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続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

2012年のJリーグを誇大妄想

Jリーグ

 今年のJ開幕も、J2は8日後、J1は14日後と迫ってまいりました。ヒャッホー!
 それで、いろいろな媒体で順位予想がされている今日この頃ですが、当ブログでもやってみようかと思います。真面目にやりきるでもなく、三枚目に走るわけでもなく、一ファンの妄想を超えないゆるーい内容になっておりますが、ぜひとも最後までお付き合いください。まずは全18チームについてあることないこと書いていき、最後に順位予想を。ゴーゴゴー!


コンサドーレ札幌(J2 3位
 石崎監督が就任して早4年目、なかなか厳しい戦いが続いていましたが、昨シーズン中盤あたりでしっかりとした守備から手数をかけずにフィニッシュまで行くスタイルを確立。最終戦でFC東京相手にがっぷり四つの試合から勝利をもぎ取り、08年以来のJ1復帰を果たしました。
 今オフですが、まず昨シーズンCBの柱となった山下を失ったことは大きな痛手。彼の独り立ちが好転への全てのスタートだったと言ってもよく、彼の放出による守備力のダウンは否めないところ。それでもFC東京からノース、ブラジルから187cmという長身のジュニーニョを獲得し、昨季ルーキーながら及第点以上のプレーを見せた櫛引、終盤はガッチリと出番を掴んだユースからの昇格となる奈良と量的には揃った印象。あ、岡山もいたね。ただ、いずれの選手もJ1レベルでフルシーズンやれるかどうかは未知数で、河合のCB起用も含めて自慢の守備の再積み上げからスタートしなければいけないのは、ちょっと苦しい気がします。一方の中盤、前線については前田、山本、大島、高柳(怪我してしまったようで…)などJ1でのプレー経験豊富な選手をいずれもフリートランスファーで獲得することに成功。中でも注目は天才・前田。石崎監督はキャンプ中から一貫して「1トップ・前田」の形にこだわっているようですが、北九州とのPSMを見る限りはあまりしっくりきていない印象。内村や近藤との距離感については日を重ねるごとに改善されるかもしれませんが、前からの守備のスイッチになりきれていなかった点が気がかりで、プレッシングのスタートがずれて後ろが全部ずれる、となると、それこそ破綻の危険性が増すわけですから。昨シーズン田坂監督にしごかれて多少意識の変化は見て取れましたし、こういった全くベクトルの向きが違う選手がいることで新たな化学反応が生じる可能性だってあるわけですが、どこまで自覚してやれるのかには目を光らせてみたいなと。まあ、ダメなら大島が頑張れということで。あとは、昨シーズンのチーム内得点王・内村や若い古田、宮澤らがどれだけJ1で通用するのか。とどのつまり、「未知の魅力」がどちらに転がるかというシーズンになるのかなと思います。


ベガルタ仙台(4位)
 昨シーズンの大躍進は、ある意味で(感情的なものを含めて)再現性のかなり低いものだと思っています。それが良い悪いではなくてね。なので、手倉森体制5年目である程度継続性を持ったシーズンインであることは事実ながら、果たしてどこまで昨シーズン踏まえていいものか、判断しかねるところではあります。そういう意味では、今シーズン最も注目すべきチームなのかな?とも。今オフの移籍は、チョ・ビョングクの放出には大きな(マイナスの)驚きがありましたが、代役としてスピードタイプの上本を取れたことは、のちほど触れる戦術面を考えれば悪くない補填。また、ウィルソン、サッコーニの両ブラジル人は出たとこ勝負なのでなんとも言えませんが、松下の完全移籍実現やDFならどこでもできるベテランの内山、昨シーズンから特別指定でチームに参加して素質の片鱗を見せ、ルーキーながら背番号7を与えられた奥埜など、収支はトントンかややプラスと言ってもいいのかなと。
 手倉森監督はシーズンインから事あるごとに「自分たちで繋ぐ時間帯を作りたい」「前からの守備で主導権を握ることにトライしていきたい」と口にし、戦術面での上積みを目論んでいることをアピールしています。昨年の山形を例に取るまでもなく、こういった「守備主体のチームが攻撃面の進化にチャレンジしてコケる」というのはサッカー界では往々にしてあることで、攻撃の中心であるリャン・ヨンギがプレシーズンで6週間程度の怪我を負ってプランが多少崩れてしまった点も踏まえれば、正直その匂いを感じないわけではありません。それでも、4バック+2ボランチの6枚だけで約束事があって守れてしまう守備組織は高い完成度を誇っていて、上本がそれにすぐ馴染めるようであれば、それをベースにしながらブラッシュアップできるわけで。その上本も、C大阪時代は少人数で守備を仕切るスタイルをやってきていますし、ライン設定を昨シーズンより高くするとなった場合も、カバーリングのスピードがあることは証明済みなので、問題なく馴染めるのかなと。であるならば大きくバランスを失うことは考えづらいですし、前からの守備に向上が見られれば得意のカウンターがさらに威力を増すわけで、私はこのチャレンジはポジティブなもの、ポジティブな方向に転がると見ています。崩れるとすれば…層の薄いボランチ、特に角田に何かしらのアクシデントがあり、ここから全体にヒビが入るというパターンぐらいかと。


