続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

中山金杯

 前年末の試行期間を経て、今年から重賞の予想再開です。改めて、よろしくお願いいたします。なお、結果等はこちらにコツコツ溜めていきますので、よろしくお願いいたします。


 てなわけで、一発目は東西金杯から。まずは中山金杯。過去の傾向を探ると…

1:小回り芝2000m(東京、京都外回り、阪神外回り、新潟以外)の重賞で良積(3着以内)のある馬
2:スタミナ、パワー型の血統
3:先行した馬が残りやすい
4:連対は前走から中5週以内

 の4つがポイントとして挙げられるかと。
 1は過去5年で8頭も馬券になっている最重要ポイント。近走で好走しているのはもちろん、結構忘れ去られた過去に走っていた場合でもその経験がアドバンテージになるが中山金杯の特徴。昨年を例にとっても、5人気3着コスモファントムは言わずと知れた小回り巧者で、前走も中日新聞杯で1着からの連続好走でしたし、4人気2着のダイワファルコンは当時5歳でしたが、3歳時に弥生賞で3着があり、その経験が活きた格好でした(中山巧者でしたしね)。2は昨年が1着からミスプロエンパイアメーカー)、グレイソヴリン(ジャングルポケット)、ボールドルーラー(Stephen Got Even)とスタミナ、パワー型の3頭が圏内独占。サンデー系が全くこないわけではありませんが、ここ3年で言うと10年ゴールデンダリア(父フジキセキ)が3人気11着、11年ミステリアスライト(父アグネスタキオン)が2人気8着、12年エクスペディション(父ステイゴールド)が3人気5着と毎年人気を裏切るサンデー系産駒がいることからも、スタミナ、パワー寄りに考えたいなと。有馬記念を見れば明らかですが、今年は例年よりさらに力のいる馬場になっている感がありますし。
 3は10年以外の4回は3コーナー6番手以内の馬が毎年2頭馬券になっています。ただ、前走差していた馬が突然ここで先行して粘りこむというケースもあり、隊列を読みきるのは難しいところ。強いて言えば、前走1800m以下やダートなど今回とは違う条件で、スタートからそれなりの脚を使っていたけど前に追いつけなかったために位置取りが後ろに「なってしまった」馬がいれば、というところでしょうか。4は文字通り。3着には中15週や17週という馬もいましたが、勝ち負けは順調に使ってきた馬から出ます。多分。ここまでをまとめると、以下のとおりとなります。

1に該当(=小回り2000m重賞好走馬)
 キョウエイストーム、タッチミーノット、コスモオオゾラ、ダイワマッジョーレ、アドマイヤタイシ、テイエムアンコール、ダンツホウテイ
2に該当しない(=父サンデー系)
 ニシノメイゲツ、タッチミーノット、ジャスタウェイ、ダイワマッジョーレ、ダンツホウテイ、トップカミング、イケドラゴン
3に該当しない(=前走から中6週以上)
 キョウエイストーム、シンゲン、タッチミーノット、ジャスタウェイ、ダンツホウテイ、ヒットザターゲット


 以上を踏まえた上で、最終決断はこちら。

◎ 08.コスモオオゾオラ
○ 11.アドマイヤタイシ
▲ 02.タガノエルシコ
△ 10.ダイワマッジョーレ
× 15.ヒットザターゲット
× 03.キョウエイストーム

 本命はコスモオオゾラ。中山2000mは葉牡丹賞1着、弥生賞1着、皐月賞4着と得意な舞台としており、故障明けの菊花賞古馬との初対戦だった金鯱賞とここ2戦の惨敗は度外視可能。父ロージズインメイはここ1年の中山芝全体で5位、2000mに限ればディープインパクトに次いで2位(しかも、勝率は上)とこの舞台にピッタリな種牡馬で、母父コマンダーインチーフ、母母父Machiavellianと母系もパワータイプで今の馬場にはピッタリ。叩き3戦目で走りごろですし、4、5番人気に収まりそうならば有り難くこの馬から勝負。対抗アドマイヤタイシはここ2戦G3で連続2着と本格化。ここが中山初挑戦となりますが、坂は前走の阪神で、小回りや輸送も前々走の福島でこなしているので問題ないかと。2000m以上になると勝ち味に遅くなるタイプ(全4勝中3勝が1800m、1勝が2000m)なので頭があるかは微妙ですが、キッチリ2、3着に走ってはくれまいかと期待します。
 単穴はタガノエルシコ。昨年はマイル〜1800mを中心に使われ、前走朝日チャレンジCでは13人気3着と激走。昨年の戦績だけ見れば2000mは?と思われがちですが、父マヤノトップガン×母父ダンスインザダークとむしろ距離延びてこそ真価を発揮できる血統構成で、4歳時にはテイエムプリキュアが魂の逃げ切りを果たした日経新春杯で3着の実績もあります。もし、これまでどおり差しに回ったらどん詰まってお終いの可能性が高いですが、2000mで追走が楽になり、枠も活かして8、9番手ぐらいで競馬ができれば、一発かましてもおかしくないかなと。押さえはサンデー系の中ではパワータイプに属するダイワメジャー産駒で、前走金鯱賞有馬記念2着と好走したオーシャンブルーと僅差の競馬をしたダイワマッジョーレ、G3では実力上位で小回りも全く問題なく、早めのマクリがハマれば面白いヒットザターゲット、もう終わっちゃったかな?と思わなくもないですが、得意の中山で最後の期待をかけてみたい一昨年の2着馬キョウエイストームまで。人気のジャスタウェイは小回りで器用に立ち回って差してくる画が全くイメージできず、タッチミーノットはオーバーシードされた中山芝2000mでは箸にも棒にも引っ掛からなくなるダンスインザダーク産駒で、ともに父サンデー系&中6週以上とマイナス条件が重なっているのでバッサリ。これで来たら素直に「強かった!ごめんなさい!」ですわ。購入馬券は以下のとおり。

馬連 08−02,10,11 各200円
3連単F 02,08→02,08,10,11→02,03,08,10,11,15 各100円(計24点)