続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

Jリーグディビジョン1 第21節 神戸0−0東京 雑感

 まあ、傍から(第三者的に)見れば「凡戦」の一言で片付けてしまっていいのかなと。互いに守備の意識が高く、しかしその守備を崩せるだけの意図のあるパスや意図を感じる攻撃が少なく、そもそも「そんなことしてたら、点取れませんわな」という単純な(残念な)ミスも散見され、お互い得点の気配があった時間帯は90分のうち5分あったかなかったか。神戸が「使われる側」、東京は「使う側」の選手が足りなかったなというのが正直なところ。21試合を終えて勝ち点21、つまり、1試合平均の勝ち点が1。その数字が示すとおりの結果と内容だったと思います。
 しかし、個人的には前節・広島戦の雑感で、

何か一つでも改善されていることを願うばかり。とにかく攻撃にフォーカスして「3点取られても4点取る」ための準備をするのか、あるいは「つまらないと言われても構わないので絶対失点ゼロに抑える」ための準備をするのか、あるいはメンタル面にフォーカスして準備をするのか、その判断はどれでも構いません。とにかく「どっちつかず」という状況だけは避けつつ、頭をクリアにしてトレーニングしてほしいと思います。

 と書かせてもらっていまして、その目線で見れば、

我々は今どうしても勝ち点3が欲しい状況ですが、一番大事なことはチーム全員が失点をしない・自分たちで穴を開けないように、チーム一丸となってスタートすること。それは我々が得点を取っても、たとえ失点をしたとしても、後半が始まった時やピンチを迎えた後に常にそこからスタートしようと。今、我々の置かれている状況は勝ち点ゼロは絶対に許されないので、そこから入りました。それを選手はやってくれたと思いますし、前向きに捉えたいと思います。

 という城福監督の試合後コメントと、そこから俯瞰しての試合内容については、満足ではないですけど、納得はしています。もちろん、試行錯誤の苦悩はまだ端々にうかがえますし、相変わらず用兵起用については文句がありますけど(徳永ボランチとか、大竹早目の交代とか、草民もっと使おうぜ!とか)、それでもようやくリスタートできる位置まで戻ってきた(底を打った、とも言えるかな?)という気にはさせてくれたので。
 次はナビスコ・清水戦。ホームで相手より調整期間が1日多い有利な状況下での試合ではありますが、やってるサッカーの質だけ見れば、こちらが大きいことを言えるはずもないことは重々分かっています。しかし、リーグ戦での停滞を打破するために、タイトルを得るために、自分たちの手で様々な苦しみから解放されるために、是が非でも勝ちが欲しい試合です。「出来たことをしっかりと捉えながら、自信を持って次のピッチに立つ」−そう会見を締めくくった監督以下、コーチ・スタッフ・選手たちがそういった姿を味スタで見せてくれることを、今はただただ願うばかりです。