鹿島アントラーズ(6位)
 昨シーズンは様々な要因が重なり、スタートで大出遅れ。夏場も調子が上がらず、2桁順位に沈む時期も長かったですが、終わってみれば帳尻合わせて6位フィニッシュ。世代交代も睨みながらのシーズンとしては、それほど悲観するものではなかったのかなと。その1年を経て、クラブはレジェンドであるジョルジーニョを監督に招聘。こういう一手は、例えばストイコビッチ監督や、今シーズンのコンテ監督(ユベントス)など、ハマれば一気に事態が好転するもの。ファンはそうなることを願っているでしょう。しかし、はっきり言って移籍収支はマイナス。そりゃあ、野沢、田代、フェリペと昨年のレギュラー格を3人失って、即戦力の補填がジュニーニョ、岡本、レンタルバックの佐々木ではそう言わざるを得ないでしょう。期待のルーキー(と言われている)山村も、いきなり中田、岩政に割って入るだなんておこがましく、しばらくは昌子とCB3番手を争うことになるはずで、即戦力とは言えないところ。高卒ルーキー4人も、まずはどれだけアピールできるかからのスタートで中長期的なものですし。
 ただ、今年ジョルジーニョ監督がメインシステムを「中盤ダイヤモンド型の4−4−2」にするという記事を見て、これほど理に適ったものはないなと納得。小笠原、青木、増田、本田、柴崎、(CB起用が中心視も)中田、山村と、中盤センターを担える選手は枚挙に暇がなく、しかも守備寄り(青木、本田、中田)、攻守平均(小笠原、柴崎、山村)、攻撃寄り(増田)とタイプの異なる選手を取り揃えているわけで、SHタイプの野沢、フェリペの補填をしなかった中にあっては、言ってみれば至極全うな選択ではありつつも、これほど効果的なものはないのかなと。そこにトップ下・本山ががっちりハマり(かつシーズンフル稼働できれば)、CHとしての遠藤、トップ下としての土居あたりが成長を見せられれば、かなり強力な中盤になると思います。ACLがない分リーグ戦に集中できますし、かつこのクラブのACLへの思いを考えれば、そして、ジョルジーニョ新監督が「ここで長くやりたい。そのために、1年目は大事」とエルゴラのインタビューで答えていた点を鑑みれば、今年の鹿島は新たな「いやらしさ」を見せるチームであり続ける可能性が高いと思います。あー、めんどくさ。


浦和レッズ(15位)
 昨シーズンは混沌の中でもがき苦しみまくった1年。ゼリコ・ペトロビッチ元監督の思いとフロントの思い、志向するシステムと現存する選手の特長が全く噛み合わず、浮上のきっかけを全く掴めず。クラブOBでユースの監督をしていた堀前監督をシーズン途中に据え、堀イズムを知る若手が何とか奮闘して残留を勝ち取りましたが、ついに落ちるところまで落ちてしまった姿を晒し続けたことは、さすがに見ていて痛々しさしかなかったなと。
 その1年を経て、(結果オーライ的にではありますが)広島を離れたミハイロ・ペトロヴィッチを招聘。補強も現有戦力をほぼ維持した上で、槙野、阿部、ポポとピンポイントなものにとどめるなど、なかなかスマートなものだったかなと。それで、今シーズンについては「ペトロビッチ監督の独特な戦術がどれだけ早く馴染んで形になるか」−ただこの1点でしょう。一からどころかゼロからのやり直しとなるシーズンで、ペトロヴィッチ監督自身「私のサッカーを理解するのは難しい」と語り、練習試合の結果やレポートを見る限り、今は「漸進」という一言に集約させられる印象。リーグ戦が始まってもトライ&エラーはしばらく続くはずで、チームにスムーズさが見て取れるのはもう少し先の話になるのかなと。実際、3バックの真ん中を誰にするのか、あるいは1トップ2シャドーの人選などはまだ見えてこず、特に1トップを誰にするのかは相当苦慮している様子ですし。もちろん、中はそれを覚悟して日々の練習に励んでいるはずで、多少の浮き沈みで一喜一憂することはないと思いますが、それでもある程度の結果が求められるのが浦和レッズというチーム。序盤で結果が出ない時に外がまた余計に騒ぎ立てる可能性は否定できませんし、結果が出ないなら出ないなりに内容で納得させる必要が絶対にあるわけで、それにチームがブレずに耐えられないようなら、昨年の二の舞があるのかなと。逆に、思ったより早く馴染めば、いきなり優勝争いに加わっても驚かないポテンシャルは秘めているのも事実。結論として、今シーズン最も予想が難しいチームという印象です。


大宮アルディージャ(13位)
 J1に昇格したのが05年。そこからの順位が13→12→15→12→13→12→13とあまりにも安定感のある低空飛行を続け、しかし秋には「残留力」を発揮してしっかりとJ1に居続けるという、稀有なポジションを不動のものとしているクラブ。こういった「後半捲って帳尻合わせ」をさせてら、エバートンか大宮かってなもんです。オフの補強も、毎年「お金だけはあるのねぇ…」と溜め息を誘う流れが続いていて、今年もその流れを汲んではいますが、チョ・ヨンチョル、菊池、長谷川、下平、カルリーリョスと昨シーズンの所属クラブでバリバリスタメンを張っていた選手を一挙に獲得し、OUTもレギュラー格はイ・チョンスぐらいで、むしろ上手くスリム化に成功した印象(現在の保有選手は25名)。トータルで見れば悪くないオフだったと思います。
 今シーズンは練習試合などを見ていると4−2−3−1をメインシステムにしそうな印象を受けますが、だとすれば選手バランスは悪くない感じ。前線の4人は1トップに長谷川orラファエル、2列目に東、チョ、金久保、橋本(ラファエル)の中から選ぶとなれば、なかなか見どころがある印象。サイドをえぐってクロスを上げられるタイプが見当たらず、攻撃が中に狭くなってしまう恐れはありますが、それを良しとしてやりきってしまうのも手かなと。ボランチからも、カルリーリョスが金看板どおりなら攻撃にグイグイ参加してきそうですし、上田も長短のパスで攻撃に貢献できるタイプで、貧打に泣くことはなさそう。守備もボランチでは青木が昨シーズン大きな成長を見せ、中盤で戦える選手になりましたし、最終ラインも菊池、下平の加入で質・量ともにアップ。GKは相変わらず北野、江角と同等レベルの2枚を抱えていて、これといった穴が見当たりません。とは言え、1度全てが上手くいって結果を残すまでは疑ってかかりたいのが大宮というクラブですし、「持たざる中で真価を発揮するタイプ」の監督だと思っている鈴木監督が最適なバランスを見つけることができるのかも正直不安。今年もパッケージに騙されて中身は…となるのか、それともパッケージどおりのインパクトを残せるのか。もしブックメーカーが「今年の大宮は1ケタ順位を取れるか?」というテーマを提示してきたら、あなたはどちらに賭けますか?


