続々々・メガネのつぶやき

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『キングオブコント2010』3代目王者にキングオブコメディ ニュース−ORICON STYLE−

 ゆるーく見ておりました、キングオブコント2010。結論から言えば、キングオブコメディの優勝は納得です。
 そもそも、コント(Conte)という言葉を某辞典で引くと

1:短編小説。時に機知に富み、ひねりを利かせた作品
2:笑いを誘う寸劇

 と2つの意味が出てきます。で、別に通ぶるつもりは全くないんですが、今のテレビ界における「コント」は、2の方だと思うんです。爆笑オンエアバトルなり、(終わっちゃいましたけど)エンタの神様なり、レッドカーペットなり、たまにやる特番なり、ある程度尺が短い時間の中でなるべくたくさんの笑い(1つだけの場合もありますがw)を詰め込んでお茶の間にお届けする、みたいな。もちろん、それが悪いだなんて言うつもりはありません。自分もそういった番組でケラケ笑って楽しんでいますし。しかし、ニュアンス論で申し訳ないですし、楽しみ方は人それぞれであるという前提を書いておいた上で、「キングオブコント」と仰々しく銘打ち、ダウンタウン司会のゴールデン番組で、優勝者に1000万円という賞金(とその後一定期間の露出増)が与えられる一大コンテストにおいては、そういった一バラエティ番組で見せるような「寸劇」程度のネタで来られると腹が立つ…とまでは言いませんが、なんかガッカリしてしまう自分がいるんですよね。M−1のネタ(設定)はある程度ベタでもいい(ベタがいい)と思うんですけど、キングオブコントのネタ(設定)はやはり一ひねりも二ひねりも欲しいと思ってしまうんですよ。上の意味で言えば1のように「機知に富む、ひねりが利いた」ネタを求めてしまうんですよ。
 そういう意味で、今大会で一番ガッカリしたのがジャルジャルでして。1本目はどういうジェスチャーが出るかという点はともかく、「次はゲップだな」「次はあくびだな」と先が読める単調な展開でしたし、2本目のオバハン一本槍のネタは、ガッカリを通り越してそれこそ腹が立ちました。「果たして、そのネタが本気で高得点取れると思っているのか?」ってな具合に。しかも、得点が890点台と来たもんで。まあ、キングオブコントにおける得点の出方は全く傾向がないし読めないところがあるのでとやかく言うべきではないかもしれませんけど、しずるの2本目に700点台をつけるなら*1ジャルジャルにも同様の評価が必要でしょう。審査員の芸人にどれほどの意図があったか知る由もありませんが、そこで甘やかしてもジャルジャルのためになんかならんよ!と、一人怒ってました(苦笑) あ、でも相方のほうが厳しくて、4分の間1つも笑ってなかったです。かお、ピクリとも動いてなかったです(苦笑) 劇場でのネタやら、コントライブでのネタがどれほどのものなのか全く見たことがないまま暴言垂れますけど、この程度の発想力で「浪速のコント師」と煽られてもなぁ…と冷める自分がいますよ(…煽ってるのはテレビ局か)。同様にちょっと残念でした…寄りのコンビがエレキコミックとロッチ。エレキコミックは密かに期待していたんですけど、ともに700点台。これはこれでテレビ的にはオイシかったかもしれませんが、やっぱり設定の古さやひねりの甘さが目に付いてしまったなぁと。これだけで言えば、準決勝でもっと爆笑とったところなかったん?と聞きたくなりました。ロッチもやや期待はずれ。1本目はまだ良かったと思いますが、2本目は結果的にひねりなくじゃれ合うだけで終わっちゃいましたから。
 ラバーガール、TKO、しずるは可もなく不可もなく、まあ普通に笑いました。ラバーガールはなんだかM−1におけるPOISON GIRL BANDを思い出させるような淡々、飄々としたコントで、いかにも賞レース向きではないなぁと思いつつも、茶でも啜りながらダラダラと見ていたいなぁと思いました(笑) TKOは1本目で今更葬式かよ!とズッコケたんですが、2本目は嫌いじゃないです。しずるの1本目はシナリオ一本槍でしたけど、それでもショートショートを読んでいるかのような流れのある、ひねりのある構成だったと思うので、これは好きです。良かったと思います。だからこそ、2本目それしかなかったか?と反動でウルトラがっかりしたわけですが。
 さて、最後になりましたが、1、2位について。キングオブコメディの優勝は、冒頭に書いたとおり納得です。特に1本目は、点数としては900点ちょっとしか出ませんでしたが、過去3大会の全作品の中で(全部仔細に覚えているわけではありませんが)一番面白かったなぁと。設定としてはよくある誘拐のシチュエーションでしたが、大袈裟に言えば社会風刺であったり、頻繁な立場の入れ替わりであったり、今野のキャラクターの活かし方であったり、さまざまな要素がギュッと詰まった素晴らしいコントだったと思います。2本目はレッドカーペットなどで見たことがあるようなネタを膨らませたもので、1本目より点数が高かったのは他のコンビとの相対的なものもあると思いますが、まあでも普通に大笑いしてました。でも、高橋緊張しすぎだろ〜。最初から3つ目の台詞ぐらいまで、口回ってなかったぞ(笑) ピースは逆に点数どおりで、1本目より2本目で大爆笑。個人的にピースは「今年1年俳優業で…」と煽られていたしずるの2人より演技力は断然上だと思っていて、実際2本目は設定の勝利な部分もありますけど、「静の又吉・動の綾部」というキャラクターにばっちり嵌ったことで、お客さんのこの日イチの爆笑をさらっていたかと。この2位も納得ですね。


 まとめとして、競馬風(2000m戦)に個人的順位をつければ、

1位 キングオブコメディ  1分58秒2
2位 ピース  1/2馬身
3位 しずる  3馬身
4位 ラバーガール  1馬身
5位 TKO  アタマ
6位 ロッチ  1・3/4馬身
7位 ジャルジャル  3馬身
8位 エレキコミック  大差

 という感じです。この馬連だと…20倍はつきますかね?(どうでもいい締め方でスイマセン)

*1:結果的に対して盛り上がらなかったし、パンティ一本槍という、自身の1本目やジャルジャルの2本目と構成が被っていた部分はあったから、これはこれで正当な点数だと思います