味で「言い訳」の余地は皆無と言っていいでしょう。
 2010年、FC東京は(結果論かもしれませんが)立ち位置を見誤り、一度狂った歯車を修正しきれないままJ2降格という憂き目に会いました。昨年10位のチームがいきなり「優勝を目指す」と断言することはおこがましいことであり、再度立ち位置を見誤っているのでは?と言われてもおかしくないところはあります。けれど、私は今季、頂点を渇望したいです。何を言われようと、今季は100%リーグ制覇を期待します。それだけの選手は揃っていますし、選手の中からそういったムードを感じますし、信じなければ、やらなければ何も起きませんからね。全チームが勝ち点0からスタートする今は、期待だけを胸に抱いて生きていきますよー。