柏レイソル(1位)
 J2からの昇格1年目でのJ1制覇という、史上初の偉業を成し遂げた昨シーズン。クラブ内の全ての部門が1つ同じ方向を向き、どの部門も精進を怠ることなくやり続けられれば、こういう結果も得られるんだなぁ、と強く思わされたところです。そんな大きな成果を残した次の年こそが勝負、とはよく言われますが、今オフもフロントは素晴らしい仕事、ACLとの並行にも耐えられる的確な補強に成功しました。特にレギュラークラスとベンチ陣に小さくないクオリティの差があった守備陣のテコ入れ−酒井と競わせる藤田、CBとして大いに計算の立つ渡部、那須、唯一穴とも言われた左SBを埋める福井−がパーフェクトとも言える内容で、かつ昨シーズン最激戦区とも言えた前線に、さらにリカルド・ロボを加えて競争を煽ることも忘れませんでした。OUTも若手のレンタル移籍中心で、山中の昇格と合わせてしっかり未来を見据えられているなぁと感心しきり。今年、何か1つタイトルを獲得することができれば−それがリーグ連覇なら最高−チーム関係者が今年しきりに口にしている「常勝軍団」になることも十分可能ですし、それを口にするだけの材料は調えられたと思います。
 やろうとするサッカーに、大きな変化はないでしょう。前からのプレッシングを怠らず、中盤以降がそれに連動してバランスよくゾーンで対応。高い位置でボールを奪えればシンプルにジョルジ・ワグネルレアンドロ・ドミンゲス、あるいは2トップまでボールを飛ばして手数をかけず攻め切れますし、奪う位置が低かった場合は大谷、栗澤が緩急をつけながらボールをコントロールし、SHや2トップに縦パスを入れることがスイッチになったり、SBが躊躇なくオーバーラップしてサイドを崩すこともできます。押し込まれて劣勢になっても、大谷、栗澤が相手の攻めを遅らせたり献身的にコースを消したりでき、その間に4バックはしっかりと迎撃体制を作り、長身選手が居並ぶ4バックと、反応の鋭さに定評がある菅野で押し返すことが可能。序盤は穴と見られていたレアンドロ、ジョルジの守備もシーズンを追うごとに改善され、小さな綻びすら見せずに試合をコンプリートしきったことも1度や2度ではありませんでした。これを1シーズン続けられたらもうお手上げなんですが、なぜかポコッと大敗する試合があったのも事実。昨シーズンはその大敗から1週間で切り替えて、「2試合連続で勝ち点3を挙げられなかった」ことが1度もなく過ごせましたが、今シーズンはACLとの並行で、リバウンドに時間を要せないシチュエーションが絶対出てきます。そこをチームとして乗り切れるようであれば、リーグ連覇、あるいはタイトル獲得がはっきりと見えてくるかと。


FC東京(J2 1位)
 涙に暮れたJ2降格を無駄にせず、良い意味で代え難い経験を積んで、1年で戻ってきました。しかも、ACL出場のオマケつきで。というわけで、今オフはポポヴィッチ監督の招聘に始まり、大袈裟ではなく「1ポジション2名」の選手層を誇れるまでの補強に成功。どちらも貪欲に狙っていける体制は整いました。
 まずポイントになるのが今野の穴。加賀、丸山、チャンを加えて量は確保しましたが、今野と同レベルの日本人DFがごまんといるはずもなく。ただ、しっかりとDFラインから繋ぐことはブレずにやるはずで、加賀はそういうタイプではなく、丸山、チャンがU-23代表召集によりキャンプにフル参加できない中、このままいけば開幕は徳永、森重のコンビが濃厚。丸山、チャンは継続して代表招集が見込まれるので、シーズンのベースもそうなるかもしれませんね。となると、ホットスポットは右SB。北斗か、椋原か。中盤もボランチの層がやや不安でしたが、米本が開幕に向けて悪くない調整ができており、長谷川、橋本の新加入選手がポポヴィッチ監督から評価を得ていることを踏まえれば、梶山、高橋を加えた5人で回せることに。SHは6人、FWもセザーの移籍が濃厚ですが5人で競える状態で、「練習で調子の良い、アピールができた選手を使っていく」という言葉には説得力が感じられます。もちろん、リーグとACLを並行する上で思わぬアクシデントはあるでしょうけど、今は期待の方が強くなってきています。


