続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

AJCC

 東の初春伝統重賞です。過去の傾向を探ると…

1:中山、特に非根幹距離巧者
2:スタミナがあり、前へ行ける馬

 私はそこそこ血統を重視する人なんですけど、このレースは血統が云々というよりは、とにかく中山得意で、スタミナがあって、前へ行けるか、これに尽きるレース。過去5年で3着内だった15頭中、1の条件を満たす馬が12頭。1を満たさなかった3頭(12年ルーラーシップ、11年トーセンジョーダンミヤビランベリ)も、2400m以上の重賞を勝っていて、先行競馬(5番手以内)ができる馬。とにかく、1、2の条件を満たしているか否かが大事になってきます。それで、1を満たす馬(=中山1800、2200、2500mで3着内経験あり)をピックアップすると、

サトノアポロ、アドマイヤラクティゲシュタルト、トップカミング、シンゲン、マルカボルト、ネコパンチ、サンテミリオン

 となります。ここから漏れた馬で、2を満たす馬(=2400m以上のレースで勝利経験があり、前へ行ける)はルルーシュのみ。つまり、ここで漏れたマカニビスティー、ダノンバラード、トランスワープの3頭はこの時点でバッサリ消します。ダノンバラードは去年の日経新春杯2着がありますが、よりスタミナを問われる目黒記念で4着に敗れていて、冬のパワー馬場+急坂+非根幹距離のトリプルパワー要素をこなせるとは思えません。


 以上を踏まえ、最終決断は以下のとおり。

◎ 04.アドマイヤラクティ
○ 01.サトノアポロ
▲ 09.ルルーシュ
△ 06.ゲシュタルト
△ 10.マルカボルト
△ 08.シンゲン

 本命はアドマイヤラクティ関西馬ながら、1000万下&準オープンは中山遠征を連勝して卒業。1000万下は2000mながら不良馬場、準オープンは2200mと中山でも異なる条件を克服してのものなので、巧者ぶりはなかなかなものかと。再度の準オープン卒業も京都2400mとスタミナタイプで、ここ2走はちょっとこの馬の好走条件から外れているので気にしなくていいでしょう。(上では血統云々ではないと書きましたが、それでも)過去の血統傾向を探るとトニービンの血が入っている馬の好走が目立っていて、今年3代前までにトニービンの血が入っているのはこの馬だけ。内田Jとも件の中山2200m戦である湾岸Sでコンビを組んでいるので乗り替わりも問題なし。唯一、変に溜めにまわって差し届かず…が怖いところですが、全くの凡走は考えづらいので軸にしていいという判断です。
 対抗サトノアポロは重賞初挑戦ですが、2走前に敗れたダイワマッジョーレを物差しにすれば、このメンバーならいきなり通用しても驚かないですし、全4勝中3勝が中山という巧者ぶり。父シンボリクリスエスは昨年の中山芝で勝ちきれずに2、3着を量産という成績だったので印は落としましたが、こちらも軸に取れる1頭かと。3番手ルルーシュオールカマーの敗戦を重馬場だとすれば、ここは威張らないといけない立場。アルゼンチン共和国杯が今後に向けての試金石と言われていましたが、ここもそんなことが言えるレースかなと。勝ち負けはこの3頭で、あとはこのうち1頭がコケた時の3着狙いで、昨年の3着馬ゲシュタルト、昨年の6着馬で中山はきっちり走るマルカボルト、もう終わっている可能性は大ですが、前走先行して坂下までは見どころあったシンゲンを押さえます。馬券は以下のとおり。

3連単F 01,04,09→01,04,09→01,04,06,08,09,10 各100円(計24点)
(ただし、01,04,09のボックス組み合わせ6点は各200円)