続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

10−11 その5 プレミアリーグ第2節 ウィガン−チェルシー

 開幕戦は明暗くっきり分かれた両チーム。ホームで連続してやられる姿を見せるわけにはいかないウィガンが、チェルシー相手にどのようなサッカーを見せたのか。8/21のゲームです。
ウィガン 0−6 チェルシー
得点:34分 F・マルダ(チェルシー
     48、52分 N・アネルカチェルシー
     78、89分 S・カルー(チェルシー
     93分 Y・ベナユン
MOM:D・ドログバ

ゴールこそなかったものの、3アシストと黒子に徹した。右腕にまだプレートがあり、数週間前に鼠けい部の手術をしたとは思えないパフォーマンスで、開幕戦のハットトリックと合わせて今シーズンも「厄介」であることをアピールした。


 立ち上がりはウィガンがペースをつかみました。正直、ブラックプールに0−4と大敗したのを見て、もっと何もできないのかと思っていたんですが、チーム全体のポゼッションの意識が高く、チェルシー相手でも闇雲にロングボールを入れることはせずに丁寧に崩そうとするところは好感が持てましたし、ロダジェガ、ボセーリ、エンゾグビアの3トップはDFラインを脅かしていました。また、守備も比較的高い位置からプレスをかけ、トーマス、ディアメあたりがフィジカルの強さを生かして奪いきるシーンもちらほらあって、言い過ぎではなく互角かそれ以上の試合はできていたと思います。しかし、昨シーズンのチーム得点王であるロダジェガをサイドで使ったことで、いい崩しを見せても中に人がいない(足りない)というシーンも散見され、「このままチャンスを活かせずにいると怖い」という印象も受けていました。
 それが現実となったのが34分。オーバーラップしたA・コールにタイミングよくパスが出て、ひとしきりサイドをえぐってからクロス。これをフリーで受けたランパードのシュートを一度はGKカークランドが防ぎますが、そのこぼれ球にマルダが詰めて押し込み、チェルシーが先制します。コールにマッチアップしていたエンゾグビアが転んでしまって、コールをフリーにしたのが痛かったとはいえ、いい流れの中でクロスカウンターを受けてしまったのはもったいない、の一言ですね。とはいえ前半はこのまま0−1で終えることができ、やれていることと直さなければいけないことを整理して後半に臨めれば、まだ分からない試合展開ではありました。


 しかし、後半はチェルシーの強さばかりが目立つ展開になります。まずは48分、ミケルのフィードに反応したアネルカが裏へ抜け出し、カークランドのポジショニングの甘さもありつつ、右足で逆サイドネットへズドン!で0−2。仕切り直してやりたかったウィガンの出鼻を3分でくじくと、その4分後の52分、今度はツェフのロングフィードからマルダがDFラインの裏に抜け出し左からクロス。これをファーサイドドログバが折り返し、中に詰めていたアネルカがDF2枚との競り合いに勝ってヘッドで流し込み0−3。シュンとしたウィガン守備陣に立て直す暇を与えることなく追加点、というよりはとどめを刺しました。その後ウィガンも諦めることなく攻撃を続けますが、ミケル、テリー、アレックスのトライアングルがそれをことごとくはね返し、ツェフを脅かすまでに至りません。そうこうしているうちに攻めたい前線とこれ以上失点は喫したくない後ろとの意思疎通が完全に崩れ、中盤が完全に間延びしてしまいます。これをチェルシー攻撃陣が見逃すはずもなく、78分、89分には途中出場のカルーがともにドログバのアシストからゴールを決め、とどめはこれまた途中出場のP・フェレイラのクロスにベナユンが合わせ、移籍後初ゴールで0−6。というところで試合終了。チェルシーが連勝スタートを決めました。


 チェルシーは2試合連続の6ゴール、加えて、シーズンまたいで5試合連続完封と、強さをまざまざと見せ付けている格好。もちろん大きな補強もなく、熟成路線を取っているのでシーズンインからこれぐらいやれても不思議ないわけですけど、それでもワールドカップで不完全燃焼に終わった国の選手が多く、メンタル面の心配を多少していた私が愚かしいぐらいですよ(苦笑) まあ、2試合とも相手が相手だけに鵜呑みにするわけにはいきませんが、しかし続く3試合も昨シーズンの下位や昇格組が相手で、ここをポンポンポーンと勝って開幕5連勝となれば、さすがにライバルチームに与えるプレッシャーは強いものになるかと。何はともあれ、上々のスタートです。
 ウィガン。攻撃面では、選手の使い方(ポジション、システム)含めてまだまだ改善の余地はありますが、ポテンシャルの高さを垣間見ることはできました。しかし、2試合で10失点という守備が許されるはずはなく、マルティネス監督には急場をしのぐ策が求められるかなと。4−3−3ではちょっと攻撃に寄りすぎているので、4−4−2にしてまずは穴を作らないことを考える、とかどうでしょう?