川崎フロンターレ(11位)
 かつて川崎でもプレーし、町田ゼルビアで辣腕を揮っていた相馬監督を招聘した昨シーズン。第18節時点では3位につけ、念願のタイトルへ機運が高まりましたが、その後8連敗を喫するなど終盤はズタボロで、J1昇格後最低となる11位フィニッシュ。今年は捲土重来を期すシーズンとなります。
 補強は(ほぼ)純和風路線を1年で止めて、再びブラジル人トリオにレベルアップの期待を求めるINの顔ぶれ。小松、西部もスタメンを張れるレベルの選手で、大学ナンバーワンの呼び声高いGK高木の獲得も悪くありません。ただ、横山、菊池、薗田とCBでプレーできる選手を一気に放出した意図が全く分からず。確かに井川、伊藤が健在で、ジェシ、森下を獲得して頭数は揃いましたが、仮にジェシがフィットせず、森下がJ1レベルに苦しんだ場合(後者は可能性が高いと思っている)の対応がこのメンバー構成では不安で、昨シーズン同様守備から崩れてしまう画が想像できてしまうところ。ボランチも相手を潰せるタイプが稲本しかいなくなり、その稲本も怪我からの全快がいつになるか(そもそもあるのか)は全く分からないですし、レネ・サントスはブラジル人トリオの中で最も未知数。相馬監督も昨シーズンはあまり守備面での組織構築に効果的な手立てを持っていない?と思わせる面も見て取れ、個人的にはうーんと唸るばかりです。攻撃陣は顔ぶれに大きな変化がなく、新加入の小松と復活を目指す黒津が加わってどれだけ厚みが出るか。中村、柴崎、山瀬、田坂らを中心に中盤で上手くボールをコントロールしながら、小松や矢島がポストワーカーとしてしっかり起点となれってボールを引き出し、その間にSBも含めて前線に枚数をかけられる攻撃となれば、澱みのない面白いサッカーが見られると思いますが、やはり守備が足を引っ張ってしまって…という懸念が個人的には頭から消えない以上、今年も苦しむかなと書いておきます。


横浜Fマリノス(5位)
 クラブのレジェンドである木村前監督を招聘したのが10年。しかし、面白かったのは試合後のインタビューぐらいなもので、サッカーの内容は個人に頼った日替わり定食。試合ごとにあまりにも良し悪しがハッキリしていて、個人がヘタった昨シーズン終盤は勝ち点をボロボロ取りこぼす結果に。それを受けて、クラブはコーチとして実質的な戦術指導をしていた樋口さんを監督へ昇格させる決断を下しました。
 そんな今シーズン。補強について、富沢を加えてCBの層を厚くした点と、渡邉、長谷川の穴を中町、齋藤、マルキーニョスで補填できた点はプラスですが、サイドバックの補強が比嘉だけだった点はマイナスかなと。五輪予選を見る限り、ちょっとプロの水に馴染むまで苦戦しそうですからね…。ただ、予想されるスタメン+数名が大きな離脱なくシーズンを過ごし、樋口監督があまり難しいことを要求せずに「普通」にサッカーをすれば、それを個に頼るのではなく組織立たせることができるようなら、このチームは勝ち点を積み上げていけるだけのポテンシャルを持っていますよ。…短いけど、これぐらいしか書くことない(苦笑)


アルビレックス新潟(14位)
 黒崎監督2年目の昨シーズンも、例年のとおりオフに主力(永田、西、マルシオ)を持っていかれ、シーズン中も怪我人に苦しみましたが何とか残留。そして今オフも千葉、チョ・ヨンチョル、酒井高ときっちり主力を失いました。しかし、「それが新潟の宿命」と黒崎監督は語り、クラブも守備陣に大井、中村、前線には平井、矢野と計算の立つ日本人選手をしっかりと補填することに成功しました。また、先週末のプレシーズンマッチ対神戸戦を見る限りはキム・ジンスが大当たりの予感。いつになく主力放出のマイナスを補って余りある今オフの動きだったかなと思います。
 戦術面でも黒崎体制3年目で継続性が期待できます。カウンター寄りなのかポゼッション寄りなのかはまだはっきり見えてきませんが、個人的にはCB、ボランチ陣がいずれも対人が強くて奪うことに長けていること、SB、SHに縦に強く、タッチライン沿いで勝負ができる選手が多いこと、ロペス、飛来、矢野、鈴木武とスピードのあるFWが揃っていることから堅守速攻型に特化すれば、それこそボルシア・メンヘングランドバッハぐらい驚かせることができると思っています。ミシェウ、本間と「緩」を担って、ボールを落ち着かせることが出きる選手もいるので、チーム全体が「急」により過ぎた時にもバランスを取ることができそうですし。実際に先週末の神戸戦は、特に前半自陣にしっかりとブロックを形成し、まず相手の攻撃を受けきってそこからしっかりと反撃するサッカーで3−0と快勝しており、ワンパターンと言われようとも欲張らずに強みを生かすことができれば、今シーズンは軽視できない存在になりそうな気がしています。


