続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

クイーンC

◎ 03.エクセラントカーヴ
○ 09.ヴィルシーナ
▲ 01.ハイリリー
△ 06.モエレフルール
△ 08.オメガハートランド
△ 10.ミッドサマーフェア


 クイーンCはここ3年「サンデー系×米国ダート血統」という組み合わせの馬がよく走っており、馬券圏内9頭中5頭が該当。サンデー系が持つ芝的な切れ味と米国ダート血統の持つ持続力が上手く組み合わさっているタイプが強い、いかにも冬の芝重賞というイメージでしょうか。加えて、ここ2年はトニービンの血を持つ馬が2頭ずつ馬券になっており、消耗戦への強さもキーファクターとなりそう。
 そこから本命はエクセラントカーヴ。父ダイワメジャー×母父A.P. Indyというこのレースで理想的な血統構成を持ち、きょうだいにフローラルカーヴインディアナポリスなどがいる、2,3歳の若い時期から成績を残せる仕上がり早の血筋。前走の新馬戦は、ゲートが開くまではかなり幼いところを見せていましたが、いざゲートが開くと幾分掛かり気味ながら内ラチでしっかりと鞍上の指示に従って脚を溜め、直線で大外へ持ち出されると肩ムチ1発でスッと反応し、あとはほとんど追わないまま差し切るという、ダイワメジャー産駒らしからぬキレを見せた好パフォーマンスでした。で、ご存知の通りダイワメジャー産駒は坂のある中山・阪神で成績を上げ、実際この東京開催もここまで芝は[0-0-2-7]と散々なので東京替わりはどうなの?という疑問があると思いますが、このレースは展開問わず速い上がりの勝負になりづらく、それによりラップ構成が似るのか中山で好走して来た馬がそのまま走るレースなので対応可能。また、先週の傾向がそのまま活きるなら内を回ってこれる馬が断然有利で、鞍上はガルボを鬼のムチ連打で勝利に導いた石橋脩J。同じイメージで乗ってくれれば、2週連続の重賞好走は十分と見ます。
 対抗は今2,3歳限定重賞で逆らってはいけないディープインパクト産駒のヴィルシーナ。母父Machiavellianで血統構成も○だし、牡馬混合の中距離戦を先行して押し切れるスタミナはこのレース向きで、上がりの脚も遅いわけではないので、ちょっと逆らえないかなと。3番手ハイリリーはもう1つのキーファクターであるトニービンの血を母父に持ち、父はマイルに強いアグネスタキオン。こちらも前走は牡馬混合の中距離戦で先行し、その前向きさを持ちながらきっちりイン差しできれば、今の馬場ならスルスルッというシーンがあっていいのかなと。押さえはダート型サンデー系のゴールドヘイロー産駒で東京・中山ともに走るモエレフルールアグネスタキオン産駒で前走フェアリーSの4着は位置取りの差だけだったオメガハートランド、戦ってきた相手が非常に骨っぽく、クラスが上がることで逆に燃えるタイプが多いタニノギムレット産駒のミッドサマーフェアまで。イチオクノホシは今の馬場ならよほど差しに有利なレース展開にならなければ辛い枠と脚質で、人気とのバランスを考えれば消しに回った方がいいと判断しました。


 買い目 3連複F 03−01,09−01,06,08,09,10 各100円