続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

京成杯

 年度最初の3歳牡馬限定重賞です。過去の傾向を探ると…

1:主流から外れたリーディング下位、渋めの血統
2:(できれば前走)2000m以上で上がり2位以内の脚を使っている
3:穴はダート実績

 1は中山2000m、しかも開催が進んだ冬の枯れ芝が舞台ということで、ゼンノエルシドロックオブジブラルタルニューイングランドゴールドヘイローバブルガムフェローエイシンサンディとまともならリーディング上位には食い込めない、中距離重賞に馴染みがない渋めな種牡馬の産駒がよく走っています。2は主にホープフルS、エリカ賞ですが、前走2000mで上がり2位以内の脚を使っている馬はしっかりとここでも走る傾向にあります。3は09年に13人気3着のゴールドヘイロー、11年に8人気3着のデボネアがダートでの勝利実績があり、ここでもパワー、馬力重視のレースだと言えるでしょう。ここまでをまとめると、以下のとおりとなります。

1に該当(=父が12年世代リーディング20位以下)
 ノウレッジ(Street sense)、クロスボウゴールドアリュール)、マイネルマエストロ(ブライアンズタイム
2に該当(=前走上がり2位以内。太字は2000mで上がり2位以内)
 リグヴェーダ、ケイアイチョウサン、アクションスター、クロスボウフェイムゲーム
3に該当(=ダートで3着以内の実績あり)
 ノウレッジ、ホワイトフリート


 以上を踏まえて、最終決断は以下のとおり。

◎ 07.マイネルマエストロ
○ 05.アクションスター
▲ 06.クロスボウ
☆ 08.ホワイトフリート

 ただでさえ渋い血統やパワー型が走るレースにあって、今日は不良馬場がほぼ確定。であれば、よりシンプルにそちらの方面を重視してみようかと。本命マイネルマエストロは父ブライアンズタイム。前に行って坂も苦にせず押し切った前走の内容はここにつながるものでしたし、未勝利戦では器用な好位差しを見せており、多少展開が紛れても対応できると見ます。対抗アクションスターは父アグネスタキオン×母父Loup Solitaire(ロベルト系)×母母父フォーティナイナーアグネスタキオンは世代リーディングで芝8位な一方、ダートでも19位、あるいは全世代でのダート1800m以上で5位と近年はダート色も強めていますし、母系は字面のとおり。前走のラジオNIKKEI杯2歳Sは少頭数の出たなり競馬になってしまったので4番手の4着はやむなしで、ここでも自分らしく3、4番手の競馬が出来れば。
 単穴クロスボウの前走は大出遅れ+どスロー+大外ぶん回しという惨敗条件がそろった道中を直線だけではねのけての勝利。陣営や関係者のコメントを拾うと「ここも出遅れる」との声が多く、そうなると不良馬場ではしんどい可能性が大ですが、父ゴールドアリュール×母父Deputy Minister×母母父Lord Avieという血統構成は、9人気も踏まえて明日の条件では買わずにいられないでしょう。同じく大穴のホワイトフリートは父クロフネ×母父サンデーサイレンス×母母父Caerleon(祖母ビワハイジ)。下にいるラロメリア、アロヒラニはともに中山の重・不良で3着以内の経験をしていますし、今回唯一のダート勝ち経験馬。新馬戦で芝も走っていますし、穴の要素は存分にあります。馬券は以下のとおり。

馬連 07−05,06,08 各300円
ワイド 07−05,06,08 各700円