続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

秋華賞

◎ 06.ピュアブリーゼ
○ 12.ホエールキャプチャ
▲ 04.アヴェンチュラ
△ 01.キョウワジャンヌ
△ 02.リヴァーレ
△ 08.デルマドゥルガー
△ 13.アカンサス


 昨日の京都芝は雨の影響もあって終始道悪で行われましたが、しかしマイル戦で行われた牝馬限定の1000万下で1分46秒0、2200mで行われた1000万下が2分11秒7と時計の落ちが全く見られず、今日も朝一発表は重馬場ですが、今日の京都は終日晴れ予報で幾らか馬場も回復すると見れば、高速タイムでの決着となることがほぼ確実と言っていいでしょう。また、内回り2000mという舞台設定上、やはり中団・後方から脚を溜めて差したい馬よりは、前々でもしぶとく脚を残せる馬を上位に取りたいところ。
 その2つを兼ね備えたのがピュアブリーゼかなと。オークスは良馬場発表って絶対嘘やろ!というくらい直前になって大雨が降った中、しかしこの馬が後続に対して「来れるもんなら来てみやがれ」といわんばかりの澱みないペースで逃げを打ち、それでいてラスト5ハロンを60秒0、ラスト3ハロンを35秒3でまとめ、僅差の2着と好走しました。この馬は父Monsun×母父Peintre Celebre×母母父Beringという並びのドイツ血統馬ですが、ドイツ血統は高速決着となったジャパンCを制したランド、究極の上がり勝負となったダービーを制したエイシンフラッシュ、そして、記憶に新しいところではかつてないレベルの時計勝負となった凱旋門賞でものすごい瞬発力を見せて勝利したデインドリームと、とにかく時計勝負になったときに強さを発揮します。道悪についてはオークスで強烈に実績を証明済みですし、前走は休み明け、テン乗り代打騎乗、ハナをたたかれてハミを噛みっ放しと敗因ははっきりしているので度外視可能。メモリアルイヤーには好きに行かせて「2番手ながら実質逃げ」という道中、そこから早めに進出する競馬で34秒台の上がりに収まるような時計勝負に持っていければ、あっと驚く逃げ切り勝ちがあっていいのかなと。
 対抗はホエールキャプチャ。まあ、いまさら特に言うこともないんですが、ローズSは上手くゲートを出て番手追走から内をソツなく立ち回るというこれ以上ない予行練習ができました。中間もずっと栗東に滞在していたようですが、最終追いはさほど強く追われない中でも51秒4、ラスト12秒0という素晴らしい時計で坂路を駆け上がっており、それでも残るゲートの不安や、飛びが大きい分内回りってどうよ?という点があるのでこの馬「だけ」の頭固定はちょっとリスクが大きいと思いますが、大崩れは全く考えづらいところです。3番手はアヴェンチュラ。長期休養明けとなった函館、札幌での2戦があまりにも好内容。特にクイーンCは、カウアイレーンが作った澱みないペース&平坦でラストもあまりラップが落ちないという秋華賞で求められる要素が詰まったレースでしたが、そこを掲示板組の中では一番前のポジションで道中進み、直線では一旦後ろの馬に出られながら差し返すという素晴らしい内容でした。まあ、その「他馬がバテても自分はバテない」というレース振りがあまりにもジャングルポケット産駒らしく、逆に高速決着になって前がバテきらない中でどこまで脚を伸ばせるの?という疑問がどうしても自分の中で解消できなかったので3番手としましたが(実際グレイソヴリン系を持つ馬は3着までが多い)、この枠を最大限活かす競馬ができれば突き抜けるシーンがあってもいいのかなと。
 勝ち負けは上記3頭だと思いますが、何か1頭崩れてそこに突っ込んでくるとすれば…という見立てで挙げたいのが△4頭。いずれも母父がミスプロ系で、かつキョウワジャンヌは母母父Nijinskyリヴァーレは父キングヘイローデルマドゥルガーは母母父リアルシャダイアカンサスは母母父Lyphardといずれも欧州スタミナ要素を合わせ持っており、高速決着馬場で有効となる「脚を持続させる力」を秘めた血統となっています。特にデルマドゥルガーは父リンカーンで重馬場にも強そうですし、栗東滞在でいい調教もできているようで面白い1頭だと思いますけどね。
 馬券は印上位3頭を1、2着に置いた3連単と、ピュアブリーゼから△へのワイドを。実はワイドの方に色気があるのは内緒だよ!


 買い目 3連単F 04,06,12→04,06,12→01,02,04,06,08,12,13 各100円
       ワイド 06−01,02,08,13 各500円