清水エスパルス(10位)
 昨シーズンのオフは伊東、市川、西部、ヨンセン、藤本、兵頭、本田、岡崎、青山、原とほぼ1チーム分の選手、しかも主力級を放出し、ネガティブな方で最も話題をさらった清水。そこに新しくゴトビ監督を招聘し、サッカーも一から変えたことを考えれば、昨年の10位というのはよくやった方だと思っています。しかし、今オフも山本、児玉、ボスナー、太田と守備陣の主力、準主力級を多数放出し、その補填が吉田、カン・ソンホ、林では、昨シーズン守備で苦しんだ(0−4で3連敗、なんてありましたね)教訓が全く活かされていないと断じるほかないかと。正直、岩下には全幅の信頼を置けない(個人的にはキブと同じ臭いがする)し、相棒が平岡、カン・ソンホではねぇ…。ヨン・アピンもSBではまだ未知数、吉田も守備より攻撃タイプですし、アンカーも村松や枝村ではちょっと重さがない印象で、守備面で光明を見出すのは現状難しいですよ。攻撃陣も、大前、高原、高木の3トップに小野、アレックスが揃い踏みできればかなりの創造性が期待できるところですが、小野は寄る年波に勝てず怪我で離脱することが多くなり、加えてもう1人欠けると途端にトーンダウンの傾向があって、これではさすがに厳しい感じ。小林、樋口、伊藤、鍋田らがどれだけバックアッパーとしてその穴を補えるのかも、昨シーズンを見る限り大きくは期待しづらい印象ですし、こちらも明るい見通しを立てるのはなかなか難しいところです。ただ、キャンプ中の対外試合では4連勝と結果が出ていて、失点もわずか1。ファンの方はこの見立てが杞憂に終わる、全く的外れになる可能性に期待していただければ(苦笑)
 その一方、白崎、柏瀬、犬飼、八反田、河合という新卒5人は好素材が揃った印象。早速先週末の磐田戦では犬飼、河合がスタメンフル出場、白崎も30分強時間をもらって、それぞれ悪くないプレーを見せていました。この中から何人、いきなり1年目でゴトビ監督の信頼を得て出場機会を得られるかは分かりませんが、彼らにとって、即戦力の補強失敗は逆にチャンスなわけで。いきなりのブレイクを楽しみにしたいところはありますし、彼らが起爆剤となって先輩たちに火がついて、チーム力が底上げされることを期待するのは悪くないでしょう。


ジュビロ磐田(8位)
 3年目を迎えた柳下監督の下、昨シーズンは4年ぶりの1ケタ順位となる8位で終了。スルガ銀行カップで12年ぶりとなる国際タイトルを獲得し、山田、小林、山本康、山本脩、山崎、金園ら若手の選手が次々と成長を見せ、割と明るいイメージでシーズンを終えたと思ったんですが、クラブはその柳下監督に見切りをつけ、今シーズン新たに森下監督を招聘しました。この決断がいい方向に転がるかどうか、いい方向へ転がせるのか、森下監督はやや難しい立ち位置にいるというのが私の見方です。
 補強は守備陣がIN 宮崎、チョ・ビョングク、千代反田、菅沼駿⇔OUT 那須、加賀、岡田、大井、イ・ガンジンと大幅な入替になりましたが、チョ、千代反田はともにJ1でも実績のあるCBなので那須、加賀の移籍と収支はトントンだと思いますし、駒野が紆余曲折ありながら残留してくれたことで守備面での崩壊はさほど心配ないのかなと。攻撃陣もここに来て代表がらみで金園、山崎が数ヶ月の離脱となった点は痛手ですが、前田も駒野と同様に残留したことや、山田、菅沼実、松浦、押谷と特徴のある2列目の選手を揃えられたことは好印象。ボランチ那須の穴を松岡がしっかりと埋められるようであれば、ロドリゴ・ソウト、小林と3人で十分でしょう。ただ、先週末の清水戦を見る限りだと、少しチーム作りが遅れているような印象。清水のプレッシングに対して、それをかいくぐって前にボールを運ぶアイデアに乏しく、前田の1トップ、山田をトップ下に置いた4−2−3−1は何かしっくりきていないように見えました。特に山田が窮屈そうだったのが印象的で、いい形でボールを持つシーン自体が少なかった感じ。守備陣も藤田、チョのCBコンビは息の合い方がまだまだで、宮崎もちょっと不安。このまま4−2−3−1なのか、それとも昨シーズンある程度整っていた4−4−2でいくのか、その判断を誤ると、序盤で後手を踏む危険性があるでしょうね。


名古屋グランパス(2位)
 ストイコビッチ体制もついに5年目。昨シーズンは就任当初のゴリ押しサッカー、力技の脅威はそのままに、自分たちでゲームをコントロールする方向へと舵を切ると、それがある程度形になって内容でも周りを納得させられるゲームが増えました。結果は2位に終わりましたが、伸び白を残した2位という印象で、今シーズンはさらに相手にとって脅威の存在になるでしょう。
 補強は、OUTでは千代反田が痛手ですが、それ以外ではここ数年であまり出場機会を得られなかった若手やレンタル先で活躍した選手を一気に放出することでスリム化を図り、INではダニエル、石櫃、巻(今年はDFもやるとか!)といった即戦力と、田鍋、水野らユース年代から4人獲得する先行投資とのバランスが絶妙で、十分なプラス収支と言えるかと。その補強を経て、今シーズンはお馴染みの4−3−3に加えて、ダブルボランチの3−4−3にもチャレンジするとのこと。闘莉王、増川、ダニエルの3枚はいずれも強さがあり、かつボールを配ることができますし、ダニルソンはダブルボランチの方が生き生きしているともっぱらの評判で、パートナーも中村、吉村、磯村と多士済々。両ワイドには田中、阿部、石櫃ら上下動できる選手がいて、3トップは頂点のケネディの横に、玉田、藤本、小川、金崎、永井とスタメンクラスがゴロゴロ。各セクションごとに見ても非常に理に適った起用ができるため、この3−4−3がオプション以上のシステムになる可能性は十分あると見ていますし、それを試合中に使いこなせるまでになれば、相手からすればかなり押さえどころが難しくなって、名古屋がアドバンテージを圧倒的に握れるなんてことにもなるかと。ACLとの並行も3度目で、チームとして経験値の心配をする必要は全くありませんし、ストイコビッチ監督がリーグ優先を明言したことも踏まえれば、今年の名古屋は相当強力な(厄介な)チームになると思います。


