続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

中山金杯

◎ 08.エーシンジーライン
○ 05.アドマイヤコスモス
▲ 06.コスモファントム
△ 12.フェデラリスト
△ 13.エクスペディション
△ 15.ネオサクセス


 かつてはスタミナ型サンデー(アドマイヤベガ産駒が3年連続連対、それ以外でもステイゴールドマンハッタンカフェスペシャルウィーク産駒が5人気以下で3着)や欧州中距離型(ホワイトマズル産駒が勝利、パラダイスクリーク、オペラハウス産駒が10人気以下で馬券圏内)を持つ馬が目立つレースでしたが、昨年はうって変わって父米国ダート系のコスモファントム(父Stephen Got Even)、キョウエイストーム(父スウェプトオーバーボード)のワンツー。これが特例なのか、それとも今後の狙いになるのかはまだ何とも言えないところではありますが、しかし、ここ2年は開催が進んでも馬場がさほど悪くならず、内を通った先行馬が粘れる展開となっていることを鑑みれば、内を通って脚を持続させられるダート血統が結果を残し始めてもいいのかなと。
 そこから本命はエーシンジーライン。父Giant's Causeway×母父Danzig×母母父Mr.Prospectorという米国ゴリゴリの血統ですが、そんな字面よろしく内回りの中距離で逃げ・先行してしぶとく粘るレースが身上。本質的には直線平坦向きだとは思いますが、2走前には阪神内回り2000mの阪神チャレンジCで番手の競馬をして2着と好走していて、こなせる素地は十分。前走は出入りがあるラップのレースで逃げ馬が早々に潰れたてしまい、4コーナーで標的になってしまう厳しい競馬ながらバッタリ止まることなく粘れていたので前向きに評価していいと思いますし、今回は敢然とマイペースのハナを主張できるメンバー構成。そのままスイスイと逃げ粘る、3年前のミヤビランベリのような形になる公算は高いと見ます。
 対抗アドマイヤコスモスは新潟での3勝から広いコース向きと見る方もいるでしょうけど、ここ3走のレースぶりからはむしろ小回りで、4コーナー自分から動いてそのまま捻じ伏せるレースが合っている印象もあり、地方から通じて8連勝での重賞連覇は十分可能でしょう。3番手コスモファントムは冬の小回りなら絶対に評価を下げられない馬。トップハンデと大野Jが中山にいるにもかかわらず丹内Jに乗り替わる点が気になって3番手にしましたが、こちらも凡走はあまり考えづらいですね。押さえは中山2戦2勝で父ミスプロ系のフェデラリスト、父ステイゴールド×母父Lyphardとかつての狙うべき(今でも狙いが立つであろう)血統を兼ね備えたエクスペディション、前走の勝ちっぷりが鮮やかで、スローでもズバッとさせるネオサクセスまで。


 買い目  3連複F 08−05,06−05,06,12,13,15 各100円