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続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

ぶらり、ブラサカでも

その他サッカー

 だいぶ間が空きましたが、先週の日曜日は味スタへ天皇杯2回戦を見に行く前に、埼玉県狭山市で行われたブラインドサッカー関東リーグ第1節を見に行っておりました。炎天下の中、ハシゴしてました。まあ、その前日に「群馬県前橋市高円宮杯)→神奈川県横浜市(代表戦)」というハシゴをしている方がいたので、それに比べれば屁でもないんですがね。
 で、ブラサカに関しては日本代表からいきなり入ったミーハー野郎でして、事前に各クラブについては一応調べてみました。結果、漠然ながら「Avanzare(今年5月の日本選手権優勝)たまハッサーズ(同3位)が頭1つ抜けていて、そこをT.Wings(同4位)が追いかけ、Warriors(同9位)と山梨キッカーズ(「YKプリティキッカーズ」という連合チームで出場して5位)がどこまで迫れるか?」という実力図であると見立て、これを頭に入れて当日の試合を迎えました。以下、敬称略で失礼します。


 取り急ぎ、この日行われた結果はこちらのとおりです。35度に迫らんとする猛暑の中、(20分ハーフ、前後半1回ずつ給水タイムありの)2試合をこなした選手の皆様、大変お疲れ様でした。
 細かく。第1試合 Avanzare4−0T.Wings。AvanzareにはGK安部、FP落合、T.WingsにはFP加藤、寺西と去る世界選手権日本代表メンバーがいまして、まださほど知識のない私はやはりそういった選手にばかり目が向いてしまうんですが、この試合で最も目立っていたのはそんな代表勢ではなく、AvanzareのFW26番の選手。「タケ」と呼ばれていた気がするので、おそらく田村ではないかと思いますが、後半だけで4得点の大暴れ。空間認知や状況把握、あるいはドリブル時の細かいタッチ、テクニックの部分では代表選手との差を多少なりとも感じはしましたが、自分のテリトリーにボールが来た際の瞬間的な動きであったりゴールへ迫る時の勢いであったり、シュートの種類であったり精度であったり、とにかく「ストライカー然」としたそのプレーぶりは目を見張るものがあったかと。4点目はさほどプレッシャーがなかったとはいえ、横パスをダイレクトで合わせてのスーパーゴールでしたからね。世界選手権ではノーゴールに終わったことも踏まえて言えば、こういうタイプの選手がもっと出てきて欲しいなと思いました。
 その他でこの試合印象に残ったのが、Avanzareの近藤(背番号控えるの忘れたw)。味方からは「ガリバー」と呼ばれているとおり、デカいんです。テクニックや戦術眼はいくらでも教えられますけど、身体が大きいってのはスポーツにおいてはそれだけで素質になり得るわけで。世界選手権でもイングランド戦はフィジカルの差(体格の差)に苦しんだ部分が実際にあって、そういった選手とある程度伍して戦えるタイプが1人でもいればまた違った結果が出たかもしれないわけで。これから歴史を重ね、多くの方がこのスポーツに触れるであろう(触れてほしい)中で、早い、デカい、強い、しぶとい等々いろんなタイプの選手が出てきてくれたら嬉しいなぁと、見ていてぼんやり感じました。
 T.Wingsは前半から今一つ攻守に連動性がなく、どちらかと言えば耐える展開に。隙あらばゴールを…という心意気は見えましたが、最後は力ずくで押し切られてしまった感も。この暑さで守備に追われるのはやはり相当きついんでしょうし、攻撃で期待された加藤もややキレを欠いたように見えたのはちょっと残念でしたかね。ただ、葭原さん(敬称略って書いたけど、葭原さんだけはさん付けしないと何だか申し訳ない気がw)は年齢を感じさせずにハッスルハッスルしてたなぁ。その元気、分けてください!なぐらい(笑)


 第2試合 たまハッサーズ3−0山梨キッカーズ。ハッサーズはGK佐藤、FP田中、黒田と世界選手権に選出された選手が3人いて、こちらも注目のチーム。一方のキッカーズは他チームと違ってスポンサード入りのユニフォーム*1を着用していて、他チームもこういった企業支援を受けられるようになるといいなぁ、などと思いながらキックオフ。
 試合はハッキリと「ハッサーズが攻め、キッカーズが守る」展開に。素人目にも実力差は歴然としていて、いつスコアが動いてもおかしくなかったんですが、キッカーズのGK(スーパーいいガタイしてましたw)とDF2枚が何とか、何とか、何とか耐え続け、前半はスコアレスで折り返します。しかし後半から投入された黒田が一気に試合を動かします。ドリブルのキレやフェイントのタイミング、そのスピード感はさすが代表選手!と改めて唸らされるもので、前半はGKの前に並んで立って、侵入してくる攻撃陣を「捕まえる」守備ができていたキッカーズDF2人が、後半はそのキレのあるドリブルを捕まえることができず、(言い方は失礼かもしれませんが)明後日の方向を見て守備していたシーンが何度かあったほど(つまりは、どこに黒田がいるのか追いつけていない)。当然抜けてフリーになり、あとはシュートの雨あられをGKに降らせて結果的には後半だけでハットトリック。エースがきっちり仕事をしてハッサーズが白星発進となりました。
 ハッサーズはこの日1試合だけなのでまだ全貌は掴めませんでしたが、第一印象としては「やっぱりAvanzareと高いレベルでいい勝負だな」という感じでした。その戦いが第何節に組まれるか分かりませんが、これはできれば見逃したくないなと。あと、もし次回以降生で見に行かれる方がいたら注目してほしいのが、ベンチにいる黒田さん。日本代表強化部委員であり、ハッサーズのコーチであり、選手・黒田の奥様であるお方ですが、まあよく声が出まして。その「熱い」コーチングは一見(一聴?)の価値ありですよ。キッカーズは攻守完全分業型の2−2スタイルで何とか活路を見出したかったところですが、攻撃の選手がうまくボールを前に運べず。守備はしぶとく、しつこくやれていたので、攻撃にどこまで迫力を出せるか、でしょうかね。