ガンバ大阪(3位)
 今オフ、クラブ側がついに西野体制に終止符が打ち、新たにセホーン新監督を招聘。それに合わせて移籍もINが14人、OUTが11人。今年は次なるステージへ向けて、新たな一歩を刻むシーズンになります。補強ですが、主力(橋本、高木、山口、下平、イ・グノ)や貴重なバックアッパー(キム・シンヨン、平井)をまとめて出し過ぎじゃない?と思うところはありますが、CBに今野と丹羽、SBにエドゥアルドと沼田、中盤に武者修行から戻ってきた寺田と倉田、前線に佐藤、パウリーニョイ・スンヨルと、量的には各ポジションしっかりと補填できたのかなと。
 それでも「攻高守低」の傾向やイメージを覆すことができたとはお世辞にも言えず。そもそもセホーン監督がバランスをどこに見出すのかを窺い知ることができていませんが、しかし昨シーズンから言われ続けていたSBに引き続き大きな不安を残し(沼田、エドゥアルドは未知数、加地は怪我なく過ごせるか)、GKをまたしても中途半端なままにしたこと(しかも藤ヶ谷は怪我をしてしまったとか)は看過できない問題だと思いますし、今野や丹羽を補強できたとはいえ「個人で守る」守備スタイルにどれだけメスを入れられて、組織的なものを構築できるかはまだ見えず。FWも大黒柱のイ・グノを失い、昨季後半はやや限界というか、押さえられるシーンが目に付いたラフィーニャ、スタンドプレーが多いパウリーニョ、J1では未知数の佐藤、イ・スンヨル、継続して力を出せるか未知数の川西、大塚という顔ぶれには、期待以上に不安を感じるところ。相変わらず中盤は遠藤、明神、武井、二川、佐々木に倉田、寺田と豪華なメンバーで、このセクションが健在な限りは大崩れこそないでしょうけど、長期政権終了1年目で小さくない変更を施しながらACLと並行してリーグ戦を戦わなければならないのは、不安の方を強く見ざるを得ないかなと。ガンバサポの方、今年はハードルを下げて見てあげるべきだと思いますよ。しかし、FC東京ファンの当てこすりと思われたならそれで全く構いませんが、今野は移籍が1年遅く、また1年早かったと思いますよ。


セレッソ大阪(12位)
 4年半指揮を取り、魅力的な攻撃サッカーと数多くの若手を育て上げたレヴィー・クルピ監督に別れを告げ、今シーズンはセルジオ・ソアレス監督を招聘。ただ、いろいろ見る限りはスタイルに大きな変更がなさそうで、リフレッシュ効果がどこまで現れるかという見方になるのかなと思います。ただ、補強は昨シーズンの主力を含めたOUTの方が多く、横山、山下、船津、柿谷、児玉、(非常に前評判の高い)ケンペスといった悪くないINがあったとはいえ、五輪やA代表で複数回のチーム離脱が想定される扇原、山口、清武、キム・ボギョンのバックアッパーが幾分パンチ不足でややマイナスな印象を受けました。
 がしかし、想定されるスタメンが揃っている限りは非常に魅力を感じるのも事実。特に2列目は清武、キム、村田、柿谷と受けることもできるし、自らボールを運べる選手が揃っており、ゾーンだけで対峙するのは非常に危険で厄介。ケンペスアドリアーノ(ガンバ経由で中東に行った彼ね)ばりにプレーできるようならより危険さが増しますし、扇原、山口、黒木ら若手ボランチがさらに成長がして太い軸になれれば攻撃陣は言うことがないかと。守備は一にも二にも山下。何はなくとも山下。昨シーズン札幌で一気に花開き、フリートランスファーで放出したチームが移籍金を出してまで買い戻したところに評価の全てがこもっていますが、J1でも通用するのかは全くの五分だし丁半博打。C大阪が躍進した一昨シーズンは、香川、乾、家長、アドリアーノマルチネスら煌びやかな攻撃陣以上に、茂庭、上本、キム・ジンヒョンのトライアングルが神懸かり的とも言えるハイパフォーマンスを披露して土台を安定させたからこそ達成できたものだと思っていて、もしその再現を期待するのなら、茂庭、山下、キム・ジンヒョンがどれだけできるかにかかっているわけです。山下が10年の上本になれるか否か−ここは、今シーズンの最注目ポイントの1つだと思います。


