続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

共同通信杯

◎ 04.ストローハット
○ 11.エネアド
▲ 09.コスモオオゾラ
△ 08.スピルバーグ


 共同通信杯は昨日のクイーンC同様ダートの血が大きなポイントとなり、近年の好走馬を見ても父Smart Strikeゴールドアリュールフジキセキシンボリクリスエスネオユニヴァースと「芝でも走れるダートリーディング種牡馬」が居並ぶ結果になっています。母父で見ても、ここ3年の勝ち馬の母父はフレンチデピュティ、アフリート、カコイーシーズと見事にダート血統ばかり。その上で、クイーンCとは違って直線上がりの勝負になりやすく(といっても、昨日は決着がまさかの33秒台でしたが(苦笑))、すでに速い脚を使えている実績のある馬を上位に取りたいところ。
 そこから本命はストローハット。父フジキセキは上でも挙げた通りダートリーディング上位の種牡馬で、かつすでにこのレースで好走馬を出しており、母父Starboroughはヌレイエフ系の種牡馬で、こちらもダート要素を持っている血統。新馬戦は3着に敗れましたが、当時勝ったベストディールはその後京成杯に勝利し、この馬を含めた2〜5着馬は全て500万下で連対するなどレベルの高いメンバーだったので全く悲観することはないですし、2走前は今回と同舞台で34秒1の上がりを使って快勝。前走は前を捕まえられず、後ろからも差されての3着でしたが、久々でやや太めだったことを考えれば問題なし。血統的には距離短縮は絶対プラスですし、クウィリーJもこれだけの馬を与えられれば追って伸ばせる腕はあるので(乗り馬の質が悪いよねぇ、なぜか)、インでじっくり脚を溜めて直線でグイッと伸びてくる姿に期待します。
 対抗エネアド新馬戦のレースぶりが大物そのもの。勿論、新潟でどスロー、かつ直線追い風だった点は考慮すべきですが、それでも上がり32秒台でラストから2ハロン目が10秒1という脚を並の馬が出せるはずはなく、それを証明するかのように当時僅差だった2着馬はすでに500万下勝ち、3着馬も500万下で連対するなど力を発揮しています。で、この馬はその後3連敗と揮いませんが、東スポ杯2歳Sでは道悪、ラジオNIKKEI杯2歳Sは遠征と距離延長、前走も超道悪と力を発揮する舞台に立ててないだけ。今回は上がりの脚が出る舞台に替わりますし、父ディープインパクト×母父French Deputyという血統構成はストローハットとほぼ同じに評価したいくらいこのレースに向いている印象。差し合いになれば上の人気2頭に全く見劣りしないと思いますね。3番手コスモオオゾラは一転して前でしぶとい脚を使って粘れると見ている馬。というのも、昨年はそれまで中途半端しか使っていなかった人気馬ダノンバラードベルシャザールが飛んだ席に4コーナー1,2番手だったユニバーサルバンク、ディープサウンドが座っていて、一昨年も勝ち馬ハンソデバンドは4コーナー2番手と前付けしていた馬と毎年1頭は前が残る傾向がある中、ともすれば楽にハナすら奪えそうなメンバー構成の中で中山2000mを積極的な競馬で押し切った持続力は馬鹿にできないでしょう。東京でしっかりと34秒台前半の脚を使えている裏付けもありますし、そろそろ目を覚ましてきた春のリファール(母父ダンシングブレーヴ)を持つのも穴の臭いプンプンです。
 人気のディープブリランテゴールドシップはともに最速でも34秒9の上がりしか使えておらず、血統的にもこのレースに必要なダート要素が見当たらず。また、ともにクラシックには賞金が足りており、仕上げも8割程度だとすれば、連対できなくても全く驚けません。で、人気とのバランスを考えればここは消しの一手でしょう。その代わり、ストローハットに前走先着しており、ディープ×ミスプロ系で血統構成も○なスピルバーグを加えた馬連ボックスで勝負。押さえでスピルバーグを除いた(オッズ的な問題)ワイドボックスを。


 買い目  馬連ボックス 04,08,09,11 各200円
       ワイドボックス 04,09,11 各100円