続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

スポーツナビ|欧州サッカー|ニュース|インテル、王者バルセロナを退け決勝進出=欧州CL

 インテルがミッションコンプリートし、なんと38年ぶり(当時はチャンピオンズカップ)の決勝進出を果たしました。1stレグで3−1というスコアをマークし、この試合は0−1で負けてもいいシチュエーション。であるならば、あれだけ極端に引くことは全くおかしい事ではないし(モッタの退場でさらにやることがはっきりしたのは、終わってみれば怪我の功名でしたね)、「勝つため」ではなく「勝ち上がるため」に最善の策をモウリーニョ監督は尽くした、その1点じゃないでしょうかね?グァルディオラ監督のコメントを見ると、意外なほどに「やることはやった。仕方がない」という、サバサバと言ったら語弊がありますけど、あっさりしている感じを受けますし。
 蛇足。よく、この日のインテルのような(昨年同じ舞台でバルサと対峙したチェルシーもですけど)サッカーを「弱者のサッカー」とか「アンチフットボール」という表現をされる方がいます。もちろん、サッカーに正解はあってないようなものなので、その見方が間違いだとは言いません。しかし、攻め合いというか、もっとフラットに対峙してもそれなりに伍して戦えるレベルのチームがこういう術を取ってくるというのは、「俺たちゃ、守ろうとすれば守れるんだぜ!かかってきな!」という上から目線、言い換えれば、別の意味で「強者のサッカー」とも言えるのではないでしょうか?まあ、これをやられて崩せなかった時の悔しさは城福トーキョーで何度か味わっているので、「グランデ、インテル!」と100%の気持ちで言えるかと問われれば、複雑な部分があることは否定しませんけどね(苦笑)