 第3試合 T.Wings1−1Warriors。T.Wingはこの日2試合目。おそらくこの時間(キックオフ14時)が暑さのピークで、運動量がどこまで保てるかが注目。一方のWarriorsはこのリーグ戦に参加している5チームの中で唯一チームサイトを持っていなかったため事前情報が全くなく、まっさらな目線で見ていました。
 T.Wingsは引き続き葭原さんがハッスルし(しかし、さすがに徐々に足が止まって、後半はDFとしてプレーしてました)、第1試合はやや精彩を欠いたように見えた加藤もだいぶフィーリングが合っていたかな?という立ち上がり。一方のWarriorsには世界選手権代表のFP佐々木がいて、チーム全体も攻守のバランスが取れているなぁという印象の立ち上がりでした。その中で試合を動かしたのは加藤。この日は第1試合から持ち味である鋭いドリブルがやや影を潜めていて、得点シーンでもちょっとドリブル詰まりそうだなぁ?と思っていたその刹那、ゴールまではおよそ15mぐらいあったと思いますが、鋭く振り抜いた左足から放たれた強烈なシュートがゴールネットを揺らし、T.Wingsが先制します。しかし、お返しをしたのは佐々木。あT.Wings守備陣3枚が相手でしたが左右に揺さぶりながら隙をうかがい、タイミングよく縦へ進み突破してシュート。これがポストやらGKの背中やらに当たりながら最後はコロコロとゴールに転がり込んで同点に追いつきます。このあと試合はまさに一進一退の展開になり、お互い際どいシーンを何度も作りますが、ゴールネットは揺らせずタイムアップ。引き分けに終わりました。
 T.Wingsは2試合通して「明らかにここが足りない」というほどの解れは見えなかったように思いますが、結果は1分け1敗。苦しいスタートとなりました。ただ、葭原さんや加藤を中心とした攻撃は非常に迫力があったので、守備陣が踏ん張りを見せて噛み合ってくれば、というところでしょうか?Warriorsは上でも書いたとおり、攻守のバランスの良さはこの日の5チーム中一番だったかなぁと。ただし、実力が上と見られる(あくまで私目線)Avanzareやハッサーズ相手に同じぐらいやれるかは全くの未知数なので、次節のハッサーズ戦がどのような結果になるかは注目したいですね。見れないけど(涙) なお、この試合一番の目玉シーンは、後半のオーラスにT.Wings寺西がいい形でボールを持ってゴールを目指すもタイムアップのホイッスルが吹かれてしまい、「おい、もう1プレーやらせてくれよ〜!」と明らかに誰にも聞こえるぐらいの声量でアピールしていたシーンでした(笑)


 第4試合 Avanzare6−0山梨キッカーズ。ただ一言、「Avanzare、容赦なし」という試合でした。細かい内容は…割愛で。何故か?正解は、中の人がこの時間帯完全に集中を失っていたからです。すいません。だって、暑かったんだもん。ほぼずっと立ち見だったんだもん。…ハイ、完全に言い訳です。


 というしまりのない終わり方になってしまい申し訳ありませんが、全4試合、堪能させていただきました。拙い文章なので、どこまで魅力が伝わったか定かではありませんが、まあ1つ言えることは、「百聞は一見にしかず」ってこと。別にブラサカに限った話じゃないですけど、ブラサカは特にこの言葉が当てはまるスポーツだなぁと思っていまして。
 というのも、この日の会場であるフットサルポイント SALU狭山はコートが4面あって、隣のコートでは健常者のフットサル大会が行われていたんですが、そこに参加していた選手の多くが、自分たちの試合の合間にブラサカが行われていたコート傍に来ては、試合や世界選手権の写真を見ていたんです。中にはNHKやこの間のめざましテレビでの特集でブラサカの存在を知っていた人はいたようですが、やはり来る人ほぼ全員がプレーをしているところを見るのが初めてっぽく、多くの方がまずプレーを見てふと湧いた疑問(主にルールやボールのことが多かったかな?)を事務局の方やサポーターの方に聞いて、そしてまたプレーを見て感嘆の声を上げる、ということが繰り返しその場で起こっていました。この光景を見て、やっぱり目が見えない人が見える人ばりにボールを巧みに扱って、ポジションを移動して、サッカーをやっているということそのものに驚きを覚えない人はいないと改めて思いましたし(自分がサッカーをやっている(やっていた)人ならなおさらそう思うはず)、そうやって一度目にしたことで更なる興味が湧いて、継続してこのスポーツを追いかけようと思う人って必ずいると思うんです。そういった人をいかに増やせるかというのは、強化とは違った側面の、このスポーツをより広いものにしていくための大きな課題なのかなと率直に思いますし(マイナースポーツと呼ばれてしまうもの全てに当てはまることですけどね)、僭越ながら、その目線で事務局の方々に何をしてほしいのか−例えば、この試合についてもスコアだけではなく得点者の名前を載せれば、次の試合を見に行こうと思った際に「あぁ、この選手が注目だな」とか、派生して「この選手をどう抑えるか、その選手が見たいな」といった見方の提示に繋がるはず−、あるいは自分が一ファンとしてそこにどれだけ寄与できるのか、いろいろ考えを巡らす1日にもなりました。
 あ、これから初めて見る!という方は、是非フラットな気持ちでお越しください。まずは楽しまないとね、何事も。

*1:胸が武田消毒、背中が健志堂(整骨院らしい)、パンツがAiDでした。