ヴィッセル神戸(9位)
 昨シーズンは、クラブ史上初の1ケタ順位となる9位でフィニッシュ。平均観客動員も一昨シーズンから伸び(10→11シーズンと連続してJ1に在籍したチームの中で、唯一神戸だけが伸びていたらしい)、クラブ財政も三木谷オーナーの債権放棄という荒業(もともと貸し出した時から予告していたみたいですけど)で債務超過状態を解消と、いよいよ雌伏の時を経て上を目指す体制が整った印象を受けてはいましたが、今オフの補強には驚きの一言。ポポの移籍は痛手ですが、これまでなら「なお、神戸には断りの電話を…」となってもおかしくない植草、高木、伊野波、野沢、橋本、田代という即戦力の獲得に大成功。しかもそれぞれ、徳重と切磋琢磨させての相乗効果を期待する植草、河本、北本に頼りっきりだったCBに高木、DFラインならどこでもこなせる伊野波、長らく不在だったゲームメイカーかつプレイスキッカーの野沢、中盤ならどこでもこなせる橋本、都倉の怪我などで不足していた前線の高さと強さを併せ持つ田代と狙いも実に的確で、戦力の大幅な底上げに成功しました。
 それを踏まえて、和田監督はハイプレス&ショートカウンターというスタイルから、ある程度自分たちでゲームをコントロールして、緩急を使い分けられるチームを目指したいと言っていた記憶があります。昨シーズンもそこからの脱却を試みた時期がありましたがその時は頓挫、今シーズンは体制を整えての再チャレンジとなります。ただ、高木、伊野波、橋本が加入したとはいえ、まだDFライン+ボランチのところでボールを柔軟に動かせるタイプは不足気味。先週末の新潟戦では伊野波と橋本をボランチに並べ、CBに高木と羽田を置くなど配置の工夫は見て取れましたが、キャンプでは主に守備面から整えているということもあってか、攻撃の連動性は見られませんでした。また、そうは言いながらもいい守備からの早い攻撃は神戸の持ち味であり、そことの折り合いをどうつけるのか、なかなか難しい舵取りになることも予想されます。どっちつかずが一番怖いところ。大型補強で注目度が増す中、万が一その舵取りを間違えると…。


サンフレッチェ広島(7位)
 他に類を見ないスタイルのサッカーで存在感を放っていたペトロヴィッチ監督との蜜月を今オフにやむなく解消。クラブOBである森保監督を招聘し、今年は新たなスタートを切るシーズンとなります。補強は何しろお金がない中、李やムジリの放出こそは痛手も、前線は石原と平繁で何とかカバーできましたし、守備陣にボールを動かせてリベロとして計算できる千葉を獲得したことは、中島の負担軽減と森崎和を中盤に専念させられるメリットの両方をもたらす素晴らしいもので、フロントは最大限努力したと言えるでしょう。
 ただ、特殊な戦術を用いる監督が去り、一時代が終わった直後のシーズンで苦しむというのは容易に想像できること。いくら流れを継ぐとはいえ、「似て非なるもの」をやっていくことの方が大鉈揮うより難しいわけで、そこを森保監督がどう折り合ってやれるのか。文字情報ではまず守備面の再構築から始めているようですが、私はそれが正解かなと。ペトロヴィッチ前監督は正直守備面でのアイデア、戦術には乏しかった印象で、ただ単にウイングバックを下げてベタッと守る形が散見されました。そこでしっかり人数をかけて奪って、低い位置からでもシュートまで持っていけるポゼッション力は見事の一言でしたが、しかしより高い位置でボールを奪えれば、そのポゼッションがより脅威を増し、攻撃陣もエネルギーを攻撃に専念できるわけです。そこを目指すために守備から手をつけるのは当然のことでしょう。攻撃陣は決定機とゴール数が比例しない永遠の課題に挑み続けることとなりますが、少なくとも千葉、水本、森脇、ファン・ソッコらストッパー陣と森崎和、青山らボランチ陣がしっかりとコミュニケートして開幕までに守備戦術をある程度作りきれれば大崩れは考えにくいわけで、残り2週間でどこまで仕上られるか、それがどのような形でピッチに現れるのか、今年の広島は守備に注目しても面白い気がします。


サガン鳥栖(J2 2位)
 昨シーズンは、J2参入13シーズン目にして念願のJ1昇格。「J2オリジナル10」最後のJ1昇格となり、シーズンを追うごとに、J1昇格が夢から目標に、目標から現実のものに近づくにつれて観客動員数とエネルギーを増し続けていったベストアメニティスタジアムはテレビで見ていても相当幸せな空気に満ちていて、見ていて羨ましさすら覚えたほどでした。
 補強はCBに高さがあってJ1を知るキム・クナン、小林を、中盤にJ1での経験を経て戻ってきた高橋、船谷と、これまたJ1を知る水沼、國吉を獲得。また、昨シーズン藤田とのボランチコンビでチームを支えた岡本のレンタル延長と、J2トップスコアラーである豊田の完全移籍も実現と、やれることはやりきったと見ていいでしょう。しかし、昨年の主力級でJ1経験者は木谷、豊田ぐらいで、そこに今オフの補強でやれることをやりきってなお…という戦力値であることを否定することはできません。豊田に次ぐJ1でも計算できるストライカーの獲得がなされなかったことも不安ですし、J2屈指の組織力を誇っていた守備も、そのままJ1でと考えるのはいささか早計で、序盤戦に何か1つでも「J1でやれる!」という手ごたえをつかめないようだと、ズルズルいってしまいかねないのかなと。ただ、鳥栖に限って言えば、例えJ1での挑戦が1年で終わったとしてもそれが失敗だとは思わないですし、もしいろんな困難を跳ね除けて残留を手にすることができたなら、それは09年に山形が残留を果たした時と同じかそれ以上の快挙と言っていいはず。文字通り失うものが何も無い中で、鳥栖がどういうシーズンを送るのか。外野としては結果度外視で追いかけてみたいと思っています。


 これらを踏まえて、最後に順位予想。これはもう、笑うなりけなすなり、何なりと(笑)

1位 名古屋
2位 柏
3位 鹿島

      • -

4位 C大阪
5位 FC東京
6位 G大阪
7位 横浜FM

      • -

8位 新潟
9位 仙台
10位 浦和
11位 広島
12位 神戸

      • -

13位 磐田
14位 大宮
15位 清水
16位 川崎
17位 鳥栖
18位 札幌

 優勝争いは上位3チームまで。ACL圏内争いはその3チーム+7位横浜FMまで。賞金圏内争いはその7チーム+12位神戸まで。残留争いは残る6チーム。ざっくり言うとそんな見立てです。合わせてJ2も簡単に。

1位 京都
2位 徳島
3位 千葉
4位 甲府

      • -

5位 北九州
6位 東京V
7位 福岡
8位 草津
9位 水戸
10位 山形
11位 栃木

      • -

12位 熊本
13位 横浜FC
14位 大分
15位 愛媛
16位 富山
17位 湘南
18位 岡山
19位 松本山雅
20位 町田
21位 鳥取
22位 岐阜

 自動昇格となる2位以内を狙えそうなのが4位甲府まで。京都は若手主体への方針転換がものの見事に成功し、天皇杯準優勝という結果も残しました。加藤、森下、中村太らの移籍は地味に痛手ですが、長沢、倉貫、バヤリッツァ、原で十分に補填。ユースからの昇格組も久保は別格として原川が既に頭角を現すなどさすがなところを見せていて、躍動感のあるサッカーでJ2を引っ張ってくれそう。徳島も柿谷、島村、倉貫、佐藤、ペ・スンジンと主力が去りましたが、宮崎、太田、鈴木、上里、花井、那須川、大久保、福元、青山、ジオゴと他チームが羨むほどの補強に成功。美濃部監督の後任に小林監督を招聘できたのも大きな成果で、昨年の悔しさを晴らすことが出きる陣容が整いましたね。千葉は田中、山口、佐藤、荒田、兵頭とJ1レベルの選手を補強。木山監督に代わって一から作り直しているため、シーズン序盤は苦戦する試合があるかもしれませんが、年間を通せば自動昇格しなければ失敗とも言える陣容で、今年こそは期待してもいいのかなと。甲府は城福監督を招聘し、甲府らしい攻撃的なサッカーへと原点回帰する1年。移籍収支はマイナスな印象で、城福監督のスタイルが馴染むのに時間がかかる可能性も否定できませんが、J2では十分威張れる顔ぶれは揃っていて、上位争いは必至でしょう。
 今年からスタートする昇格プレーオフ圏内の6位には、上記4チーム+11位水戸までの7チームと予想。北九州はこだわりにこだわって若手ばかりを補強。これがいい方向に転がり、三浦監督の繋ぐスタイルがさらに浸透すれば、昨シーズンにも劣らないインパクトを残せそう。福岡は移籍収支マイナスで一からの出直しですが、早めにセンターラインが固まって、前田監督の漢気が浸透すれば6位以内の争いには十分食い込めるかと。東京Vは河野、菊岡の攻撃2枚看板が揃って移籍し、FWも平繁、市川、井上、平本、マラニョンとほぼ全放出。FWにはジョジマール、アレックス、ユースから南、SHには西、鈴木、ユースから杉本と戦えるメンバーは獲得しましたが、果たしてこの入れ替えがどちらに転ぶのか。ボランチ、CBの層の薄さも気にはなります。草津は昨シーズン終盤を好調で終え、古林、アレックスの移籍は痛手も遠藤、保崎、キム・ソンヨンで補填はできたかなと。ヘベルチがストライカーとして存在感を見せ、熊林、松下のダブルボランチが揃ってフル稼働できれば面白いかと。水戸は遠藤、保崎、小池、常盤とえっ!?という放出をしましたが、輪湖、市川、三島、橋本とJ1経験者を獲得することに成功。柱谷イズムを叩き込まれた若手が揃う中盤と、酸いも甘いも噛み分けた吉原、鈴木隆がいるFWはある程度計算できるため、輪湖、市川が額面通り活躍し、塩谷、尾本、加藤と組む4バックがガッチリ決まればダークホースになれそう。山形は長谷川、大久保、佐藤とJ2降格による放出を最小限に食い止められた印象。補強も最小限ながらピンポイントにできたように見え、奥野新監督のサッカーを早々にチームが噛み砕ければ、6位以内は十分に圏内でしょう。栃木はロボ、チェ・クンシク、水沼、大久保、那須川、渡部と痛すぎる主力放出。菊岡、荒堀ら獲得のメンバーは悪くなく、パウリーニョが早めに戻ってきて松田監督らしい組織力が見られれば…とは思いますが、ちょっと苦しいようにも映ります。
 以下は簡単に。熊本は一にも二にも点を取れるか。横浜FCはここに予想しておきながらいい意味で外れる予感もあり。序盤から走れれば突き抜けまでありそう。大分は悪くないサッカーをしながら勝ちきれないと予想。愛媛は齋藤を引き留めきれず。堅守速攻でどこまで。富山は3年計画の2年目。選手の入れ替えもJ2の中では最も少なく、今年は10位前後までいければ成功のシーズン。のープレッシャーでどこまで。湘南は債務超過に陥ったことが公表され、主力級を一斉放出。監督も替わり、今年は再建に向けて耐えるシーズンになりそう。岡山も大分同様見どころのあるサッカーをしながら、結局このぐらいの順位というイメージ。アンデルソンや川又が爆発すれば面白いけど…。松本山雅、町田の昇格2チームは、ひとまずJFL降格の可能性が発生する21、22位にならなければ成功でしょう。鳥取コスタリカ人2選手がハマるかどうか。補強面で大きな上積みがない分、そこがハマらなければこの順位でしょう。岐阜は心機一転どこまでいけるか。何にしても、昇格プレーオフはそうとうアツい試合になること間違いなし。シンプルに外野から愉悦に浸れれば(趣味悪い


 いやー、こうやって書いて、自分なりにおぼろげなイメージを湧かせた途端、開幕がものすごく待ち遠しくなっちゃいました。今年もJを、心の底から楽しもうぜ!